空前にして絶後!
べらぼうにしてでたらめ!
兵庫県尼崎に大気圏外から肉眼で確認できるほどの異常なDTM濃度を確認!
今年のマサラ納めは、人類史上最高レベルのでたらめなこの作品!
やってほしいことはだいたいやってくれるサンサン劇場、2025年最後のマサラ上映は、前回のマサラ上映でほとんど言語道断の盛り上がりを見せた、みんな大好きタローマン。
言うまでもないことですがチケットはもちろん3分完売。わたくし人形使いはもう何回もサンサン劇場のチケット争奪戦に参加していますが、毎回日付が変わった瞬間にリロードしてなかなかページが切り替わらないときにはちょっと死の影がチラつくレベルで動悸がしますね。決して不整脈ではない。
そして次はクラッカーの準備なんですが、これが今回はちょっと失敗。いつもはクラッカーはダイソーで10個入りのものを列で買ってセルフレジにいるおばちゃんに不審な視線を向けられつつ店を出ているわけですが、あいにく今回はクリスマスシーズン。
そのため売り場がクリスマスグッズに圧迫されてクラッカーの数が大幅に減っており、十分な数を確保できませんでした。通販で買おうにも間に合わなかったので今回のクラッカーは30発ほどと控えめになりました。これは次回マサラの反省点としましょう。どうせ塚口のマサラでは大量のクラッカーを消費するので、常に自宅に火薬を確保しておくべし。
さて、今回は14:45と早い時間からだったので早い時間に家を出て一路塚口に。
恒例の待合室なんですが、タローマンに対抗してこれまでのサンサン劇場の狂気の歴史を記した「SUNSUN EXPO」が開催中。
以下がその展示のごく一部。
ここ本当に映画館?(いつもの)
およそ映画館の仕事ではなくてなんかもう笑えてきます。まだ見てない方はぜひともご覧になって唖然としていただきたい。サンサン劇場の謎の一つである段ボール版の作業風景も展示されているので必見です。というかもういっそのこと関西キネマ倶楽部さんに写真集を出してほしい。クラファンで。
待合室には続々と人が集まってきます。今回はコスプレもOKなので続々と「冬コミはまだですけど?」といった感じのクオリティのコスプレの方が多くて待合室がザワついてました。個人的には小さなお子さん扮する未来人の子どもと、前回も耳目を集めていた超絶クオリティの水差し男爵にMVPを差し上げたい。
写真の方は後にいつもの関西キネマ倶楽部さんが写真を上げてくださると思うのでそちらでどうぞ。
また、今回もさまざまな方からお土産をいただき突っ立ってるだけで自動的にリュックがパンパンになっていきます。以下がそのホスピタリティ。
個人的ヒットは赤青メガネですよね。今回来てた小さなお子さんはもはやこのアイテムが何なのか知るまい……。
そんな感じでいつも通り待合室の段階ですでに最終回の熱量なんですがまだ上映時間にすらなっていません。この段階でこれなら上映が始まったらどうなってしまうかは後述。
いよいよ開場時間になったので館内へ。今回の上映前スクリーン映像はこんな感じ。
マサラ上映におけるサンサン劇場のシアター4は現実空間と分離されているので今からここは令和7年ではなく昭和100年です。サンサン劇場のシアター4はマヒシュマティ王国になったり大洗になったり九龍城砦になったり自由自在ですよ。
そしていつも通りシアター後方から戸村支配人が登場……かと思いきや、なんかしれっと藤井亮監督とタローマンとエランを演じた岡村渉氏がいるんですけど。 は? 意味がわからない。意味がわからない。どうしてこの法治国家たる日本でこんな暴挙が許されるの? それはね、ここが塚口サンサン劇場だからだよ。ちなみにチケットは普通に買ったそうな。
これまでも塚口では全体的に内容に言及できない岩波音響監督のトークイベント、突如として虚淵監督が応援上映に参加、「劇場版このすば紅伝説」応援上映で金崎貴臣監督に直通電話といった暴挙に次ぐ暴挙を成し遂げて来ましたが、今回はだいぶ暴挙レベルが上ってきましたね。もちろん場内は爆盛り上がりです。塚口サンサン劇場の辞書にペース配分の文字はない。今日はすっかり冬模様の気温でしたが館内はフル稼働中の原子炉同然の熱量となっています。なおまだ上映は始まっていない。ここ本当に映画館?(2回目)
もちろん監督と主演俳優が来場してこれで済むはずはありません。詳しくは後述。
そして間髪入れずにみんなのアイドル、シネマイスター☆トムこと戸村支配人がサンサン太郎マンとなって登場だ! そしておもむろに餅まきをはじめたぞ! ここ本当に映画館?(3回目)
なんかもうここまで来ると今さら餅まき始められても「まあ塚口だからなあ……」と諦観にも似た納得がありますな。お子さんも喜んでたのでいいよね。
もうこの時点でクライマックスが4回くらい来てますしこのブログももう2000字書いてますがまだ上映始まってないんですよね。なにこれ?
恒例のアンケート、やはり初塚口、初マサラ、初タローマンの方がおられて大歓迎ムードです。あ な た は も う 逃 げ ら れ な い 。
また、以外にも小さなお子さんに人気があるというタローマンのマサラ上映ということでお子さん連れも多く見られたので、ぜひとも一生消えない衝撃をその身に刻みつけていただきたい。
……と、ここまで書いてようやく上映開始ですよ。フルスロットルが早い、そして長い塚口サンサン劇場。
というわけで「タローマン 万博大爆発」、上映開始ッッッ!!
言うまでもないですがまあ盛り上がった盛り上がった。物理的な意味で。床が。紙吹雪で。
いつもの感じとも言えますしいつもの感じとも言えます。うぁぐぐぐぉおあぇ!
いきなり上映終了後の話なんですが、もうくるぶしが埋まるくらい床に紙吹雪が積もってましたからね。
さらにはこれまたいつのものことですが、映画泥棒の段階で参加者全員フルスロットル。初塚口の方があそこで必ず爆笑するのがすごく好き。
そしてすごいのは量だけではありません。塚口マサラの名物である紙吹雪職人の皆さんの冴えに冴え渡った業(わざ)を見よ! まず高さがすごい。シアター4は塚口の4つあるうちの最大のシアターなんですが、その天井近くまで高く高く舞い上がる紙吹雪はもはや重要無形文化財に指定されるのも時間の問題と言えましょう。
あと今回特にすごいと思ったのが2点。まず、みんな大好きエランの登場シーン。あそこでエランカラーである緑の紙吹雪が場内を埋め尽くすのは当然として、いったいどうやったのか紙吹雪がY字型に舞い上がるという光景が。塚口マサラの謎の一つです。どんなテクニックがあるのか。
そしてもう一つは、古のアイテムである赤青メガネのシーン。ここで「RRR」でも見た、左に青、右に赤の紙吹雪が同時に吹き上がる! ここ、周りからも「おおっ!」と驚嘆の声が上がってました。この光景、塚口でしか見られない紙吹雪のワザマエ!
マサラ上映は発声もOKで、本作は歌唱シーンが多くあるので実にマサラ向き。「爆発だッ!タローマン」をはじめとして「なんだこれは!」「僕はしあわせ反対論者」「だからおもしろい」「あなたの期待にこたえない」といった挿入歌をみんなで熱唱しまくり。考えてみれば学校を卒業したら「100人規模での合唱」という行為を行う機会なんてそうそうないですよね。そういった意味でも塚口のマサラは貴重な場であると言えるでしょう。
そして今回のマサラ上映で最高の一体感を得られたのがみんな大好き「社長ーーーーーッッッ!!!」ですよ。マサラ上映では作品ごとにお約束というか「ここでみんなと一緒に叫びたい!」というポイントがあるもの。今回はまさにそこを満足させてくれるマサラ上映でした。みんなで叫びたいよな鷲野社長。
そして言うまでもないことですが水差し男爵の登場シーンでは女性陣からの黄色い声援が目立ってました。やはり女性人気すごいよな水差し男爵。
鳴り物も忘れてはいけません。前述の挿入歌に合わせて鳴り物が場を盛り上げる。戸村支配人はマサラ上映の前説で必ず「マサラ上映は映画鑑賞+α」とおっしゃっています。その「+α」の部分に参加できるのが塚口のマサラ上映。鳴り物によって劇伴と一体化できるんですよね塚口のマサラ上映は。
マサラ上映は、もちろんみんなで盛り上がりながら大好きな映画を鑑賞できるという側面があります。それに加えてこうして鳴り物を鳴らすことで大好きな映画の一部になるという、ここでしかできない経験ができるわけです。これに加えて、劇伴に合わせて鳴り物を鳴らしていると感情移入が進むんですよ。本作は一見トンデモだけが目立ちがちな作品ですが、しっかりと感情に訴えかける作品です。特にでたらめ成分を失ったタローマンが女の子にシーツを掛けてあげるあのシーン、シアター内に静かに響く鈴の音の優しさよ。
クラッカーの魅力は一斉射ですよ。本作は特撮超大作だけあって大迫力のアクションシーンも多数。それに特撮に欠かせない爆発シーンがたくさんあって、それに合わせて紙吹雪とクラッカーが一斉に発動すると、まるでスクリーンと同時にシアター内でも爆発が起きているかのような錯覚が――否! 錯覚ではなくシアター内で実際に爆発が起きていたと断言しよう! 我々はあのタローマンの激闘の場にいた!
このクラッカーを遠慮なしにバカスカ撃てるマサラ上映という環境は、特にアクションが多い映画の臨場感をほとんど現実感と呼べるレベルにまで引き上げていると言っていいでしょう。
……といった感じで、最初から最後までフルスロットルで駆け抜けた大長編タローマンでした。
が! これで終わらないのが塚口。
当然のごとく藤井監督と岡村渉氏が登壇の上で質疑応答タイムがスタートですよ。映画本編でこんだけ盛り上がっておいてさらに盛り上がるのが塚口。みんな明日は布団から起き上がれるのだろうか。
登壇の際に軽やかに舞台に上がる岡村氏に歓声が上がります。これアレですね、バーフバリでアマレンドラが椅子に座るだけでカッコイイのと同じですね。そして岡村氏もサービス精神旺盛な方で、踏み台昇降のごとく舞台に上がってくれます。もちろんそれに合わせて紙吹雪とクラッカーがバンバン巻き上がります。毎回思うんですがみなさんどっからそんな量のクラッカーと紙吹雪を持ち込んでるんですか? 四次元ポケット?
そして質疑応答ではちびっこの「舞台挨拶ではタローマンの動きは打ち合わせしてるんですか?」という無垢な質問に岡村氏がつらつらとウソを並べ立てたり「ノンに消された人はどうなってるんですか?」の質問への藤井監督の「まあ……消えてるんじゃないですかね……」という救いのない回答にみんなで「ああ~……」となったり、なんか岡村氏がしれっとクラッカーの紙テープを身にまとってポーズをキメてたりともうこれだけで別料金とってもおかしくないレベルのアフタートークでした。
というわけで、今回の大長編タローマンマサラ上映、無事に終了しないんだよなこれが。
恒例の写真撮影は両氏も一緒だったのは当然として、なんと両氏がシアター出口で写真を配ってくれるというサプライズに次ぐサプライズが! 常にやりすぎな劇場、サンサン劇場。
……というわけで、人類が1日に摂取できるサプライズの総量を大きく逸脱したサプライズに満ちた、年の終わりにふさわしいマサラ納めでした。物事には限度というものがあると思いますが限度を超越してこそのマサラ上映。岡本太郎もそう言っている。(言っていない)
あ、ちなみに上映終了後に当然のごとくバーフバリマサラを求める民の声が上がりましたが、これについては「やらないワケがない」とのことだったので、マヒシュマティの民の皆さんにおかれましては今から紙吹雪とクラッカーを溜め込んでおくことをおすすめします。
さて、これでこのブログにおける2025年の映画レポもこれがラスト。来年も塚口はもちろんのこと、さまざまな映画館でのさまざまな作品の感想・レポを書いていきますのでお楽しみに。
いやー、映画ってほんといいもんですね。それでは、さよなら、さよなら、さよなら。(パクリ)