最近日記が遅れがちなのは気圧やら寒暖差さらで自律神経が撹拌されたプリンみたいになってるからです。
 しかしやりたいことはたくさんあるので毎日少しずつひとつずつを念頭においてやっていきましょう。
・再構築される人格 File:5.5(muzzle)
 二次創作には大きく分けて「If」と「Before」と「After」があると思ってるんですが、本作はその中の「After」の作品です。
 表紙でもネタバレ注意の表記があるように、本作は原作最終章である「File.5」終了後のお話。すべての真相が明らかになった後、最終的な黒幕であると言える廻屋渉と如月歩が、ほんとうの意味で最後に残った都市伝説の解体に挑みます。
 わたくし人形使いはもちろん原作はコンプ済みで一連の事件の真相も知っていますが、それでも、否、だからこそというべきか、他の人の解釈を見て初めて気づくところもあるので実に勉強になります。
 例えば、主人公である福来あざみについて。そのネーミングについてはプレイ当時まったくの偶然で読んでいた「こっくりさんと千里眼」でその名前を知った福来友吉氏であることは察していましたが、アザミの花言葉は「報復」、そしてあざみの電話番号が404で始まるという点には気づきませんでした。
 また、本作で提示された謎のひとつである「車椅子の廻屋渉」は「どの時点で」下半身が不自由な状態になったのか?という視点は意外な視点でしたね。自分の中で「車椅子の廻屋渉」が当たり前の姿になっていたのと、あれは「ここから動けません」の理由付け以上のものはないと考えていたので。そして、そこから導き出される結論が「廻屋渉」は「半身不随になったものの一命はとりとめた如月努」として生み出された人格だったというのは意外かつ十分以上の説得力を感じられる解釈でした。
 そしてまた、原作中で大きな意味を持つワードである「グレートリセット」にも、ここぞとばかりに「3人の人格を統合する」という意味を乗せているのが実にうまい。
 創作はしばしば料理に例えられますが、本作は食材の配置と調理が抜群にうまい作品だったという印象です。
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冬コミ新刊レビュー都市伝説解体センター編・その2
初公開日: 2026年02月15日
最終更新日: 2026年02月15日
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