「逃げる」
この世には挑戦をしなければならない事がある。
大体こういう時に思い浮かぶ一般的なものとして受験だの恋愛だのとまあ大体中高生が抱きがちな青い春絡みのものが一般的だろうと俺は思う。
でも実際そんな事はなくて。
もっと幼い頃は電車で1駅の所に行くにも大冒険へ挑む心境に違いない。
赤ん坊に至っては自宅の1階から2階に向かうだけでそれはもう新世界に飛ばされたような心境だろう。
ここまでダラダラと語ってきたがつまり何が言いたいのかと言うと、挑戦ってのは困難に立ち向かう事じゃなくて知らない事を知ろうとすることだという事だ。
そういう意味ではこの俺、霊幻新隆の人生は挑戦の連続であるとも言える。
好奇心は強い方だったし本も良く読むほうだった。お陰でいまいち何に使えるか分からないような知識が俺の脳の大半を占めている。マッサージのやり方とかはまだ良い。食パンの袋を留めるアレがバッグ・クロージャーって名前なんて知識何に使うんだ。
ただ俺には知りたいことは多くてもやりたいことは1つも無かった。
ああ、だれか、こんなおれのじんせいに、いみがあるっておもわせてくれよ。