題材がない。
 それは自分の頭の中の引き出しが乏しいということだろうか。
 悔しい。
 そもそも、文章を書くことは好きなのだが、何を書きたいのか自分でもわかっていないのだからどうしようもない。
 かと言って、誰かにお題を出してもらっても、それもまた想像というか構想が浮かばないのである。
 さて、どうしたものだろうか。
 普通、文章を書くのは、書きたいものがあるから書くのだろう。
 順番が違う。
 書きたいものがないのに、何かを書きたいというのは。
 どういうことだ。
 自分でもそう思うが、今のところ打開策は見つかっていない。
 文章を書こうと思ったきっかけは、中学時代、親友が何の気なしに持ってきたこんな言葉だった。
「リレー小説って面白そうじゃない? やってみようよ!」
 結果、それが楽しくなりすぎて、授業中にも書き進めたのを思い出す。
 それが楽しくてここまで来たのだが、うむ。
 ここにきて、方向性が迷子だ。
 迷子どころか、自分がどこを目指して歩いてきたかさえわかっていないのである。
 こんな自分は、いったいどこへ着地するのだろう。
 それは、自分にさえわからない。
 アレだ、神のみぞ知る、というやつだ。
 了
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