狂瀾怒濤の前半戦が終わり、45分のカレー休憩に入ります。前半であれだけ盛り上がったのにここからさらに盛り上がる、塚口マサラマティ王国には限界はない!
でも人体には限界があるのでこの時点でもう息が切れてますよ。なんで映画を見に来て息が切れてるの?
そんな疑問を虚空に放っても答えは帰ってこないので大人しくカレーを買いに行きます。
ちなみに休憩中のスクリーンはこんな感じ。
この「紙吹雪で足場が悪くなっていると思いますので、くれぐれもお気を付けください」という普段あまり聞かない注意事項に毎回笑ってしまいます。実際、前半戦終了の時点ですでに通路の段差がまったくわからないくらいに紙吹雪が積もってましたからね。
さて栄養補給ですが、今回もチキンカレーセットとアイスチャイを頼みます。
ナンカレーは普段あんまり食べない食べ物のひとつなので特別感があります。
そういやナンを食べたのもサモサを食べたのもキチンブリトーを食べたのも塚口が初めてなんですよね。なんでこんなに食い物が充実してるんだよこの映画館。さすが食べログに載ってる映画館。
サンサン劇場の食べ物といえばこないだ食べた梅かつお味のポップコーンがあまりにも美味かった。酒のアテにできそう。閑話休題。
そんな感じで前半戦で消費したエネルギーを補充し、後半戦に突入だ!
言うまでもないことですが後半戦はもうクライマックスからのクライマックスからのクライマックスからのクマラからのクライマックスからのクライマックスと言った感じで人類が到底耐えられないレベルのクライマックスをスクリーンから浴びせられるので大変なことになってしまいます。
後半戦は最初から象がドーン! 王がバーン!とアクセル全開なんですが、この冒頭シーンとマサラ上映の相性があまりにも良すぎる。最初からマサラ上映を想定されて作られているとさえ錯覚してしまう。
もうこのシーンを構成するすべての要素がマサラ上映のすべての要素と符合している。言い方を変えるなら、スクリーンの中のすべての要素はスクリーンの外の客席で再現されると言えるかも。
スクリーンの中で撒き散らされるターメリックの粉は色とりどりの紙吹雪で、王を称える民衆の声は歓声で、山車が扉をぶち破る轟音はクラッカーで、シーンを盛り上げる劇伴は鳴り物で再現すうることで、スクリーン内外の境界線が消え去る! 我々はすでにマヒシュマティの民! ここはマヒシュマティ王国!(ぐるぐる目)
と言った感じでもう完全に現実感が消失しまったく別の現実の中に放り込まれっぱなしです。いやでも塚口のマサラ上映だとこうなるんですって。実際、黄金像を立てるシーンでの「バーフバリ……」からの怒涛のバーフバリコール、もう完全にスクリーンと客席がシンクロしてましたからね。あそこのバーフバリコールの一体感にはもはや法悦すら感じます。
そして後半戦といえばクンタラ王国パート。みんな大好きクマラ登場での大歓声たるや! 「バーフバリ」後半戦のコメディパートを一手に引き受けるクマラ、わかりきったことですが愛されまくり。だからこそ終盤での悲劇がより強くなるとも言えますが……ううう……。
ピンダリ襲撃パートはもはや映画鑑賞の枠を超えたアトラクションといった感じであまりにも楽しすぎる。そもそもがこのシーン、アイデア満載かつ大スケールの「バーフバリ」という作品、ひいてはラージャマウリ監督の奇想天外さを象徴するようなアクションシーンなんですが、それに前述したようなマサラ上映の各要素が加わることでとてつもない臨場感を伴うシーンになってるわけですね。塚口のマサラ上映では、「観客」という要素が加わることで映画が進化すると言っても過言でも華厳でもないでしょう。
そこからは再編集による構成変更の力もあってラストまで一気にジェットコースター! カッタッパの語りが終わったらマヒシュマティ王国奪還戦になだれ込むあの高揚感、ここでしか味わえません。
そしてバーフバリvsバラーラデーヴァのラストバトル、肉弾戦なのでクラッカーが映える映える。ちなみにわたくし人形使いはまたもやバーフバリのフライングニードロップのところでクラッカーを使い切ってしまいました。なぜか毎回ここでクラッカーを使い切るんですよね。
ラストバトル、バーフバリの背後に雷雲とともにシヴァ神の姿が浮かび上がるあのシーンでもう城内から命を投げ出す勢いの紙吹雪とクラッカーと歓声と鳴り物が巻き上がる光景はここでしか見られません。もはや塚口サマラが無形文化財に指定されるのも時間の問題と言えるでしょう。
――そして、そこからのエンドロールでのラージャマウリ監督の感謝のメッセージに客席からも「ありがとおおおおお!!!!」の怒号が響くのでした。感謝を忘れない映画館、サンサン劇場。
……といった感じで、今回のマサラ上映も狂乱のうちに終わりました。10年という記念の年でベテランのみなさんも初参加の方も楽しめたマサラ上映になったと思います。
ところでですね、終わり際に戸村支配人が「バーフバリ伝説誕生完全版+バーフバリ王の凱旋完全版+バーフバリエピック」マサラ上映(上映時間約9時間半)という人体の耐久力を考慮しない狂気の企画をほのめかしていたことをここに書き添えておこうと思います。
まさかそんな、って普通は思うでしょ? 塚口はやるぞマジで。