ライダンのネタバレ注意&メタ的要素注意
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たまにコメントが表示されずに順番前後しますが、大体返します。都合の悪いやつは見えないフリしてます
00スタジオっていう作業系配信サービスが立ち上がったらしいよ。面白そうな機能だったり、どうしても投げ銭欲しくなったらあっちで配信するね。今のところは満足してるのでこのままです
取っ掛かりは書けていい感じ。一回仮眠するんでまた今度書きます
危なげなく成れの果てを突破した努たちPTは、さして休むこともなく古城階層の攻略に入った。クロア、エイミーの近接アタッカー二人に、避けタンクのハンナ、ヒーラーのユニス。そして努は白魔導士2という変則的なPTということもあってか、それを調整する役に回っていた。
「ツトムさんって、実はヒーラー以外の志望者だったりします?」
「え? 違うけど」
「……ですよねぇ」
押し切れる場面では進化ジョブを駆使しアタッカーとして火力を出し、手応えのある中ボス系のモンスターには一時ヘイトを買って避けタンクをしたりと、努の柔軟な立ち回りを前にしたクロアは感心するように息をつく。特にフェンリル親子の住まう九十二階層の全殺しルートにおいて、努の仕事量は群を抜いていたように思える。
現にその後ろでは九十二階層ということもあって無意識に手を抜いていたハンナが、努にタンクを補佐される形となったのがよほど悔しかったのかぐぬぬと呻いている。それにユニスも弱点のない優等生を妬むような目つきで、平然とした顔で答えやがる彼を睨んでいた。
「ツトムは地味に前から色々やってたしね。ヒーラーは勿論、アタッカーもタンクもできて、今度は生産職にまで! よりどりみどり!」
「今のところはどれも中途半端って感じだけどね。こういう変則的なPTなら役にも立つけど、ちゃんとしたPTなら器用貧乏で終わっちゃうよ」
エイミーからのよいしょにそう返しながら、努は鬱蒼と茂る木々を眺めてふと遠い目になった。
「でも流石にこの三年で無限の輪最弱は脱却できると思ってたんだけど、コリナのパワーよ」
「んー、確かにツトムって肉弾戦は得意じゃないっぽいけど、遠距離から頑張れば何とかなるんじゃない?」
「歯でエアブレイズ噛み砕いて無効化して、それに動揺してる間にお腹をズドンだよ」
「どういう原理?」
進化ジョブでアタッカー向きのステータスを手にしてから、コリナは生粋のモーニングスター使いとして恐れられるようになった。前世はさぞ名の知れた鈍器の扱いに長けた武将だったに違いない。そんな彼女からすれば自分はそこら辺の雑兵に他ならないだろう。
「そういえば、フェンリルって精霊だったんだね。この前精霊術師が使役してるの神台で見たよ」
「あっ、そうなんだ?」
「どうも使役するための専用ルートがあるらしいね」
「ほぉー」
アルドレットクロウの精霊術師を見た限りでは、努の見慣れない精霊は何匹も見かけた。精霊術師の進化ジョブはどうやら正統進化のようで、新たに使役できる精霊が増えるようだった。努の確認した限りでは雷、氷、光、闇の精霊は神台で確認している。
その中でも氷属性の精霊であるフェンリルは特殊で、九十二階層で親子救済ルートを辿ると百階層を越えなくても使役できる唯一の精霊だった。それを発見したのはフェンリルに異常な執着を見せていたアルドレットクロウのPTであり、リーレイアもその後条件がかなり面倒くさいそのルートを攻略してフェンリルの使役に成功していた。
「動物好きなら涙なしでは見られないくらい感動的らしいよ。前向きな親と子の別れみたいな泣ける場面があるみたいで、フェンリルだけは大事に扱ってる精霊術師も多いってね。観衆からも人気あるみたいだし」
「何でそれをわざわざ終わった後に言うのです……。そのルートはよくわからないのですが、平和的な終わり方もあったはずなのです」
攻略速度を速めるためにフェンリル親子共々虐殺しているPTの一員である自分が言うのもなんだが、ユニスはそう口を挟まずにはいられなかった。そんな彼女に努はにべもなく言い放つ。
「全員轢き殺した方が経験値美味しいからね」
「……経験値よりも大事なことがあるのではないです?」
「現実じゃそうかもしれないけど、神のダンジョンにはないでしょ。フェンリルは何度でも生き返って誰でも元気よく迎えてくれるよ」
「」