同時上演作「テセウスの宇宙船」のネタバレが含まれるので未見の方はご注意ください
いきなり台本と無関係にテセウスとランデブーの比較するんですけど。
二作品の主人公同士の対比を考えた時、テセウスは振り回し系ヒロインでランデブーは振り回され系ヒーロー…かと思うじゃないですか。違うんですよ。ランデブーも実は振り回し系なんですよ。だってサガくんは自らあの状況を意図的に引き起こしてるわけだから
振り回し系振り回されヒーローという新ジャンル。
あと目崎さんがついったーで「どっちを先に見たほうがいいか」という話をされていましたけど、これは私はテセウスのほうが先だと思うんですよ。でも理由がいまいち言語化できないんだよな。
時系列的にテセウスのほうが前、というのは当然ある。でもそれだけじゃない気がする。
テセウスは受け入れられる前の話(そして受け入れるかどうかの話)で、ランデブーは受け入れた後の話だから?
まぁ、「私がテセウスから観たから」、というのもあるとは思うんですが…
テセウスは『彼らが宇宙人かどうか』というのが話の肝じゃないですか。だからあんまり早い段階でバレちゃうと味わいが変わる。
でもランデブーはサガくんが宇宙人(のハーフ)かどうかって、そこまで重大なポイントじゃないんですよね。だから早バレしてもそこまで影響がないと思う。
でもランデブー→テセウスにしちゃうとその宇宙人バレが確実に早まると思うんだよなぁ。そのへんが理由かなぁ。
ランデブー→テセウスはもう私には確認できないものなので実際のところはわからないわけですが。
【1】
・私は私が全肯定型ファンではないと思っているのだけど、気づかない間に全肯定型ファンになっちゃってやしないかと不安になることがありますね、というのが伊丹さんを観ていると頭をよぎる。
・遥さんがすごい顔しているとき、本当にすごい顔をしている。
・ナンパ野郎、奢らされそうになったとき一応一旦ポケットの中身を確認しているの、意外と誠実な人間なんじゃないかという気持ちにさせられる まぁ逃げるんですけど
・なにひとつ恥ずかしがることなく妙に優しい顔で「ヒモです」という言葉が口から出てくるサガくんである
OP
・なして映像がなかったのかが気になっている
・皆さんのアクトがキャラを端的に表していていいですね
・とくに好きなのが忠作さんと津坂さんとサガくん
忠作さん、デハケをトチるのがかわいい
津坂さん、「観察者」の通りめちゃくちゃ他を観察している
そしてサガくんはやはり月面を歩いているね
【2】
・サガくん、犯罪をしてはいけないという常識はあるのに居候先に平気でよく知らない人を連れ込む常識のなさが同居しているのはなんなんだ どのようにしてどんなふうに常識を身につけたんだろうかこの男は
・雫さんがピアスつけるところやっぱいいんだよなぁ…
【3】
・「目を白黒させる」ってこういうときに使うんだなっていうぐらい忠作さん白黒するよねここ
・ちょっとこいや、されて一歩も動かない忠作さんが好き
・ここもなんだけど、いくつか初日と立ち位置変わってるシーンあるよね 遥さんと伊丹さんのやりとり、初日はもう少し左でやってなかった?
【4】
・まーじで雫さんのところにくるまでどんな生活を送っていたんだろうなサガくんは 想像がつかないんだよな
以前はしっかりしてなかったらしいが、いまのこれがしっかりしてるのか?というとなんとも疑問がある 自我がどこにあるんだか怪しいし
でもこのあとのくだりにあるけど、その『以前』ではいまほど他人の欲求に(積極的に)振り回されてはいなかったっぽいんだよな…?
・ここって正確には「店側が大事にはしないでくれた」のではなくて「大事にならないように池橋さん側が処理した」なのだろうか
・サガくんがミホさんに目をつけるくだり、なにか特定の人を探していて『お、ちょうどいい人がいた』となって目をつけたようにも、ただたまたまミホさんに目が向いたようにも見える どっちなんだ、気になる…
・「仕方ないな」のときなんかちょっとやれやれ系になるの面白い
・「なにしようとしてたんですか?」サガくんはわかっててあえて聞いているのだろうか
・ミホさんに話しかけた直後と、何かを奢ってからのこの場面以降でサガくんのキャラが変わってる気がするんですよ。人によって人格を変えるとは言っても、多少チューニングする必要があるのかな、と思っているのだけど
だから誰かに出会った直後は比較的素のサガくんで、少し経つとその人用にチューニングされたサガくんになるのかなって
・サガくんが結局雫さんの要望を聞かずに犯罪行為をしてしまうのは、サガくんのなかでどう処理されているんだろう 欲求に優劣がついているのだろうか あるいは雫さんが実はそこまで本気で拒否していないのだろうか
・サガくんと雫さんの関係性、なーんか「モンストロ・メモリ」を思い出すんですよね。もうMMのほうちゃんとストーリー覚えてないから的はずれなこと言ってるかもだけど
【5】
・最初はこんなにも歓迎ムードな伊丹さんなのに…
・目に見えて曇ってゆく伊丹さんの表情をご覧ください
・伊丹さんが泣きながら喋ってて何言ってるか後半わかんなくなるの好き
【6】
・津坂さんは宇宙人グループの渉外担当みたいな感じなのかな
・ここで二人が言ってる【自由】とはどの範囲の自由のことを指しているのか…
・サガくんの【合わせる・合わせない】はどこまで意識的なものなんだろう 彼の発言からすると、誰彼構わず合わせにいくような自動的な行動ではないようだけど
意識して合わせる・合わせないを決めているとしたら、その判断基準はどこにあるんだろう
・攻撃的な伊丹さんにタジタジになってるサガくんはちょっと素顔っぽい
・『必要なこと』。これは結局なんのために必要だったのか
・ミラーニューロンのくだりはまぁ必然そうなるかとは思うんだけどサガくんの同調を追ってると楽しい
・ここいま気づいたけど回想内回想なのか
・ミホさんとサガくんの犯罪行為。スプレーで落書き→ポイ捨て?→自転車倒し→???→バイクにけつ
自転車倒しの次がなんなのかどうしてもわからん
・ト書きには伊丹さんがいるけど実際いなかった気がするんですよ カットされた要素?
・プラネタリウムでの冒頭のサガくんとミホさんの問答、ちょっとチャットAIとのやりとりっぽい
・「親が住んでいた…ところが」これ、『星』って言いそうになって言い淀んでるのか? いま気づいた
・自分は宇宙人だ!ってサガくんが言い出したところで津坂さんの顔見ておくんだった…見逃した…ついサガくんを見てしまっていた…
・池橋さんの衣装ってもしかして黒子をイメージしている?(急な気づき)
・遥さん、ただ付け回してるだけなら百歩譲って別にいいけど、プラネタリウム不法侵入についてきちゃだめだろう
・ていうか遥さんはなんのためにサガくん付け回してたんだ 好奇心?
・「自分の身を省みないで飛び込むことをしてみたいと思ってしまった」てことはこれまではミホさんレベルの人にここまで付き合うってことはしてこなかったってこと?
【7】
・全員で正座してるのおもろ
・雫さん、どうしてそうなんでも受け入れられるんだあなたは サガくんには遠く及ばないが雫さんも人間が出来すぎている
・まじで二人してなんで雨に降られてたんだろう。掘り下げてほしい
・「詳しく聞きたいな」ミホさんは責められてると思っているだろうがおそらく津坂さんは本当にただ詳しく聞きたいだけだ
【8】
・「さぁ、どうでしょう」これ、遥さんの求めてるものがアレだからあえてなにも言わないんだろうか
【9】
・ミホさん、サガくん、雫さんのなかだったら雫さんが一番お酒が強いんですか?
いやこの三人が全員同等にお酒飲んでたとは限らないけども…雫さん完全にけろっとしてるんだもの…
・頭下げて隠れる津坂さんと池橋さんがちょっとかわいい
・津坂さんにはなんで人間が不要な嘘をつくのか基本的(×根本的)に理解できないんだろうな
・この車内のシーンではサガくんが急に人間を下りて宇宙人側に立つんだよな
というかサガくんの自認ではサガくんは宇宙人と人間とどっち側なんだろう…津坂さんと話しているときは宇宙人側っぽい喋り方をするんだよな
【10】
・伊丹さんはどうやってサガくんの名前を知ったんだ サガくんの能力自体はサガくん別に隠してないから調べようと思えば調べられるだろうけど
・このへんで伊丹さん用のサガくん人格が固まる…というか、サガくんの人格が固まる=伊丹さんの欲求がはっきりしたってことなのかもしかして?
それにしてもなんで熱血キャラ的な感じになるんだ、伊丹さん用人格
・まじでなんで伊丹さんの欲求だけ読めないことに関して伊丹さんはなんら疑問に思う様子がないのだ
・伊丹さんがここから完全に悪役キャラになるわけだけど、そんな彼女さえサガくんの【欲求を叶える相手】リストから外れてないのがこの作品のポイントのひとつだと思う
【11】
・サガくんぐるぐるタイム 人格の切り替えがさくさく入るのでここ結構大変なんじゃないかと思いながら観ている
また伊丹さん用以外の人格にそこまで大きな差があるわけでもないからさぁ…
・サガくんと池橋さんのやりとりの直後、雫さんが来て『やっばぁ』ってなって慌ててどろんする池橋さん
・あれ、池橋さんの衣装モチーフって黒子じゃなくて忍者のほうか!?スカーフなんか巻いてるし!
・「みんなのために」こいつガチでみんなのために全部やってるから恐ろしいんだよな
・サガくんと雫さんの会話のとこいいよなぁ…でも嵐の前の静けさ的な感じもある
・「嘘を聞きたかったの」って言われたサガくんの表情が良かったんだけど早くもおぼろげになってしまった…
・ここの転換、もっと観るものあったような気がするのにミホさんだけ観ちゃってたなぁ…
【12】
・ランデブーもテセウスも、同じ刃物が出てくるシーンで似たような(でも確実に違う)緊張感が走るんだよな
結構メジャーで比較的目にするタイプのカッターだっていうのも緊張感に一役買ってるのかなぁ
・世話をされればされるほど逆に追い詰まっちゃうミホさん愛おしいね
・この男、刺す瞬間にこれっぽっちも躊躇いがないんですよ。痛そうではあるんだけど。こわいね
・池橋さんはなんで救護セット持ってきてるの?サガくんからそうしてくれって要請あったのかな
・雫さんもなんでそこでミホさんを気遣えるのか…
・「ちゃんと刺さりましたよ」じゃないんだよな
【13】
・あんな展開のあとの忠作さん、ちょっと癒やされるようなところある 話してる内容は全然癒やされないが
・サガくんはともかく、なんで伊丹さんはサガくんの腹に夢中になってる遥さんを無視して会話ができるの?
・「わからないぜ!」→「ちょっと違いますね」この残酷さったらないよ 全部説明されちゃうしさ
・まじでほんと、どこからどこまでが計算でどこがそうでないのかまったくわからないんだよな
・私が、サガくんがただの人間じゃないって気付いたのどこだったんだろうなぁ、思い出せない…津坂さんがテセウスのあの宇宙人の一派なのかな、というのはそこそこ早く気づいたような記憶があるから、それに親族と呼ばれているサガくんも宇宙人側なんだろうと思ったのかな
で、プラネタリウムのくだりで『そうか、ハーフか』ってなったような気がする…
(あとついでにその時『親はどれだ!?』とも思った)
・「私は普通に人間です」しょんぼり池橋さん「政府の人間です」気を取り直す池橋さん
・ミホさんが池橋さん完全に持ち上げちゃうの面白すぎる
・最後の池橋さんのセリフ間違いなく削られてるなぁ
【14】
・覚悟っていうか手が出そうな遥さん
・やっぱここの遥さんと忠作さんの会話シーンいいんだよなぁ 劇中で二人が二人だけでいるシーンってそんなに多くないんだけど、でもちゃんとコンビとしての歴史みたいなものがにじみ出てるんだよな、すごい
・津坂さんが座るときにスーツの前ボタン外すのいいよな
・あとやっぱ津坂さんが平坦に笑うのいいんだよなぁ…最高ですよ
・やっぱロキの子なんだろうかなぁ…とにかく知りたいことが多すぎる
【15】
・このシーン、いまさらなにか書くことあります? 良すぎるとしか言いようがないと思いません?
途中でMMの名前ちょっと出したんですけど、この、書かれてない行間を想像で補うしかない感じは「プラスチック・ピノキオ」に似てる気がするんですよね
なにしろ唐木田サガという人間が実態が掴めなくて難しい
どこに軸足があって、どれが彼の本心でどれが本心以外で、そもそも本心なんてあるのかどうかさえ怪しくて、本当によくこの役をやれますね、中田暁良という人は
興味が尽きない…ずっとサガくんのこと考えてしまう
いやサガくんもなんだけど、雫さんも謎が多くてですね、雫さんの話も聞きたい
というかもしかしてなんだけど、サガくんと雫さんの出会い編だけで一個短編書けるんじゃないの?
書いてほしいまじで 知りたいことが多すぎる
あ、ところで台本買ってない人は買ったほうがいいです。あとがきにサガくんに関する結構大事なこと書いてある
とりあえず、配信公演が無い限りは果てランに関する感想はこれで終わりかなー
いや、もしかしたらサガくんについてだけ別途なにか書く可能性はあるけども…
ここまでお読みいただきありがとうございました。大変楽しいお芝居でした。