いよいよ紅楼夢戦利品レビューもこれでラスト。しかし今度は間髪入れずに秋季例大祭戦利品レビューがあるのでなんにも終わってません。あと冬コミ原稿もあるしな。ロマサガばっかやってる自分が悪いんですほんとうにすいません。
・はじめて×はじめて~大事な〇〇を失ったとしても~ はじめて×はじめて~大事な〇〇を捧げ合うまで~(アトリエ・ダルサラーム)
 紅楼夢戦利品レビューの最後を飾るのは、今回お隣になったサークルさんから新刊交換で頂いた小説本です。
 二次創作を読む楽しみはたくさんありますが、そのなかのひとつに「書いてる人の『好き』を読み取るのが楽しい」というのがあります。作品からこのキャラが好き、このカップリングが好きという作者それぞれの「好き」は一次創作二次創作問わず、作品の大きな魅力である読む楽しみだと言えるでしょう。
 しかるに本作は行間から「俺はッ……俺はマリアリが好きなんだよ文句あっかボケェ!!!」という怨念(と書いて「好き」と読む)がにじみ出ていてとてもいい。
 本作のすべての設定、展開、ストーリーなどなどはすべて「マリアリをひたすらイチャコラさせる」という最優先目標のために構成されているのがあからさまにわかるのが笑えます。
 本作は三部作の前編と中編に当たる構成となってるんですが、一連の事件の発端となった「残夢の策略で魔理沙の魔力が失われてしまう」という出来事すらもマリアリがイチャコラする口実になってる気がする。
 これ後編で「一連の事件すべてはアリスが魔理沙とイチャコラしたいがために仕込んだマッチポンプだった」とか言われても納得してしまいそう。
 また、魔理沙好きは全員魔理沙を可哀想な目に遭わせたいと思っていることは周知の事実ですが(要出典)、本作はのっけから魔理沙が奴隷オークションにかけられるシーンから始まるのでニッコリ。そのへんの描写にも明らかに力が入っていてとてもいいと思います。
 また、作者であるタナバンさんとは会場でいろいろお話させていただいたんですが、本作執筆時にアーマード・コア6にドハマリしてしまったそうで、作中の戦闘シーンにはそうしたネタが散りばめられててニヤニヤできました。アマコアネタ意外にも、なんかどっかのソシャゲで見たようなキャラがいたりして小ネタ満載です。
 「~大事な〇〇を失ったとしても~」は前編として一連の事件の発端とマリアリの作戦立案ターン、「~大事な〇〇を捧げ合うまで~」は中編としてバトルシーンメインの大規模戦闘ターンとなっています。二次創作の楽しみのひとつが「原作にない展開や描写」なわけですが、残夢の目論見の裏をかくための幻想郷への侵攻シーンはなかなか圧巻かつ東方的。特に侵攻拠点がメイド喫茶というのは面白かったですね。やってることは戦争なんだけど遊びの雰囲気が色濃いのは大長編ドラえもんっぽさを感じました。
 今日はここまで。
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第20回東方紅楼夢戦利品レビューファイナルスパーク!
初公開日: 2024年11月17日
最終更新日: 2024年11月17日
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