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 こないだ購入した「神風帝国」、まずは表面をクリア!
 「残機無制限で自爆特攻が攻略の鍵」というかなり思い切った仕様のSTGですが、なかなか楽しめました。
 最初にプレイしたときは気づかなかったんですが、本作は残機無制限な上にタイムオーバーもないので、なんと前代未聞の「ゲームオーバーがないSTG」になってるんですよね。なのでプレイしていけば必ずクリアできるゲームとなっています。
 タイムアタックなどのゲームモードではなく基本がこの仕様になっている例は、世にSTG数あれど「らじおぞんで」くらいしか思いつきません。自爆特攻も「ヒトガタハッパ」くらいしかないんじゃなかろうか。
 そもSTGというジャンルにはさまざまな側面でハードルが高いというパブリックイメージがつきまとうジャンルです。しかるに本作では、そのハードルを低くするのではなく「ゲームオーバーというハードルそのものを取っ払う」という強引とも言える手段を取ってるんですね。
 この「残機無制限で自爆特攻する」というシステム、うまい具合に調整してあると思います。
 本作のリザルトにはスコア、出撃数、クリアタイムの3項目があります。そのうち出撃数は、少ないほど高評価。なので、ともすれば本作で高評価を得るためには死なないほうがいいとなり、「残機無制限で自爆特攻する」というシステムを使わないほうがいいという矛盾につながってしまうかに思えます。
 しかし、チュートリアルをしっかり読んで本作を最後まで通してプレイして見るとわかるんですが、本作で高評価を得るために最終的に行き着くのは、「自爆特攻するべきタイミングとポイントを見極めること」だとわかります。
 ミスしたあとのリスポーン地点は最後に触れたチェックポイントなんですが、自爆モードに入った状態ではチェックポイントに触れることができません。そのため、変なところでミスると敵がいないところでひとり虚しく散華して、さらにリスポーン地点はステージのはるか後ろでタイムロスという事態になってしまいます。なので、適切な自爆ポイントは必然的にチェックポイントに近いほど有利となります。
 また、本作ではいちど撃破した敵は復活しません。そのため、敵の守備が分厚いところで自爆特攻して陣形に穴を開け、次でその陣形を素早く通過するという戦略が有効となるのです。そう、無駄に散っていい命などない!
 本作は残機無制限でゲームオーバーもないという、一見ヌルゲーに思える仕様になっています。しかしその実、本作は己の誉れのためにもっともふさわしい死に場所を見極めて命捨てがまる、薩摩スピリットあふるるSTGだと言えるでしょう。
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