もう完全に冬といった感じの気候になってきましたが、これまでの令和ちゃんの前科から考えるとなにも信じられない。もはや季節の変わり目すらなくなくなってて自律神経はもうだめです。
・メイドインマリサ(北国もやし製造所)
これだけ広大になってくると、「魔理沙が咲夜さんに拉致られて紅魔館のメイドになる」はもはやひとつのテンプレとなっている東方二次創作。
本作はそんなお約束から始まるお話です。表紙めくってわずか1ページ時点で拉致られメイド服のスピード展開。
各種公式書籍で育ちの良さがにじみ出てる魔理沙ですが、なんだかんだでメイドの仕事をこなしていくしなによりメイド服姿が似合ってて眼福です。
……という魔理沙が本作の表の主役だとすれば、本作の裏の主役は咲夜さんですよね。
そも一次創作二次創作問わず作品のキモは関係性であり、本作は魔理沙と咲夜さんの対照的な関係性のお話。
紅魔館の中でもマイペースで自由奔放な魔理沙に対して、日々の業務を淡々とこなす咲夜さん。
咲夜さんはいつもどおり自分の感情をあまり表に出さないけど、魔理沙に対してある種の羨望と嫉妬があることが明白なんですよね。
作中ではそれを明確にセリフや表情に出しているコマはありません。しかし、行間ならぬコマ間でそれを表現しているし、その羨望は明確にある。だからこそラストページで咲夜さんの行動が変化しているという。「描かずに表現する」って言葉で言うのは簡単ですがそう簡単にできることじゃないですよねこれ。
咲夜さんの魔理沙に対する感情を咲夜さん本人じゃなくて妖精メイドに「魔理沙さんこっちに来ないかな」と言わせることで見せてるという。まさにワザマエ!
そもそもあのガードの硬そうな咲夜さんがあっさり自室への侵入を許して、さらに素をさらしているというのがもう最高に咲マリですよ。でも咲夜さんもう少し自室はきれいにしたほうがいいと思いますよ……。
あとおぜう様が完全に幼稚園児で笑えます。
読み返してて思ったんですが本作のタイトル、これ「メイドになった魔理沙」のほかにも「メイド=咲夜さんがその内面に魔理沙を迎える」という意味もあったりするんだろうかと深読みしてみたり。
今日はここまで。