こんにちは、初めまして、大狼虎太郎と申します。
本日はご来場ご視聴いただき誠にありがとうございます。
本日のライブの内容はこの枠で完結(する予定)の歌詞とそれをモチーフにした小説について考える。でございます。
とりあえず歌詞から製作していきますのでどうぞゆっくりしていってください。
コメント等はしっかり目を通していくつもりですので気軽にお声掛けください。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
君には見えているかい?彼方に届く光の筋が
君には聞こえているかい?明日が僕らを呼んでいる声が
めいっぱいに吸い込む朝の空気が 霞んだ世界を色付けていく
冷たい風に体を預けて向かう先は あの虹のふもとへ
まるで弓のように 空へ向かう光の矢を射る
太陽が 輝ける今日を形作る
日々を生きるのに集中して 目の前のものしか見えなくなってる
いくつの命があったって まるで生きた気がしないの
辛くたって むなしくたって 生き抜くしかないのさ
このくそったれで 先の見えない世界を
だから 生きて 生きて 生きて 生きて
見せてやるのさ どこぞの神とやらに
一矢報いたこの矢を 希望と意思の 光の矢を
その矢はきっと いつかの栄光のために
目いっぱいに移りこむ夜の脅威が くすんだ世界を黒く染めていく
冷たい風に背中を預けて向かう先は あの月の照らす先
まるで弓のように 知へ向かう光の矢を射る
星々が 輝ける明日の支度をする
明日を生きるのに集中して 目の前のものさえ見えなくなってる
ひとつの命の限りだって まるで生きた気がしないのさ
辛くたって 苦しくったって 生き抜くしかないのさ
このくそったれで 先の見えない日常を
だから 生きて 生きて 生きて 生きて
食らわせてやるのさ どこぞの神とやらに
一矢報いたこの矢を 決意と意地の 光の矢を
その矢はきっと  いつかの栄光のために
彼方に届く光の筋が 消える
僕らを呼ぶ太陽の声が 消える
暗い 暗い 黒く 深い
弱い 弱い 弱い 弱い
君は手を伸ばすことも ただ一つの弓を引くこともできない
だけど だからこそ 生きて 生きて 生きて 生きて
見せてやるのさ どこぞの神とやらに
一矢報いたこの矢を 今はまだ放てなくたって
一矢に限らず 後に続け
だから 生きて 生きて 生きて 生きて
食らわせてやるのさ どこぞの神とやらに
一矢報いたこの矢を 決意と意地の 光の矢を
その矢はきっと いつかの栄光のために
越えるべき 来るべき 反逆の矢を
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーー歌詞終わり[arrow]
「いつまで休んでんの?ほら立って」
彼女はそういうと僕の腕をつかんで立ち上がらせるために引っ張り上げた。
十分には休み切れていないためか立ち上がってからすこしふらついた。
「もう出発するわよ。荷物の準備は出来た?」
つまらないけど大事なものでパンパンに詰まったリュックサックを背負ってうなずくと彼女は僕を先導するようにして歩き出した。
遠くに見える地平線から太陽の光が漏れて、そして顔を出した。夜が明ける。なんとか昨日を乗り越えた。
「日が出て気温も上がればもう少し活動しやすくなると思うしもう少しだから寒い中でも我慢して。」
僕らは二人で何もない荒野を進み始めた。向かう先は彼女が決める。
日が昇って少し経つとあれが出る。それを頼りに向かう方向を決めて足を進める。
「そろそろ出てくるはず...よし、今日は北西の方向みたいね」
向かう先は虹のふもと。この世界の始まりだって言われてるらしい。彼女いわく。
「日が沈むまではあっちの方向にまっすぐ、途中で川があると思うからそこまで行ったらとりあえず休憩にしましょ。今日の武器の調子はどう?」
大丈夫だ、問題ない。彼女に目配せをして歩き出した。
荒野には背の低い草が少しと大きな岩が点在している程度でふきっさらしになって地平線までもがはっきり見える。
誰か近づいたらこちらからも向こうからも視認できる。
そんなことを言ったらその誰かが現れるのがテッパンってものだ。
「武器を構えて!あんたの出番よ!」
向こうから黒い影みたいなものが数十体向かってくるのが見える。日の光を浴びて僕の武器が少し光る。ただの弓矢。しかも昼間限定。
何度戦っても影を倒すのは慣れない。息も切れるし足が震える。けど、戦うしかない。生きるために。
この世界では影のようなモンスター(?)が度々出現する。そいつに触れるとなんか病気みたいのになるらしい。やっぱり彼女いわく。
僕には何故か力みたいなのがあった。日が出てる間だけ弓矢が使えるって。太陽の光で武器がつくり出される。僕にしか触れない。
彼女にそれを見せると僕の力が必要だって急に迫ってきた。ものすごく熱心に目を輝かせて言ってくるもんだから彼女に同行して虹のふもとを目指す旅のお供をさせてもらうことになった。今までの人生でも影におびえて隠れ続けてただけだから死ぬ前に何かしないとって思っちゃった。何度も死ぬ思いをした。そのたびに彼女に「生きて」って励まされて今日この日まで生きながらえてきた。まぁ今日死ぬかもしれないけど。
弓を引いて影に当てる。あたった影は消えてどっかに。死にたくなければこれを繰り返す。今日こそ死にそう。息が切れて目が霞んできた。もう無理、眠いよ。
…「生きろ!」
また彼女の声に意識を呼び起こされる。残り数少なくなってきた影を限界になった腕で始末しないと。彼女が生きろって言ってるから。昨日もおんなじことしたな。
なんとかなった。昨日とおんなじ何とか生き延びた。
目がくらんで足から崩れ落ちる。
「はぁ、じゃあここで少し休憩にしないとか、クソッ」
休憩...といっても少し座って息を整える程度。彼女が行くぞって言ったら僕はその後をつくだけ。今日の目的は川向う。数時間歩けばなんとか到着できるはず。死にたくない。僕は必死についていく。歩く。
「今日も結局虹のふもとまで行けそうにないかも」
彼女がそう呟く。地平線の先、みたこともない虹のふもとまではまだまだ距離がありそうだ。太陽が少し傾き始めている。僕の武器が昼間にしか使えないこともあって夜になったら姿を隠さないといけない。影のモンスターに見つからないように、旅を始める前の僕みたいに。
陽が落ちるまであともう少しある。もうちょっと進んだら休む場所を探そう。荒野を越えて草原を抜け、川を渡り、山を登った。今日の旅の最終地点は寂れた町のような建物群だった。彼女はもっと進みたそうだったけど僕はここで一旦夜を越えて明日まで待とうって提案した。不服そうな彼女は毎日の夕方の恒例。悔しそうに虹をにらむ彼女の後ろに太陽が顔を隠し始める。その様子は何度見ても慣れない。
僕がここで夜を超えることを提案した理由は単に時間がギリギリだからってだけじゃない。影におびえながらもここで身を隠したことがあった経験の元だ。建物の階段を上って少しでも見晴らしの良い場所へ行く。あたりが暗くなると弓のようにしなる月と空をドレスアップさせる星々が現れる。彼女はこの時間きまってセンチメンタルな気分になる。何かしらの過去を思い出しているのだろう。静かに、だけど心のこもった声でゆっくり話し始める。
「家族っている?」僕の家族はずいぶんと前に居なくなった。
「私には大好きだった弟がいたの。けどある日突然いなくなっちゃったの。逃げ出したとかじゃなくて、ぱっと消えてなくなったの。」それは不思議なこともあるもんだ。
「なんでか分かんなかったけどきっとまた会えるって思ってるんだ。」そうなるといいな。
「いつかだったかね、名前も知らないおじいさんに会ったんだ。おじいさんに弟の行方を聞いたらこう答えたの。『きっと影に触れられたんだな。病気みたいなもんだよ。あいつらに触れたら病気になっていつか消えちまうんだよ。』って」なるほどな、弟さんのことを知れてよかったじゃないか。
「それからこうとも言ってた。『その病気になったものは虹のふもとに飛ばされてしまうんだ。弟さんに会いたければ虹のふもとを目指してみたらどうだ?』って。だから私は虹のふもとに行かないといけないの。」だから、虹のふもとを目指していると。いい話しじゃないか。
「おじいさんはそれを私に言った後どっかに行っちゃった。まだ生きてるかもわからない。けど生きる目的をくれたおじいさんには感謝してるの。もしまた会えたらお礼をしなくちゃね。」そうだな。そうしよう。
目を瞑り少し数える。目の前が真っ暗になって時間の進む感覚が分からなくなる。
「いつまで休んでんの?ほら立って」
彼女はそういうと僕の腕をつかんで立ち上がらせるために引っ張り上げた。
十分には休み切れていないためか立ち上がってからすこしふらついた。
「もう出発するわよ。荷物の準備は出来た?」
つまらないけど大事なものでパンパンに詰まったリュックサックを背負ってうなずくと彼女は僕を先導するようにして歩き出した。
遠くに見える地平線から太陽の光が漏れて、そして顔を出した。夜が明ける。なんとか昨日を乗り越えた。
「日が出て気温も上がればもう少し活動しやすくなると思うしもう少しだから寒い中でも我慢して。」
僕らは二人で何もない荒野を進み始めた。向かう先は彼女が決める。
日が昇って少し経つとあれが出る。それを頼りに向かう方向を決めて足を進める。
「そろそろ出てくるはず...よし、今日は南東の方向みたいね」
向かう先は虹のふもと。この世界の始まりだって言われてるらしい。彼女いわく。
「日が沈むまではあっちの方向にまっすぐ、途中で川があると思うからそこまで行ったらとりあえず休憩にしましょ。今日の武器の調子はどう?」
大丈夫だ、問題ない。彼女に目配せをして歩き出した。
寂れた建物群には背の高いビルが少しと大きな像と看板が置いてある程度で地平線までもがはっきり見える。
誰か近づいたらこちらからも向こうからも視認できる。
そんなことを言ったらその誰かが現れるのがテッパンってものだ。
「武器を構えて!あんたの出番よ!」
向こうから黒い影みたいなものが数十体向かってくるのが見える。日の光を浴びて僕の武器が少し光る。ただの弓矢。しかも昼間限定。
何度戦っても影を倒すのは慣れない。息も切れるし足が震える。けど、戦うしかない。生きるために。
...「生きろ!」
昨日もおんなじことしたな。
山を登り、川を越え、草原を抜けて荒野に出た。太陽が沈んでいく。彼女の悔しそうな顔のバックには沈み始める太陽。やっぱり慣れないな。
僕はここで休むことを提案した。以前ここで夜が明けるのを待った経験があるからだ。
休める場所に腰を落ち着けると彼女はセンチメンタルになって話し始めた。
「家族っている?」僕の家族はずいぶんと前に居なくなった。
「私には大好きだった弟がいたの。けどある日突然いなくなっちゃったの。逃げ出したとかじゃなくて、ぱっと消えてなくなったの。」それは不思議なこともあるもんだ。
「なんでか分かんなかったけどきっとまた会えるって思ってるんだ。」そうなるといいな。
「いつかだったかね、名前も知らないおじいさんに会ったんだ。おじいさんに弟の行方を聞いたらこう答えたの。『きっと影に触れられたんだな。病気みたいなもんだよ。あいつらに触れたら病気になっていつか消えちまうんだよ。』って」なるほどな、弟さんのことを知れてよかったじゃないか。
「それからこうとも言ってた。『その病気になったものは虹のふもとに飛ばされてしまうんだ。弟さんに会いたければ虹のふもとを目指してみたらどうだ?』って。だから私は虹のふもとに行かないといけないの。」だから、虹のふもとを目指していると。いい話しじゃないか。
「おじいさんはそれを私に言った後どっかに行っちゃった。まだ生きてるかもわからない。けど生きる目的をくれたおじいさんには感謝してるの。もしまた会えたらお礼をしなくちゃね。」そうだな。そうしよう。
目を瞑る。目の前が真っ暗になって時間の進む感覚が分からなくなる。
「いつまで休んでんの?ほら立って」
今日はどっちの方向に進むのだろうか。虹のふもとを目指して進む先にはきっと寂れた建物群がありそうだ。その道中は川があって山があって。
そしてきっと彼女は生きる目的の話をしてくれるのだろうな。
僕の生きる意味は   「君だよ」
生きるのもやっと、なくそったれな世界。苦しくても生きないといけない。僕には彼女を守るための光の弓があるのだから。3996字
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーー小説終わり
お疲れさまでした。本日のライブは以上となります。
ライブ時間は約100分でございました。創作成果は歌詞が一つ[arrow]とそれを元にした短編(もしくはショートショート)でございます。
本日のご来場ご視聴誠にありがとうございました。
次回のライブもよろしければ。お待ちいたしております。
本日は誠にありがとうございました。
Latest / 106:56
文字サイズ
向き
虎太郎My live
初公開日: 2021年02月01日
最終更新日: 2021年02月01日
ブックマーク
スキ!
チャットコメント表示
大狼虎太郎と申します。
虎太郎My live二回目です。月一程度の頻度でMy liveの方はやっていきたいと思っています。(安易な希望)
この配信では歌詞とショートストーリーを書いていく(予定)です。
どうぞお気軽にお声掛けください
虎太郎My live
こんにちは、初めまして、大狼虎太郎と申します。本日はご来場ご視聴いただき誠にありがとうございます。 …
大狼 虎太郎
虎太郎My live
こんにちは、はじめまして。大狼虎太郎と申します。今回は初めてのライブなので、この枠で完結(するつもり…
大狼 虎太郎
袁リリの連載の続き一風景【17:00-17:30】
WEBオンリー企画「MioTesoro」様内で実施する30分テキストライブです。時間になったら配信開…
Amix