髪の長い青年が書きたい!!
導入メモ
「なんであんたって髪伸ばしてるの?」
 くしで髪をとかす男に尋ねる。
「んー、なんでって言われると」
「短いほうが効率的じゃない。すぐ乾くし、戦闘中も邪魔じゃない?」
 一本結びにした髪を舞い踊らせながら、剣を振るう彼を思い出す。飛び散る汗。魔物を威嚇するような鋭い目つき……いや、今はそこは思い出さんでいい。
「手入れするのが楽しいんだよ」
 彼は容器のポンプを二回押して、さらっとした液体を手のひらに。毛先に浸透させるように手を当てる。
「剣も、髪も、ちゃんと手入れすれば応えてくれる。俺にとって、大事なものだからね」
「ハゲたら洒落にならない顔立ちだものね」
「そういうこと」
 眉を八の字にしながら、彼は笑みを浮かべた。
「後どのくらいかかるの」
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