俺は朝から張り切っていた
今日から新学期だ
と言いつつ冬休みが終わったことが少し残念だった
冬休み中は早く学校に行きたくてうずうずしていたけれど実際行くとなると少し気分が下がる
かと言って学校に行きたくないかと聞かれるとそうでもない
友達には会いたいし、、、!
朝ごはんを食べたあと、制服に着替えて家を出た
「おはよ〜」
クラスメイトが挨拶をしてきた
「あ、おはよう」
俺は挨拶を返しながら鞄を机に置いた
今日なんか休んでる人多いな、、まあ今日の授業なんて始業式と提出物集めるだけだしな〜
俺の席は窓から2列目、後ろから2つのところだ
斜め後ろの席にいる友達と話していると、先生が教室に入ってきて、チャイムが鳴った
そのとたんクラス全員が席についた
「皆さん、冬休みはどうでしたか?規則正しい生活、ルールを守って生活できましたか?」
始業式の時の校長みたいなこと言いやがって、、
先生の話を聞いていない生徒もちらほら
「9時ごろになったら始業式を始めます。その前に一つ」
先生が小声で、「入って」というと、教室の前のドアが開いた
転入生か
少し身長の低い男子生徒だ
制服はうちのがっこうのものにもみえたがズボンのベルトが少し違う
「自己紹介は始業式の後に、」
「はい、」
「後ろの席、空いているからそこに座って」
え、俺の斜め後ろじゃん、、、なんか気まずい、、、
「あぁ、、えっと、よろしく?」
とりあえず挨拶してみる
すると転入生は俺をぐるりと見渡しニコニコした顔で
「よろしく!俺は大石癒貴」
と、自己紹介している間に9時を回った
ピンポンパンポン
『これから、始業式を始めます。各クラス先生方、テレビの電源を入れてください。』
と言う放送が入った
多分生徒会長の声だろう
──数分後。
『テレビの準備はよろしいいでしょうか、それではまず、教頭先生からのお話です。』
『皆さん、冬休みはどうでしたか?規則正しい生活、ルール、守れていましたか?』
さっき担任が言ってたことと同じじゃんw
『──これにて表彰伝達を終わります。続いて、校長先生のお話です。』
共闘が20分ほど長々と喋り、続いて校長先生のお話ときた、、頼むから短く終わってくれぇ、、
そんな俺の願いは届かず校長は15分ほど話したところで
「さて、今学期から2年生と3年生に、新しい生徒が入ります。」
あ、転入生──癒貴──のことだ
そう、ここは2年3組
──数分後。
「なぁ、3年の転入生って兄弟?」
「え?あぁ、そうだよ。俺のにいちゃん!」
「そうなんだね、仲良いの?」
「ん〜悪くはないと思うけど、、、」
「そうなんだ、俺、兄弟とかいないからわかんないなぁ、、、」
チャイムが鳴る
授業が始まる合図だ
本当なら今日は提出物を集めるだけなはずなのだが転入性が来たとなれば話はまた別だ
「え〜っと、、、まず、挨拶をしてもらおうかな、大石くん、前に」
先生がそう言うと癒貴は黒板の前へと行き一言
「大石癒貴です。よろしく」
と、
かなりそっけなかった
俺と話している時とは態度が全く違い、俺は戸惑う
そのまま授業──提出物集め──は進み、帰宅だ
転入生がきたこと以外は特に普通だった
俺はいつものように友達と帰っていたのだが、途中で急に癒貴に話しかけられた
「ねぇ、君も帰り道こっちなの?一緒だね!」
正直友達との会話を遮られたのはムカついたが俺はとりあえず
「そ、そうだね」
と、返答した
その後すぐ彼は俺たちの会話を邪魔したことに気がついたのか「あ、ごめんね!」と言って帰って行った
「なぁ、アイツ自己紹介の時とキャラ違いすぎない?」
「俺もそう思う」
どう言うことなのかは全くわからない、、、、
緊張していたのだろうか
どう言うわけか、その後も彼は毎日のように俺に話しかけてきた
でも、他の奴が話しかけるとすぐにそっけない態度になる
どう言うことだ、、?
癒貴が転入してきて1ヶ月が経った頃、突然放課後に呼び出された
「何?話って」
「実はね、僕──」
俺は呆然とした
「は、え、どう言うこと、、?俺と話していたのもそのため?」
「ごめんね、君を騙すようなことをして」
家に帰っても俺はまだ信じられなかった──癒貴が、未来から来たなんて、、、
そんな、ザ・ファンタジー展開 みたいな、、、
漫画でよくあるやつじゃん、、、未来を変えるためにきましたーみたいなやつ、、!
あいつ、「君がどうしても必要なんだ、未来に来てもらいたい」とか言ってたけど、俺が必要って、、、どう言うことだよぉ、、、