こんにちは、初めまして、大狼虎太郎と申します。
本日はご来場ご視聴いただき誠にありがとうございます。
本日のライブの内容はこの枠で完結(する予定)の歌詞とそれをモチーフにした小説について考える。でございます。
とりあえず歌詞から製作していきますのでどうぞゆっくりしていってください。
コメント等はしっかり目を通していくつもりですので気軽にお声掛けください。
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冷たい風に胸躍らせて夏の匂いを辿る
黄色の花を目印に僕らは追いかけた あの入道雲の先を
虹の入り口を 飛行機雲の彼方を
君の愚痴を傍ら 駆ける足をそろえて
悲しい物語を終わらせる
夢物語の幕を下ろす
声高々に告げる罪の名前を
覚えた君は瞳の先
青々とした空に映える
美しい死に顔を見れた僕は幸せだ
雨を超える 風を抜ける 雷に立ち向かい 暗雲を抱く
赤い光は僕の進む道の先に
そこには何もない 何もないなぁ
色とりどりの世界に夢轟かせ 色あせない君だけの地球を
色とりどりの思いに旗をなびかせ 変わることの無い君だけの宇宙を
進め その体に埋め込まれた光は 黒を切り開くためのものだから
冷たい風に胸躍らせて夏の匂いを辿る
紫の花を目印に僕らは涙流した あの雪の結晶の端
虹の出口を 小舟の波紋の彼方に
君の愚痴と傍ら 駆ける足はもうなく
楽しい物語を始めよう
夢物語の幕をあげて
声高々に告げる劇の名前を
叶えた君は喝采の先
新緑を模した衣装(ふく)に映える
美しい笑み顔を見れた僕は幸せだ
壁を超える 穴を抜ける 絶望に立ち向かい 奇跡を抱く
橙色の灯は僕の進む道の先に
そこには何もない はずもないなぁ
色とりどりの世界に夢轟かせ 色あせない君だけの地球を
色とりどりの思いに旗をなびかせ 変わることの無い君だけの宇宙を
進め その体に埋め込まれた光は 白を切り開くためのものだから
夢を追う旅人に幸を 奇跡願う若人に光を
虹を 藍を 哀を 愛を ただその望む未来を
色とりどりの世界に夢轟かせ 色あせない君だけの地球を
色とりどりの思いに旗をなびかせ 変わることの無い君だけの宇宙を
進め その体に埋め込まれた光は 色を道を導き出すためのものだから
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーー歌詞終わり(彩)
拝啓 ...様
お元気でしょうか。夏の暑さが強まっていき、少々汗ばむ季節となってきました。
陽の光を浴びながら汗だくになって遊んだあの日が懐かしいです。
あなたと出会ったあの川へ入るにはまだ早いかな。冷たい水をかけあって笑い合って、また来年も遊ぼうねって約束した懐かしいあの日々をまだ覚えているでしょうか。こちらは蝉の声がうるさくなってきました。夏が近づいてきて色んな思い出が思い出されますがどれもどんな場面でもあなたの笑顔があります。また会えたらどんな話をしようか。考えるだけでもワクワクします。
また元気に会えるようにお体には十分お気を付けください。さようなら 敬具
静かに手紙を書き終えて筆を置く。一呼吸おいて顔をあげると半分だけ開けていた窓から少しだけ冷たくてなんだか温かい風が吹き込んできた。
夏は嫌いだ。こんな気持ちになるのはもう嫌なんだ。
僕一人だけの小さな部屋の中で真っ暗な思考がぐるぐると回り出す。こうなったらしばらくは止まらない。書いた手紙をそのままにベッドに飛び込む。あの子がいなくなって10年が経った。
あの日は陽の光がとめどなく降り注ぐよく晴れた日だった。麦わら帽子の似合うあの子は僕の前を走る。自分の背丈ほどもある向日葵に囲まれて彼女の後を必死に追った。新しく買ったばかりで慣れないサンダルでは土の上を走るのは少しだけ難しかった。降り注ぐ日差しは僕の頭から考える力を奪って体中から水分を飛ばしていった。息を切らしながら走る僕の目の前で彼女は立ち止まると僕に向かって声をかけた。なんて言っているか聞き取りにくい。残り少ない体力ではうなずくことしかできない。その時に見えた彼女の顔は嫌ったらしい太陽なんかよりも何十倍も輝いて見えた。彼女が指さすその先にはまるでアニメかドラマかともいえるようなイメージそのままの入道雲とその近くを飛ぶ飛行機がある。ピョンピョン跳ねる彼女は何かに興奮しているように見えた。何に興奮しているのか僕にはわからなかった。
そんな何気ない夏の一幕。
彼女の死に姿は美しかった。神々しい光に照らされて天を仰ぐその姿はまるで聖女。普段はしゃぎまわる彼女には似合わないであろうみすぼらしささえ感じる召し物は崩れ落ちた膝を艶やかに演出し、控えめな胸を美しく際立てる。手の先指の一本まで麗しさを纏わらせる彼女の姿に僕は間違いなく見惚れていた。嫌見たらしいほど鮮やかに映し出された青空に彼女の鮮血が散っていくのを見た。釘付けとはまさにこのことだとも言うように目を離せなくなった僕に彼女はやはり笑顔を見せてくれた。それは彼女を照らす神々しい光も青々しく照る空もいまだかつてない血のコントラスト、その場のどんなものなんかよりも美しく綺麗なものだった。彼女を裁く罪の名が呼ばれ彼女の亡骸は名残惜しくも運ばれていく。その場に残された血を僕は眺めそして目を閉じた。幕が上がると同時に目を開くと彼女の姿があった。深々とお辞儀をする彼女に僕はそしてその場にいるたくさんの人が称賛の拍手を浴びせた。僕は何故か涙を流していた。何故泣いているのか僕にはわからなかった。
そんな何気ない夏の一幕。
彼女はどこにいるのか。僕にはわからなかった。ただ何も言い残さずに僕の目の前から姿を消した。きっとここにいる。そんな予想を立てることは出来るが僕に出来ることは当時は何もなかった。ただひたすらに考えて思いついたことをとりあえず実行する他なかった。彼女を助けたかった。彼女を守りたかった。太陽にも神々しさを与える照明にも何物にも負けない彼女の笑顔を守らなければならなかった。これは夢じゃない。色鮮やかに彩られた僕の世界にある紛れもない現実の一幕だった。手を伸ばしても届きはしない。声を荒げても聞こえはしない。思いを綴っても決して報われはしない。後悔がぐるぐると回り出す。今まで過ごした彼女との日々を思い出す。幸せだったあの頃を。夏の暑さを。入道雲を。輝かしい舞台を。
…汗が流れる。彼女を大切にする思いが大きくなっていき、そして、それが僕の呪いとなる。
ぐるぐると回り出す思い出、それと一緒に目の前に白黒の何かが現れた。それは彼女の腕だった。腕だけだった。
夏は嫌いだ。
ベッドにうずくまる。湧き出る冷や汗と苦しい過去に囚われて行く。彩り色とりどりに色づけられた僕の世界に残ってるのはそんな鮮やかな世界に不自然なほど自然な白と黒だけの愛する彼女。その一部だけ。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーー小説終わり
お疲れさまでした。本日のライブは以上となります。
ライブ時間は約100分でございました。創作成果は歌詞が一つ[彩]とそれを元にした短編(もしくはショートショート)でございます。
本日のご来場ご視聴誠にありがとうございました。
次回のライブもよろしければ。お待ちいたしております。
本日は誠にありがとうございました。
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虎太郎My live
初公開日: 2021年03月01日
最終更新日: 2021年03月01日
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こんにちは、初めまして、大狼虎太郎と申します。
本日はご来場ご視聴いただき誠にありがとうございます。
虎太郎Myliveは原則この枠で完結する創作を行っていきます。
本日のライブの内容はこの枠で完結の歌詞とそれをモチーフにした小説について考える。でございます。
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