anamさんへのエアスケブ
「プロポーズ」(ラハ光(スピネル))
「もたもたしてると手が届かなくなっちゃうわよ」
クルルに言われた一言が頭から離れない。
スピネルは世界中を駆け巡る。
時折、手が届かなくなるのではと不安に駆られる。
恋人同士だと言うのに……
いや、弱気になってどうするグ・ラハ・ティア!
決めたはずだろ、全力で追いかけるって……!
彼女は今無人島を満喫していると聞いた。
覚悟を決めろ。
今日こそ彼女に伝えるんだ。
高鳴る鼓動と小洒落た小箱を抱えながら
彼女の元へと向かった。
つかささんへのエアスケブ
「オールドシャーレアンデート」(ラハ光(スピネル))
講堂で学び、ヌーメノン大書院で復習する。
書物を抱えて寄り道もせず往復するのが私の日常。
だから、大書院へ向かう道を左に逸れて東屋へ向かったのは、ほんの気まぐれ。
遠くから見えた人影に思わず胸が高鳴る。
綺麗な赤毛のミコッテ……賢人のグ・ラハ・ティアさんだ!
周りに人気はなく、話しかけるチャンスだと駆け寄った。
が、すぐに歩みを止めることになった。
静かに振り向いた彼が人差し指を口元で立て、優しい笑顔をこちらに向けたから。
彼は膝元でなびく明るい茶髪を愛しむように撫でていた。隙間から見えるサンセットオレンジが特徴の服は、間違いない。
“英雄……様?え、二人はそういう……?”
慌てて頭を下げて来た道を戻った。
私に突如舞い降りた非日常。
しばらく胸の鼓動は収まりそうになかった。
ていさんへのエアスケブ
「無人島デート」(ラハ光)
タタルから彼女に無人島をプレゼントしたと聞いた。
彼女のことだから自分だけの無人島でも冒険を繰り広げるだろう。
そしてオレはその隣で彼女の勇姿を目に焼き付けるんだ。
そんな淡い期待は彼女に砕かれたのだった。
招待された無人島は開拓が既に済んでいた。
それは、もう、完璧というほどに終わっていた。
嬉しそうに案内する彼女の後ろを複雑な気持ちでついて行くのだった。
まぁ、そんな気持ちも二人きりで温泉に浸かる頃には吹き飛んだけどな。
二人きりの無人島でどう過ごしたかって?
それはオレたちだけの秘密だ。