***タイトル:躊躇わず、思うままに(仮)**
※※とりあえず、プロット段階までにする※※
※家を訪ねたところ、玄関から出てきたのはシュヴァーン
※帝都にある拠点の一つらしいが、まさか騎士の姿で出てくると思わず驚く。黄昏の街でもなく帝都に在るならば隊長首席としての顔を見せても何ら不思議ではないが、ユーリにとって目の前の男はあくまでレイヴンであったのでいちいち新鮮な驚きを抱いてしまう。
「ユーリ?」
ユーリの姿を見て決まりの悪そうな顔を見せるシュヴァーン。一瞬もしや己は歓迎されていないのではと疑ってしまう。が、はにかみながらシュヴァーンが続けた言葉にすぐに安堵する。
「君か。久しぶりだな。こちらに顔を出すなんて珍しいな……とりあえず、上がってくれ」
※部屋の様子。机の上に書類。
ユーリを招き入れても片そうとしない。我ながら信用されすぎているなと面映ゆい気持ちになるユーリ。
※シュヴァーンの後ろ姿の描写。レイヴンとの印象の違い。
違和はあるが、厭うている訳ではない。結局のところどんな姿であろうと根は変わらない。仲間という垣根を越えて好ましいとすら思っている相手だ。
端正な印象の横顔。レイヴンの態度が虚飾ばかりと思っている訳ではないが、対人において感情をシンプルに
冷静な顔を見せる姿とて魅力的でない訳ではない。
「こんな格好で済まないな」
申し訳なさそうな顔。風呂上りっぽい様子。
「いやいきなり来て悪かったな」
 もしや予定があったのではと心配。否定される。安堵。
「」
半乾きの髪。
何となしに触るユーリ。
くすぐったがるシュヴァーン。
ぐっと顔を近付ける。近い、と抗議をされた気がしたがユーリは取り合おうとしなかった。本能を擽るような、妙に気惹かれする匂いがする。
清潔なソープに混じって、奥の奥に微かに。
※もうちょい描写足す
「アンタ、もう香水つけてんのか」
「いや……まだだが」
 鼻を寄せて、項にすり寄る。
(じゃあ、これがアンタ本来の匂いなのか)
 ぎくりと身じろぐ。戸惑ったような態度を申し訳ないと思いながらも、惹きつけられては離せやしない。寧ろ引き戻すかのように腰に指を這わせて次第に抱擁を強めていった。
「いつもより、近いぞ青年」
「ん……? あぁ……」
気のない返事になる。押し退けようとする指を捕らえて握ると益々困惑したような顔をされる。
※思考が鈍る気がする。
※もうちょい心情描写足す。
「……やめてくれないか」
 平坦な声が制止する。つれない態度に流石に己の行為の拙さに気付かされたユーリははっと身を引いた。こういった触れ方を許されるような仲ではないと突きつけられる。
抑えたつもりの感情が些細な切っ掛けで溢れ出て、自分本位にぶつけてしまったのだ。今後の関係の悪化を思い、胸が苦しくなる。
※訪ねる前から惹かれていたという旨を書き足す。動作もうちょい。
「……悪ぃ」
 夜の灯に誘われたようにふらふらと覚束なく手を伸ばして、挙句厭われてしまったのではと。らしくもなくユーリは恐れていた。目の前の男に関してはひどく自制が緩むのだと、今になって気付かされる。シュヴァーンという男は寛大に見えたが、女好きのレイヴンが男から情欲を差し向けられて穏やかでいられるのだろうか。仲間とはいえ、反応が予想できない。
 男の相反するような二つの顔が、態度が、ユーリの判断を鈍らせる。
「悪かった……もうしない」
※もうちょい心情描写足す。相手を傷つけたかもしれない後悔とか、致命的な失敗だとか。ずきりと手が痛む。喉奥が疼いて口が乾く。
 じりじりと後退ってから頭を下げると、シュヴァーンの指がユーリを引き留めようとするかのように伸ばされる。長い黒髪をするりと梳いて離れていく仕草はやけに気障で、ユーリは目を瞠った。ストイックにすら見える今の姿でまさか、シュヴァーンの方から触れられるとは思っていなかったのだ。
「いや、別に謝ってもらわなくていいんだが……何というか、その。君にそうやって匂いを嗅がれると居た堪れないというか……うぅ、……別に、嫌ではないなんだが」
 嫌ではないと口にしながら、煮え切らない態度だ。審判を待つ心地でじっと、ユーリはシュヴァーンの言葉を待った。厭わないでくれと祈るユーリの顔をちらちらと眺めていたシュヴァーンは、何故だかその端正な頬に朱を滲ませた。
 恥ずかしいだろう、と。ぼそりと零された言葉にユーリは思わず天を仰いでいた。
※もうちょい照れてるところを描写する
(……いや、いや……おっさん……いや、本当に、マジかよ)
 シュヴァーンの姿で恥じらわれると、見慣れなさとレイヴンである時の態度とのギャップでやられてしまいそうだ――否、とうに心臓は打ち抜かれているのだが。
ユーリの態度を誤解したのか、シュヴァーンがきっとこちらを睨みつけてくる。
「てーかね。ユーリくんさ、自分の顔の良さわかってやってる? おっさん別にユーリくんの恋人でもなんでもないんだけど……ほんと気をつけた方がいいんでない? 男相手でもその調子だとほんと、罪作りよ? おっさんでもやばかったよ? ねぇ、聞いてんの」
 急にレイヴンの顔を出して、慌てたように言い訳をまくし立てて来る。恐らく誰が見てもまんざらでもないと解釈するだろう様子に、ユーリは唇を噛みしめて堪えた。
(まだ確定した訳じゃねぇだろ、落ち着け……落ち着け……いや、やっぱ無理かもしれん……) 
 黙りこくるユーリに益々慌てたように、頬を紅潮させて拗ねたような顔をする。
「シュヴァーン」
「……っ、いや、これは、君があんなことをするから。俺が君のことを前から……っているとか、そういうあれではないからな。流石にあれは君が悪いし、俺が年甲斐もなく恥ずかしいと思うのも仕方がないとだな」
「シュヴァーン、こっちに来いよ」
「……ちょ、っと、なに……その俺様な態度……うぅ、本気?」
 どちらの自分か混乱している。態度の切り替えができぬほどに動揺しているのか。単なる仲間としてユーリを見ているならばこの冷静さの塊である筈の男が、これほどまでに混乱する筈もない。期待せずにはいられないではないか。
 罠を警戒する猫のように恐る恐る近付いてくるシュヴァーンだかレイヴンだか判らない男の肩をがしりと掴むと、ユーリはにやりと笑ってみせた。
「もう、良いよな」
「……なにが」
「もうしないってアンタに言ったが、前言撤回するわ」
「ちなみに、なにを……?」
 今更ながら頬を引き攣らせて見上げて来るシュヴァーンの頬をゆっくりと撫ぜ、仕返しの如く前髪を梳いてやる。指先を引き寄せて口づけながら、ユーリは
「アンタのその匂いを嗅ぐし触るし、ついでに噛みつくけど良いよな」
 息を呑んだシュヴァーンがぼそりと、目がぎらぎらして怖すぎると呟いた。
 抵抗も抗議もてんで行おうとしないシュヴァーン態度に、ユーリは煮え立つような情をそそられていた。ぎらつく目を隠すようにシュヴァーンの掌がユーリに触れる。武人の硬い掌の感触に背筋が粟立つ。
「だ、だから……、恥ずかしいと、言ってるだろう」
 シュヴァーンの肌の熱さに煽られるように、ユーリもまた体温が上がるのを感じる。
 ぐっと顔を近付けるとゆっくりと手が離れていく。瞬きの合間に視界に入った男の翡翠の双眸が潤んでいるのを見て、ユーリは今度はもう躊躇わずに男に口付けていた。
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ユリシュ短いやつ書き散らし
初公開日: 2020年11月21日
最終更新日: 2020年11月21日
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