はい、実はまだ見てませんでしたガルパン最終章第5話。
さらにまどマギもディガーもディスクロージャー・デイも見てないしもうすぐゴジラも公開されるしで1日に1本のペースではまったく足りません。映画鑑賞はスポーツなので体力を着けなくては。
というわけでようやく見てきましたガルパン最終章5話!
わたくし人形使いも創作を行う者の端くれとしてそれなりに長いこと活動していますが、その中で蛇蝎の如き忌み嫌っているのが「フィクションにおけるリアリティを『現実と同じかどうか』でしか測れない」ということ。唐沢なをき先生が言うところの「リアルめくら」ですね。
これに陥るとそもそもフィクションの楽しみであるはずの「現実離れした要素」を楽しめなくなり、最終的にはフィクションに難癖をつけ続けることが目的化してしまうもの。しかもそういう声はやたらにデカい上に一見正当性を帯びているように感じるのでとてもとても迷惑なもの。
しかるに本作では、そんなくっだらねえリアリティの履き違えをⅣ号戦車の24口径75mm KwK37でふっとばすかのようなトンデモタンクアクションをゲップが出るまで堪能できました。
もう制作陣の「オラッ食らえこれがガルパンと言う名の荒唐無稽(ファンタジー)じゃい!!」という叫びがスクリーンから殴りかかってきて前が見えねえ。
ガルパンもこれまで幾度となく度肝を抜くタンクアクションを見せてきましたが、今回はなんかもう完全に一線を超えちゃった感じですね。こんだけ暴れて転がってふっとばされてたら普通乗員はミンチよりひどいことになると思うんですが……。
ガルパンのタンクアクションにおける主役はもちろん数々の戦車ではありますが、それらを活躍させる舞台である戦場もまた主役であると言えるでしょう。
これまで大洗女子学園はさまざまな戦場で戦ってきましたが、今回の主役たる戦場はこれまでになかった港の倉庫街。
多数のコンテナが積まれた動きが大きく制限される閉所でどんな戦いが繰り広げられるかと思ってたら予想の遥か斜め上を行かれてもはやボーゼンとなるほかありませんでした。そんなレゴブロックじゃないんだからさあ……。
今思えば試合前にアリクイさんチームがプレイしてたバトルシティ的なゲーム、あれってまあいつも通り伏線だったんだなあ。でも現実にやるなよ……。
コンテナに囲まれて動きが取れない状態での敵からの包囲を、文字通り「盤面をひっくり返す」がごとく突破するシーンからの怒涛の展開はまさにガルパンでしか見られないタンクアクションでした。というかこれもう「乗員は特殊なカーボンで保護されているから大丈夫」で済ませられるレベルを遥かに超えてると思うんですけど。
というわけでここでわたくし人形使いは「『特殊なカーボンで保護されている』というのは戦車の話ではなくあの世界の人類はホモ・サピエンスではなくさらに強靭な炭素(カーボン)系生命体である」という説を唱えたいと思います。(焦点の合っていない目)
ティッシュの空き箱みたいな気軽さで吹っ飛ぶコンテナ群の中で繰り広げられるほとんどシュワルツェネッガー映画みたいなヤケクソじみたバトルの中、さらにとんでもない展開が待っているとは見抜けなかった、この海のリハクの目を持ってしても。
うおおおおおーーーー!! ねこにゃーうおおおおおーーーー!!
なんだよそのトム・クルーズみたいなアクションからのメガネoffからのクレーンゲームは。
アリクイさんチームは確かにこれまでフィジカル過剰な描写がありましたが、今回はなんかもう完全に人類の域を逸脱してる感がありますね。ここのアクションは生身なので前述の「ガルパン世界の住人は強靭な肉体を持つ炭素系生命体説」を補強するのと同時に、明らかに1G下の挙動ではないのでそもそもここは地球ではないと思われます。(ぐるぐる目)
ガルパンでは観覧車やらカールグスタフやらのトンデモを散々見てきたのでトンデモには慣れてきたはずなんですが、まあ完全に予想以上のものがお出しされてわたくしもうメロメロです。
クレーンゲームに関してはもうコンテナの時点で気づいてしかるべきでしたが前半部分の包囲突破で完全に認識をふっとばされていてなーんも考えられなくなってたのでもうメロメロです。
順番は前後しますが、前半部分の決勝戦前夜もよかった。
ダー様の引退宣言にも驚きましたが桃ちゃん先輩ーーーーーーーッ!!! がんばってるぞ桃ちゃん先輩ーーーーーッ!!!(滂沱)
最終章の最初こそお飾りの隊長でしたが、ここにきてあの「みんなと優勝したい」宣言よ。もう桃ちゃん先輩は立派な隊長だよ……。
そしてうおおおおおーーーー!! ロズ山ヒプ子うおおおおおーーーー!!
なにを隠そうわたくし人形使いは、実はガルパンは劇場版から入ったんですが、そこからTVシリーズを見てローズヒップが劇場版のみのキャラであることに愕然としたんですよね。
なので今回、ローズヒップが前半部分の多くに登場してる上に後半のタンクアクションでも後輩を率いて大活躍してくれたのが最高でした。あの品の悪いお嬢様言葉とともに爆走するセンチュリオンの勇姿よ。
そしてですね、わたくしの耳が確かならエリカが西住殿のことを「みほさん」って呼んでましたよね? みほ「さん」???
詳しく……説明してください。
私は今、冷静さを欠こうとしています。
……とか思ってるあいだにあっという間にエンディング。この密度がたった56分に詰め込まれているとはとても信じられない。
今回見てきたのは通常版でしたが、次はドルビーアトモスと4DXも見ておきたいですね。
特に4DXはガルパンおじさんがチャーハンの具材みたいにかき混ぜられるらしいので楽しみ。