さて、ワンドロワンライ様からお題をお借りしてきます。
どうしよう…(検索中)
「お祭り」にするか「オフショット」にするか…
リアルの時間的には21時ちょうどから開始にしたいと考えています。
ちなみにとらワン様のピクリエ、コアタイム重すぎて入れなかったです(笑)
お祭り…映画部(主に八乙女)の影響でなんでもかんでも祭りにするブームがきている虎於と、年中浮かれポンチのトウマ。とかかなぁ。
ワンライやる時は、大体テーマに沿って言わせたいセリフや書きたいシチュを決めて、その周辺だけを掘り下げて書くスタンスです。
不必要な言葉がどんどん削られて、伝わりやすい日本語、文章を意識できるようになったので、ワンライはすごく勉強になるしスピードアップの筋トレとして最適だと思ってます。(笑)
さて、21時になったので開始です。
よろしくお願いいたします!
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今日は何の日か知ってるか。
脈絡なく話しかけられ、狗丸トウマはスマートフォンをいじる指をピタリと止めた。
最近流行りのなぞなぞでも、豆知識でもない。ŹOOĻの楽屋に御堂虎於が居ると定期的に発生するやり取りである。
「えー…、ポッキーの日はこの前終わっただろ? 今日は祝日でもねえし……」
テーブル越しに見つめられ、端正な顔立ちから放たれる眩い芸能人オーラに目を瞬かせる。
長年芸能界に身を置くトウマからみても、虎於の芸能界で生きるためにあるような整った顔の造形は、何度みても間近での圧力に負けそうになる。
顔が良い。と相対的に評価しているだけで、好みである。とは一度も言っていないのだが、虎於は何故か「トウマは自分の顔が好き」と認識し、ことあるごとにドヤ顔で見つめてくる。
今日も顔の圧で構えと言ってきているのが分かり、トウマは手にしていたスマートフォンをテーブルに伏せた。
「わかんねえ。降参」
「もっとちゃんと考えろよ」
目をキラキラさせて今にも前のめりになりそうな虎於に、トウマは早々に白旗を振ることにした。この表情を浮かべている虎於は機嫌が良いことは確かなのだが、選択肢を間違えると一気に三男坊の拗ねモードに入るため注意が必要なのだ。
「だって間違えたらトラ怒んじゃん」
「別に怒ってなどいない」
むす。と唇を尖らせて反論してくる。その表情がすでに思った通りに構ってもらえずむくれているようにしか見えないのだが、本人は至って真面目に良識ある長男風を吹かせてくるのだから面白い。
この表情を浮かべて甘えてくるのが自分に対してだけだということに、一種の安堵と優越感を覚えてしまっていることは重要な秘匿事項である。
「マジでわかんねーって。教えて、トラ」
肩を竦めて小首を傾げる。脚を開いて座っている椅子に両手をつき、上目使いに虎於を見つめると、仕方ないとでも言うように大袈裟なため息をつき、虎於が身を乗り出してきた。
虎於がトウマのこの仕草や表情に弱いのも織り込み済みだ。
「いいかトウマ。今日は風呂の日だそうだ」
「ふろ…?あー、1(い)1(い)2(ふ)6(ろ)の日ってことか」
「この前、映画部で集まった時に八乙女が言っていた」
映画部。八乙女。
虎於の口から頻繁に聞かれるようになった単語たち。
映画好きがどこかから漏れて、二階堂や千と共に不定期に集まっては映画をみたり、互いが鑑賞した新しい作品のレビューを送りあったりしているらしく、トウマが参加したことのある運動部とは対極に位置する文化的でインドアなグループだ。
三年のファッドと言われ、斜に構えていた頃とは打って変わって先輩たちに可愛がられているメンバーの話を聞くのは、リーダーとしては純粋に嬉しい。けれど。
「今度は何吹き込まれたんだ?」
「人聞きの悪い。本来なら温泉に浸かって宿でゆっくりバカンスと行きたいが、あいにく明日も明後日も仕事だ」
だから、コレを買ってきた。
続けて虎於が差し出してきたのは、みたこともない豪華なパッケージの入浴剤。
「高そー……」
感想の第一声が値段に向いてしまうのは許して欲しい。否、御堂虎於が準備するものは全て超一級品で、庶民からすると白目を剥きそうな値段のものばかりだが、虎於の世界ではそれが当たり前なのだ。トウマもトウマで毎回お決まりのように言及してしまうのは、もはや染み付いてしまったバラエティの天丼精神だとして許してもらいたい。
「最近冷えて来たし、たまにはゆっくり湯船にでも浸かってみないか」
「お互い、最近は特にシャワー族だもんなぁ…」
虎於もトウマも、風呂が嫌いというわけではない。多忙を極めるアイドル業で、日々の汗や汚れをシャワーで流し、睡眠に多くの時間を割くようになっている。特に虎於とそういう関係になってからは、時間を惜しんで肌を重ね、隣にいることが増えたため、シャワーで流すものを流して就寝する生活が続いていた。
「だろ? だから今日は早めに帰って二人で“祭り”をしよう」
マツリ、ね。
これも最近、虎於からよく聞くようになった単語だ。
何かにつけて記念日などかこつけて贈り物をしたがる虎於だったが、映画部で集まり始めてから、祭りという単語をよく使うようになった。
合同ライブで旅を祭りと言ったり、何かにつけてお祭り騒ぎが大好きな日本男子のど真ん中を突っ走る八乙女楽の影響を受けているのは間違いないのだが。
虎於が祭りと言うのが見た目のギャップと相まって、なんとも表現し難く“クる”ものがある。
「ふろで二人で祭りかー。盛大に打ち上げ花火をするってか?」
「狗丸さん、親父くさいですよ」
「ミナ!」
楽屋にちょうど入ってきた巳波から辛辣なコメントが飛び出す。
「お二人で何のお話をしてらしたんですか」
「ああ、風呂の話をな」
「お風呂…私もしばらく浸かってないですね」
風呂、という単語に、巳波も反応を示す。日本人たる物、やはり風呂に対する情熱は誰しもが持ち合わせているということか。
「ほどほどになさってくださいね」
「んえっ…な、何のことだ?」
「ふふ、お風呂のことですよ」
巳波が意味深な一言をのこし、ニコニコと笑みを浮かべたまま着替えのために更衣室に入っていった。
「……で、どうする?」
話の腰を折られた虎於が、咳払いをした後にずいと身を寄せてくる。潜めた声が耳を掠め、夜の気配を漂わせた色にぞくりと背が震えた。
「二人でヤルんだろ? 付き合ってやるよ」
「っはは、さすがはトウマだ。楽しみにしてろよ?」
何かにかこつけて二人だけの記念日が増えていく。特別なことはなくても、二人だけの楽しみを祭りと称して積み重ねていく。
ひとつひとつの大切な“思い出”が、二人だけの宝物になるのだ。
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完成です!!!
ありがとうございました!!!!!!!!!
と、思ったら配信開始できてなかった疑惑…え!!!!!
待って待ってwwwww私の1時間wwwww
プレビュー見て安心してましたわ…やってしまった……
えー…みんな遡って読んで(だめでしょ)
文書メーカーとかに流してついった…えっくすくんに流します。
やばい配信時間3分とかで終わっちゃう。www
よーし、おしまい!ありがとうございました!!!