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まずツイッターに投稿したネタをコピペして残そう。
#青西瓜のショートネタ
異世界転生した俺のスキルは、何を食べても旨いとすごく旨いとしか感じない味オンチというスキル。しかしどんな毒を喰らっても旨いとしか感じないことが分かり、俺は毒沼にしかない薬草の採取をしている。体がずっと旨いし、え、待って、毒沼の黒になってる部分! すごく旨い!
これを膨らませてもいいかもしれない。
今日はそれでいこうかな。
 異世界転生した俺のスキルは、何を食べても「旨い」と「すごく旨い」としか感じない味オンチというスキルだった……いや! 俺過ぎる! 転生前の俺過ぎるんだよなぁ!
 全然無双出来るスキルじゃなかったので、ひっそりと空き家に住み着くと、誰かがそこに訪れた。
 最初、空き家の持ち主だと思って『味だけじゃなくて人生もオンチで申し訳御座いません』と言おうと思ったが、どうやら違ったらしく、
「救世主よ!」
 と始まったので、味オンチってそんな崇められるのか、この世界は、と思った。
 ただ話を聞いていくと、何か全然違って、
「毒沼にしかない薬草の採取をして、我が町を救ってほしい」
 という話で、味オンチが出来る範疇を簡単に越えていた。
 味オンチはバレなければ同棲に向くだけのスキル。
 妙に神々しい、白い布を羽織った男性から懇願されたし、やるかぁ、とはならない。
 俺は一呼吸置いてから、
「多分、何かお告げで来たんでしょうけども、俺、毒沼に強いスキルじゃないです」
「いやでもお告げでは貴方こそ救世主だと!」
 食い下がってくる、めっちゃ食い下がってくる、あれを思い出す。
 俺がラーメン屋で残りのスープをちびちび飲んでいたら、店員にさげられそうになり「まだ飲んでいる! まだ飲んでいるからぁ!」のヤツを思い出す。
 すると急にその白布男性は小瓶から明らかに禍々しい色をした液体を取り出そうとしてきて、俺は直感で『眠らされる!』と思って、その液体を避けようとしたんだけども、白布男性の小瓶の頭にはどうやら霧吹きがついていたみたいで、広範囲に淡く飛び、俺の左手に掛かった刹那、俺の脳内にはとある言葉が浮かんだ。
《《《《《旨い!》》》》》
 俺はバッと白布男性を見ると、白布男性は申し訳無さそうに俯いた。
 いやいや睨んでいるわけじゃない、睨んでいるわけじゃぁないんだ。
「何だ、その旨い液体は……」
 と俺が訪ねると、その白布男性は目を輝かせながら顔をあげ、
「美味しいんですか! この液体が!」
 何かめっちゃ期待感のある面持ちをしてらっしゃる……でもまあ旨いことは旨いので、
「手に当たっただけで旨いけども……」
 と少し自信無さげに言ってしまうと、その白布男性は声を荒らげた。
「これは! 毒沼の毒です! 少量浴びただけでも数分は痺れる毒沼の毒を浴びても旨いだけで済むなんて、やはり救世主だ!」
 コイツ……試し行動をするために、無許可で毒を霧吹いてきたということ? 倫理観がバグっている……いやそれほど切羽詰まっているのかもしれないけどもさ。
 でもまあ言わんとしていることは分かった。確かに俺とは相性良さそうだ、だが、まさか味オンチのスキルにこんな使い方があったなんて。
 いや待てよ、旨いだけで実は体に毒という可能性もある。
 だって二郎系ラーメンとか旨いけども体には毒じゃん。
 そのことを白布男性に伝えると、どうやら白布男性は人間のステータスが見える能力があり、俺は健康体のままと言う。
 いやでも無許可で試し行動してくるヤツのソレを鵜呑みにしてもいいものかと思い、ソイツのお金で健康診断を行なうことにした。
 この世界の健康診断は簡単に魔法でスキャンするだけで、健康かどうか分かるらしく、バリウム飲んで旨いと言っていた俺はもう存在しないらしい。
 結果、健康も健康らしく、もう一回試しに、その小瓶に入っていた毒を身体に浴びてから、もう一回健康診断することにした。
 健康診断を行なう魔法使いからはド変態を見る目で見られたので、全部説明した。これはもう聞いてきたわけじゃないけども、本当に、俺が話したくて全部説明した。
 その結果、味オンチのスキルのところでウケてしまったが、毒沼の薬草のくだりでめっちゃ応援してくれた。良い魔法使いの若者で良かった。俺も他人事だったら多分ウケると思うから。その味オンチのスキルのくだりは。
 というわけでまたしても健康、むしろより健康になっていると言われたところで、俺は白布男性と共にワープして、その毒沼の前まできた。
 毒沼前にはキャンプというか何かちょっとした施設があり、そこで俺は海パンを買ってもらった。
 白布男性はブーメランパンツを選んでいたので、俺は一般的な、短パン型にしてもらった。俺にブーメランパンツを合わせるのは将来の妻だけだろ、と思いながら。
 白布男性はこの毒沼前のキャンプで待ってくれるらしい。
 俺は毒沼を海パン一丁で進んでいくわけだが、まあ全身が旨い。
 禍々しい、紫色の毒沼、めっちゃ旨い。ちょっと良い香りもしている。ジビエみたいな香り。クセはあるが決して嫌じゃない、むしろ旨い……え、ちょっと待って、この漆黒のような黒い部分、すごく旨い! 絶対一番濃い毒なんだろうけども、ここすごく旨い!
 いや!
 どんな体質ぅぅううううううううううううう!
 そんなことを思いながら、言われた形状の薬草を摘んで、キャンプに戻ると、めっちゃ喜ばれた。
 キャンプにいる全員から拍手されて、俺は人の役に立てて正直嬉しい。
 この白布男性の町に着くと、大歓迎されて、パーティが即座に開かれて、最後に空きアパートの一室をタダで贈呈してくれた。
 それから俺はその毒沼で薬草を採取することが日課になった。相変わらず旨い。
 さらに旨いことがあった。
 それはこの町の一番の美女に惚れられて、今、同棲しているということだ。
 それにしてもなんだ、この美女の手料理は本当に……旨い!(すごく旨いと伝えている)
(了)
まあこんな感じでしょうか。
長さ的にも結構良い感じではないでしょうか。
全然8時じゃないけども。8時に生配信すると言っていて、全然8時じゃないですけども。
ただもう今回はこれで満足したので、辞めます。
どうもありがとうございました。
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伊藤テル(青西瓜)
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