溜まってる感想をどんどん書いていきますよ。来月はもう紅楼夢だからな……。
・海の皇(折葉坂三番地)
 郭海皇vs紅美鈴という、思いつく人はいても実際に書くのは相当難しいと思われる刃牙×東方のクロスオーバー。
 このサークルさんのクロスオーバー作品は今までもたくさん楽しませてもらってますが、今回のクロスオーバーには驚きました。
 美鈴の昔語りから始まる、百年前の郭海皇との因縁。
 実質的に郭海皇の過去編とも言える前半部分、そして百年の時を超えてぶつかり合う両者を描く後半部分の構成が見事。
 また、東方本編では確定的な情報が一切語られていない美鈴の過去を、「紅」のいち文字から紅灯照、そして義和団に結びつけるというアイデアがまた素晴らしい。
 ですが、個人的に上手いなと思ったのは、美鈴の過去部分と本作の中核である郭海皇との因縁がちゃんと触れ合っているという点。
 クロスオーバーに限ったことではないと思うんですが、力を入れて書いた部分が書いてるうちにいつの間にか作品の中核テーマから外れてしまうのってよくあることだと思うんですよね。しかるに本作では、「クロスオーバー」の名前の通りすべての要素が交差することで物語を成立させているのがすごいと思いました。クロスオーバーってこの辺がしっかりしてないと途端に作品の構造強度が失われてしまうので……。
 後半の怒涛のバトル描写も、刃牙の肉がひしゃげ血が飛び散る大迫力。そしてなにより烈海王の解説&驚きスキルが光るッ!
 しかし本作読み返せば読み返すほど「人間と妖怪の百年を逢瀬」という感じである種のラヴを感じます。
 今日はここまで。
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