なんかまた日中は暑いのに夜間は寒いくらいで晴れてるのか雨なのかわからないような天気だったりで自律神経がフルスイングされてますがみなさんいかがお過ごしでしょうか。わたくし人形使いはカレンダーを見ただけで動悸が止まりません。これが恋?
・可愛いペンギンには旅をさせよ。そして、舌を肥えさせよ。(ドルチェ氏)
SF飯は基本的に味気ないか材料がアレかの2択って感じですが、本作におけるメニューの数々はどれも読んでるだけで腹が減ります。すなわち深夜に読んではいけない。
本作から感じるペンギンイメージは「ペンギンのカラーリングってあからさまにタキシードだよね」。
とあるバーから始まる、旨い魚を求めるペンギンたちの果敢なる挑戦。やはり食は文化を推し進める大きな衝動であると言えるでしょう。
水中でのスリリングな探索シーンの筆致が好きですね。ペンギンにとってもやはり海は危険に満ちている。
ウェアラブル端末「PEN銀」のネーミングも好き。そしてラストのアデリーの嘆きよ。労働はクソ!
・人鳥姫(蒼井どんぐり氏)
SFと言えば水没世界! 世界は水没してなんぼ!
本作から感じるペンギンイメージは「泳ぐ者」。
本作の主人公ユニカは、その大半が水中に没した世界でペンギンに育てられたという一流の遺物探査ダイバーで、「人鳥姫」の異名をとっています。
SFにおいてはしばしば大きく変容した世界がその舞台となりますが、本作ではその変容した世界でダイバーを目指す子どもたちとユニカとの交流が生き生きと描かれています。
大きく変容した世界では当然価値観も大きく変容するわけで、本作では水没した世界で遺物の調査を行うダイバーが職業として非常に人気が高いということを前提として、さまざまな人々のやりとりが描かれています。こういうのは、世界観の説明じゃなくてその世界で生きている人々を描写することが大切というのをまさに体現している一編と言えるでしょう。
今日はここまで。