昨日に引き続き今日もサンサン劇場へ。そして今日は久々の3本連続視聴!
 そしてこれまた久しぶりに開館1発目で見てきました。
 世間は夏休みシーズンに入っているのか、開館直後のサンサン劇場にはたくさんのちびっこたちが並んでいて微笑ましい気分に。スタッフさんの案内からするとミニオンに並んでいたっぽいですね。
 最新映画も気軽に配信で見られるようになって若い世代の映画館離れも叫ばれるようになっていますが、こうした光景を見るとまだまだ「映画館で映画を見る」という体験は色褪せてはいないということがわかります。
 楽しそうに並んでいるちびっこたちに向けて将来うっかり「未来世紀ブラジル」とか「裸のランチ」とかを見てしまって道を踏み外してねという邪念をひとしきり放射してシアター4へ向かいます。そういや明日からみんな大好き「ソイレント・グリーン」が上映されるからちびっこのみんなはS日本の誇るmottainai精神を学ぶためにも見に行こうね。
 今日の1本目はこれ!
 本作はすでに1回見ていますが、今回塚口では吹替版が上映されるということで見てきました。
 この世に不可分なものは無數にありますが、その中の一つに「ジャッキー・チェンと石丸博也氏」があることは今さら言及するまでもないでしょう。
 wiki情報ですが石丸氏は「2019年には「同じ声優による同一俳優への吹き替え映画の最多数」としてギネス世界記録に認定された」とのこと。アーノルド・シュワルツェネッガー=玄田哲章であるのと同じように、往年のファンにとってもはやジャッキー・チェンは石丸氏の声なんです。ある意味ではこの吹替版こそが本作の完全版であるとさえ言っても過言でも華厳でもない。
 そして今回吹替版を見たのが夏休みシーズンの午前10時というのがまたいい体験になりました。まだまだレンタルビデオも普及しておらず近くに映画館もなかった幼少期、夏休みシーズンに放映されていたさまざまな映画を楽しんでいた頃を思い出せました。
 また、ジャッキー映画といえばやはり日曜洋画劇場ですよ。ジャッキーのアクションと石丸氏の声があれば認識は自動的に小学校の日曜午後に戻ってしまうわけです。
 石丸博也氏は2023年に引退宣言をしていますが、本作の吹き替えのために限定復帰。ずいぶん久しぶりにジャッキーを演じる石丸氏の声を聞きましたが、なんだか久しぶりに小学校の時の先生に会ったような懐かしい気持ちになれました。
 本作はいい意味で令和とは思えない旧き良き時代のカンフーアクションとなっています。それに石丸氏の声が合わさってなんかもう懐かしいやら楽しいやらで泣けてきました。個人的にはノスタルジーという感情は深入りしすぎると後ろ向きになってしまって良くないとも思っていますが、今日ばかりは昔を深く懐かしむことができました。
 しかも今回の吹替版はスタッフロール中のNG集までしっかり吹き替え。スタッフロール中に周りから笑い声やすすり泣きの声がかすかに聞こえてきてなんとも言えない気持ちになりました。
 この世に映画はたくさんありますが、こういう方向性で感動を覚えることができる作品はそうそうないでしょう。
 ありがとうジャッキー・チェン。ありがとう石丸博也氏。ありがとうサンサン劇場。プロジェクトAも上映して。
 そして続けて2本目はこの作品!
 「ライド・オン」公開を記念して開催中のイベント「ジャッキー・チェン4K映画祭」のうちの1本は、ジャッキー映画を語るうえでは絶対に欠かせない伝説的名シーンであるデパートでの地上3階から地下1階、約30メートルを滑り落ちるあのシーンがある「ポリス・ストーリー/香港国際警察」!
 もう冒頭のゴールデン・ハーベストのロゴの時点で変な笑いが腹の底からこみ上げてきます。オタクとしての帰還不能点はいろいろあると思いますが、「何らかのロゴや社名を見ただけで情緒が著しく乱れる」は確実にありますよね。もう戻れない。
 さて本作なんですが、1985年の作品であるのにも関わらずアクションが全然色褪せないのがまあすごい。特に冒頭のバラック地帯に車で突っ込んでいくシーンとか「金かかってるなあ……」と良くないオタクの視点が出てしまいました。
 そして本作の見せ場の一つであり「ライド・オン」にも出ていたバスに傘一本で掴まるシーン。改めて見ると無茶苦茶ですよねこれ……。こんなん生身でやることじゃないだろ……とドン引きしてしまいました。
 子供の頃はストーリーはそっちのけというかあまり理解せずに単純にアクションを楽しんでいましたが、今回改めて「こういうストーリーだったのか……」と理解しました。そしてテーマ曲である「英雄故事」がまた泣かせるんだこれが……。
 本作で印象的だったのは、なにかアクションをするたびにガラスがバリバリ割れるところ。その割れ方も、現代のアクション作品のようにガラスが粉々になって割れるのではなく大きな破片になって割れるという違いがあって、改めて時代の変化を感じました。
 時代の変化といえば携帯電話がトランシーバーみたいにデカイのに笑ってしましました。
 続けて今度はみんな大好き「サイクロンZ」!
 本作はジャッキーだけでなく、サモ・ハン・キンポー、ユン・ピョウといった香港カンフーアクション映画史上に燦然と輝く3人が一同に会した夢の作品。ちなみにwiki情報によれば、本作以降この3人が揃った作品は制作されていないとのこと。
 本作はジャッキーが弁護士役という非常に珍しい役柄で登場します。そのためアクション映画であるとともに法廷劇の側面もあります。この辺、「ライド・オン」の内容にも影響しているような気がしますね。
 そしてジャッキー演じるジャッキー、サモ・ハン演じるウォン、ユン・ピョウ演じるトンの3人が実にキャラが立ってて好き。サモ・ハン・キンポーとユン・ピョウはずいぶん久しぶりにアクションを見ましたが、それぞれに異なったアクションで楽しませてくれます。特にサモ・ハンの重量感のあるアクション、ユン・ピョウの細身の体を活かしたスピード感のあるアクションは今見てもすごい。
 特にラストの工場でのバトルは「狭い場所広い場所、周辺にあるものすべてを利用した環境利用闘法」というジャッキー映画のエッセンスがすべて詰まったシーンでした。
 今日は3本連続でジャッキー映画という日でしたが、すっかり頭の中が日曜洋画劇場になってしまったので今度はコマンドーをですね……。
カット
Latest / 150:25
カットモードOFF