文章を書く練習もせずにSSに手を付けるアホおる?
どうしようか、ダンジョンものといえば色々あるが現代ダンジョンとか難しいかな?
というか中世なろう系ダンジョンものも短く締めるにゃキツイか……。
ほんじゃ現代ダンジョンものでいこうか。
主人公は男として、まぁ適当にお話を短く完成できるように書いていくか。
じゃあ始めます。
――――こうしてダンジョン太郎は持ち帰った薬でお姫様を救い楽しく暮らしましたとさ、めでたしめでたし。
「ってのはどうだ?」
GPS信号も届かぬ地下世界、東京にある一際大きなダンジョンの深層は薄暗さの中にも発光するコケ類によりある程度の視界が確保されていた。
「言うなればダンジョン太郎ってかい? センスねぇな旦那」
「童話にしても面白くないな、ここはかの文豪に倣い走れメロス的な話にしよう。 お嬢様がセリヌンティウスで私がメロスでお嬢様を救うのだ」
「…………メロスの話勘違いしてませんこと?」
目的の物を手に入れた一行は現在地上を目指して移動中、中層に構えられたセーフティエリアで補給と各種機器の充電を行わなければならない。 戦闘によって大きく移動してしまったのでここから三日掛かる計算だとはじき出された。この計算は探索者に携帯を義務付けられている高性能ジャイロセンサーによって導き出された座標データが基となっている。
(こんな地の文書いてたら終わらねぇな……アニメとかのSSみたいに会話だけでいいか)
「なにっメロスがセリヌンティウスを救う話では無いのか? 走れメロスは」
「お嬢……馬鹿だとは思っていたが」
「帰ったら娘にも聞いてみるぜ。心配になってきた」
「迷宮教育強化の弊害なのですわ……」
こんな軽口を叩きつつも一行に気の緩みは無い、それどころかある種ピリピリした雰囲気すら感じさせるのは先の激戦のせいだろう。 迷宮の鬼との戦闘は苛烈を極め大きな負傷が無いとはいえ一行にとって多大なリソースを支払った。 これにより帰路の安全は十分ではない、深層から中層の最も多種多様な危険が潜むエリアを進むのは神経を擦り減らす。
(すまん説明文につぐ説明文とかマジいらんよな、適当に書いてるとどこまでも説明パートが続いてしまう)
一連の軽口は一行の緊張感をほぐすためのモノで大した意味は無い。
これから一行は道中の安全確保のための物資、術を持たぬまま深層から中層へと移動しなければならない。搦め手の多いこのエリアは熟練探索者でも油断できぬ鬼門、最近深層で活動し始めた一行にはどうしたって緊張で口数が減ろうというもの。 リーダーである男はどうにかしようと無理やりにでも口を動かしていた。
「煩い煩いっ! 探索者に学などいらんのだ! 何が太宰治だ、借金王ではないか!」
「メロスだなんだとか言って教養をひけらかしてきたのはお前だろ……」
「しかも全探索者を敵に回すセリフですね」
「んっ…………旦那、式が攻撃されたみてぇでさ」
年嵩の男の式神は一行の五十メートル先を移動させている。
(SSの姿か?これが……。何故俺はこんなにもポンポンとテンポよく文章が書けないのだろうか、なんか上手い事書こうとして逆にお寒い文になっているのだ。とにかくSSという体裁を守って適当に終わらせねば……そんなにみっちり書きたかったら今度書いてやらぁ!!)
「警戒しろ、物理か?」
「いや、酸だな」
「蟻か粘液ですね、私の防酸外套が無事でしたのでお使いください」
「斬りこむのか?」
「手が無ぇからな」
今日はここまでにしときます。眠い辛い腰痛い。