わたくし人形使いのライブラリにはバラエティ豊かな積みゲーがあるのであらゆるジャンルのゲームがそろっております。
というわけで今日は推理系ゲーム「ステータス確認探偵」をプレイしました!
本作はファンタジー世界を舞台にした殺人事件推理ゲーム。
その最大の特徴は、なんといっても探偵に転職したばかりの主人公・ハイゼには「相手や自分のステータスを開示することができる」という能力があること。
ステータスにはRPGのように相手の名前やスキル、レベルや経験値が表示されており、本作ではこれらを手がかりに事件の真相を暴くのが目的です。
つまり本作は、「現実世界とはまったく異なったロジックでの推理を要求される」という非常に面白いアイデアで構成された推理ゲームなのです。
たとえば、「犯人はたまたま運が良くて誰にも目撃されなかった」「犯人はたまたま運が良くて偶然金庫のダイヤルを開けることができた」といったような現実ではナンセンスな出来事でも、本作では「犯人は運のパラメータがカンストしていた=超人レベルの強運の持ち主だったから」でロジックが通るわけです。逆に言えば、ステータス画面で運のパラメータがカンストしている人物が怪しいという推理が成立するのです。
本作はそれ以外にも、「手に入れたアイテムはインベントリに入れることで見かけ上なくなる」「回復アイテムを使うと効果時間中キャラが光る」といった、ゲームの世界で慣れ親しんだロジックをそのままうまい具合に殺人事件のギミックとして採用しているのです。
また面白いと思ったのが、RPGのレベルアップシステムをそのままストーリー進行と結びつけている点。本作では事件のロジックをひとつ解明する度にレベルアップします。レベルアップすれば新しいスキルや能力が身につくように、本作では探偵としてレベルアップする度に閲覧できるステータスの種類が増えていき、それに従って事件の真相により深く踏み込むことができるようになるわけです。これが実質的にストーリー進行となっているという構造も上手いと思います。
個人的な良ゲー判定基準のひとつとして「ゲームシステムと世界観・ストーリーが融和している」があるんですが、この点に関しては本作は100点満点中の100点満点だと思います。本作はこのゲームシステムでしか成立しないという意味で唯一無二だと言えるでしょう。
二転三転する推理、そして最後に明かされる本作のギミックを最大限に活用した完全に盲点と言える「騙し」には完全にやられました。
推理ゲームに限らず、ストーリーを楽しむ人は予想外のどんでん返しを期待するもの。本作のラストはそんな人に、必ず「騙されたああああああ!!」と叫ばせてくれるであろう傑作です。