紅楼夢も無事終わったのでさっそく戦利品レビューを書いていきますよ。今回は大ボリュームの作品が多いので時間がかかるかも。
・えーりん保健室のらくがきちょう(琉脈水系)
 Twitter(頑なにXとは呼ばない)にて見かけてチェックしておいた1冊。
 いわうる学パロなんですが、特徴的なのはタイトル通り「えーりん先生の保健室にある誰でも書き込める自由帳」という体裁となっていること。中身は実際のノートのように罫線があったり、奥付や裏表紙の表記などが手書きになっているなど、そのこだわりは徹底しています。も東方学パロはそれこそ山のようにあると思いますが、こうしたアプローチは非常に新しいと感じました。
 どのページも個性豊かな東方キャラの学園生活の文字通り1ページとなっており生活感を感じられました。また自由帳ということなので複数のキャラが書き込んでいる設定になっているわけですが、その筆跡もきちんと書き分けられており、「このキャラならこういう筆跡だろうな」という説得力があるのがまたすごいし、漢字と平仮名の使い分けも実は相当考えて書かれている気がします。こだわりの一冊ですよ。
 また本作、ゲストページがかなり多めに取ってあります、必然的にさまざまな絵柄のイラストや書き込みでいっぱいになってるんですが、これがまた「たくさんのキャラが1冊の自由帳にみんなで書き込んでいる感」がよく出ていてこの本のコンセプト的に大正解だったと思いますね。ゲストページの印鑑も凝ってて好き。あと製本形式がくるみ製本なのもおそらく狙ってやってると見た。
・文ちゃん奮闘記(砂と星と鯨)
 本作はTwitter(頑なにXとは呼ばない)にて文ちゃんマンガを上げられている鯨井みなと氏の初の同人誌。
 イラストが好きだったので、例大祭にて初サークル参加&初の同人誌が発行されたということで今回の紅楼夢にて入手することに。
 わたくし人形使いにとっての二次創作の魅力、つまりは二次創作を手に取る理由はたくさんありますが、その中のひとつに「書いた人の『好き』を感じたい」というのがあります。作品への好き、キャラへの好き、設定への好き、そうした書いた人それぞれの「好き」を感じたい。
 しかるに本作、もう全ページから「俺は文ちゃんと天狗三人娘が好きで好きで仕方ないんじゃい文句あるやつはかかってこい!!!」と言わんばかりの好きがもはや物理的圧力を伴って顔面パンチしてきます。前が見えねえ。
 この方の描かれるところの文ちゃんの何が好きかってその空回りっぷりが好き。Vtuberを勧められて機材を一通り揃えて配信準備を整えリハまでしたのに恥ずかしさに耐えられず破壊行為に及んでしまうくだり、反芻しまくっています。
 また本作は日常マンガなんですが、この日常あるあるがまた共感できて好き。特に延々とめんどくさい登録手続きをやってて最終的にエラー落ちするところとか実にあるあるでした。
 あと本作における文ちゃん、なんかふしぶしから承認欲求を満たすためにSNSでうっかりやらかしてしまいそうな危うさを醸し出しててハラハラします。
 今日はここまで。
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第21回東方紅楼夢戦利品レビューその1
初公開日: 2025年10月17日
最終更新日: 2025年10月17日
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