こたつというのは、日本の冬において欠かすことのできない家具である。
もはや、人類の英知と言ってもいい。
半纏を着込んでこたつに潜り込み、その暖かさを堪能しつつ、アイスを食べる。
これぞ冬の至高の過ごし方というものだろう。
時計は夜の九時を指している。
こんな夜更けにアイス。そんな背徳感も、なかなかにいいものではないか。
そんなとりとめのないことを延々とひとり呟いていると、ラインの通知音がした。
親友とも悪友ともつかない、腐れ縁。
「おハロー、元気?」
おハローとは、なかなかに懐かしい挨拶だ。
何年前のゲームだよ。
「興味ないね」
そう返事してやると、画面上に草が生えた。
「そう言わずに。おまえの好きな鍋の材料買ってきたから、今から鍋パしようぜ」
「は? 今からかよ」
「いいだろ、ほら、今から行くからな」
反論むなしく、即座に鳴り響くインターホン。
――いや、早すぎだろ。
「おハロー! 鍋パしようぜ!」
「まったく、今日だけだからな」
「えー、いっけずぅ~」
互いに、理解している。
こんな何の変哲もない日常が、最高に幸せだということを。
了。
じゃあ、こんな感じで配信を終えてみる。
どんな風になっているのか、楽しみである。