はい、元旦に上げたウルトラ5つの誓いに従って感想をどんどん書いていきますよ。
・忙しい人のためのバロック(時計の番人)
冬コミ戦利品レビューの最初を飾るのは、年々縮小を続けるバロック島の生き残りである時計の番人さん。
もうこの表紙の時点ですでに「勝ち」です。
近年ではサターン版バロックがswitchに移植されたりバロシンがスマホに移植されたりと新規流入者が入ってきてるのでここらで一度バロックをわかりやすく説明しようという一冊です。
創造維持神を空気清浄機扱いはわろた。でも空気清浄機だよなあ……。
マルクト教団の面々は全体的にのんきで日常系4コマの空気すら感じます。作品の端々にクソアニメなアレやちいさくてかわいいソレが見え隠れしてるのが好き。
・Ka:DEN Ka:DENⅡ REMOTE(それがし屋)
本作は厳密には冬コミ戦利品ではなく1日目にスペースに来てくれたしおのりさんから頂いた作品なんですがここで紹介。
うーん実に良質のオリジナルSF作品。
「Ka:DEN」「Ka:DENⅡ」は、荒廃した未来世界で暴走した巨大ルンバを重サイボーグ・グーグルと少女型義体・シリが撃退するお話。
SFはそもそも「誇張された現実」という側面を持つものですが、本作は現実に存在するさまざまな家電製品が姿を変えて登場するのが楽しい。最後のトドメとしてアレクサが衛星軌道上からピンを落とすのが好き。
Ⅱでの敵となるのはもはや懐かしい存在となったAIBO。暴走進化する機械ってロマンだよね。しかも同じ犬つながりでビッグドッグと合体して「絶対に倒れないロボット」になってるのが元ネタをちゃんと活かしてて上手いです。
「REMOTE」はこれ、多分むかーしにtwitterで見たことがある気がする。連続する世界的な疫病の結果、人類は最終的にリモート義体を己の肉体として生活することが当たり前になった世界のお話。
こうしたポストアポカリプス世界を描いたSFのキモは「現実世界とはまったく異なる世界や社会が日常化していることをどれだけしっかり描写できているか」だと思ってるんですが、本作はコマの端々にそうした世界を当たり前として生活している人々の日常が垣間見えるのが好き。また冒頭の疫病の歴史の紹介でしれっと「2023年 バロック熱」とあるのが実に良い。
今日はここまで。