(実際の団体様などには一切関係ない架空の内容です)
コツ,コツ。
誰もいない廃神社に靴音が響く。
コツ,コツ…ダッダッダ…
歩音はやがて走音へと変わる。
ー今宵は満月の夜…
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第零章 プロローグ
私達はオカルト研究部。通称オカ研。怪奇現象を調べて回っている。
そんなある日,部室にて。
「おおい!ここの神社行ってみない?」
うっさいなぁあいつはいつも通り…
「ああはいはい後でね」
「は?気になったらすぐ行くでしょ普通!?」
「1人で行ってこいや」
「いやだね!怖い!」
「なんなら遥と行けばいいじゃん。」
「やだ〜!あいつは絶対からかうじゃん!パシリになるのはやだ!!」
「はぁぁ…うっせぇな…仕方ねぇ,行ってやんよ感謝しやがれ」
結局私が折れて,廃神社…敦賀神社へと向かうことになった。
「やった〜!柚華ありがと!」
この選択が全ての過ちであることを,私はまだ知らない。
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第一章 敦賀神社 
ヒュゥゥゥ…。
「きたのはいいけどさ…朱莉…」
「ん?何柚華!」
「わざわざ夜に来る必要あった?」
「感じ出るかなって!」
「ざけんな」
「はい拳をしまおうか。それじゃあ中に入ってみようよ!」
「えっ入るとか聞いてないんですけどなにそれ初耳学知らされてないんですけど私帰る(息継ぎナシ)」
「はぁぁ?ここまできて引き返すとか…ああもしかして柚華ビビリなん?w」
「うっさいな!入るよ!」(チョロい)
「それにしても…寒くない?」
「うん…コート着てきてよかった〜」
「は?ずっる何それ?まあいいや,はいr」
ポタ…ポタ…
水の滴る音がする。
「なんだろう…雨?」
「いやそんなはずはn」
ザッザッザッザッ…
走音がする。
「「!?」」
「っ!朱莉,逃げるよ!」
「っ!?あっ!うん!」
ガチャンガチャンガチャン
「門が!?開かない!」
「中に入るしかないじゃん!」
「っ…悩んでる場合じゃないね!行くよ!」
トットットッ
「はぁ…はぁ…」
「撒いた…?」
「音しないよ。」
「良かった〜…」
「それより!なんで門が開かなくなってるの!?」
「知らない!でも窓とか無さそうだし…」
「朱莉がここ来たいって言わなきゃ…」
「はぁぁ!?私悪くないよね!?」
「この期に及んでも朱莉はうるさいんだね!!探索するよ…もう…」
「絶対!ぜぇぇったい!?手離さないでね!?」
「ビビリはどっちだよ(小声)…はぁぁ。分かったよ。」
どこからか吹き込む冷たい風が彼女らの髪を揺する。
木々が揺れる音はどこと無く不気味で…
第一章 終幕 
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第二章 かごめよかごめ
「なんか…童謡歌いたくなってくる…」
「何呑気なこと言ってんの朱莉…」
「かごめよかごめ 籠の中の鳥は いついつ出やる 鶴と亀とすべった 後ろの正面だあれ?w」
「はっ?なんか怖いからやめてy」
カゴメヨカゴメ    カゴノナカノトリハ   イツイツデヤル   ツルトカメトスベッタ   ウシロノショウメンダアレ
ビュォォォ…カゴメヨ…
「えっ…今の何!?」
「柚華うるさい!見つかるかもじゃん!」
「何に見つかるってんのよ…今の何?木霊?」
「木霊にしては声高くなかった?」
「えっ何怖っ…」
「絶対ここ憑かれてるって!早く出ようよ!」
「どうやって扉を開けるの?」
「あっ…気合!気合!気合でどうにかなる!」
「は?根性論かよ?…まあ良いや,せっかく来たんだしオカ研として少しぐらい調査しても良いんじゃないの?」
「命が一番だろ!!」
「朱莉が言う事じゃないって!」
カゴメヨカゴメ    カゴノナカノトリハ    イツイツデヤル    ツルトカメトスベッタ  ウシロノショウメンダアレ
「ひっ!!またか…」
「子供の声っぽいけど…誰かいるのかな?」
「こんな廃神社,夜子供が1人で来る場所じゃないでしょ!ねぇ朱莉?」
「サラッと皮肉織り交ぜんのやめてくんない?」
「無理⭐︎」
「ゑ」
「あっ…ちょっと!あそこの壁になんか打ち付けてあるんだけど!?」
「えっ柚華取ってきてよ」
「は?」
「取りに行きますすいません」
トットットッ…
「藁人形だぁぁこわぃぃぃ」
「気持ち悪い。」
「ひど…あれっうらにお札貼ってあるよ」
「剥がす?」
「なんかヤバいものの封印が解かれそうだからやめとけ」
「「かごめかごめ」だとよ」
「何剥がしとんの!?」
「てへ⭐︎」
「口縫うよ?」
「でも何も来ないからいいじゃん。」
確かに…気配はしない。
「まあ…ね?」
私は思い出した。さっき朱莉が歌ってた童唄のことだ。
確か…
「かごめよかごめ
 籠の中の鳥は
 いついつ出やる
 鶴と亀とすべった
 後ろの正面だあれ?」
だった気がする。
もしかしたらフレーズを集めればここから出られるんじゃないか!?
淡い希望を胸に,私は朱莉の方へ走った。
第二章 終幕
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第三章  籠の中の鳥は
「かごめよかごめ
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 --------?」
ポツ…ポツ…
「またこの音…」
ザッザッザッ
「やっぱり!朱莉があの紙剥がさなければぁぁ!」
「でもあれ剥がさなきゃかごめかごめ分かんなかったじゃん!」
「それもそうだけど!」
トットットッ
「撒いた…」
「何なんだよ…」
……?
あの柱…腐ってるように見える。
トットットッ
「ちょっ柚華!どこ行くの!」
そっと触れる。
ガラガラガッシャン!
「!!?」
「柚華大丈夫!?」
「えっ,ああうん。それよりここ通れそうじゃない?」
「えっ…」
「いやなら私1人で行くけど…ドラマとかで1人のt」
「はい!はーい行きまーす!ほらいこ!」
「ああわかった…うっさ…」
少女移動中…
「うっわくさっ」
「カビの匂いしない?」
「それ。」
「あっ,光?」
「光が見える…!」
「おお…庭?」
「ショートカットしてきちゃった感じ?(汗)」
「そうかもw」
「あっお札」
ベリッ
「「かごのなかのとりは」だって」
「やっぱり…!」
「何が?」
歌詞を集めれば出られるんだ…!多分…,!
「ううん何でもない!」
朱莉に言うと探しに突っ走って危険そうだからまだ言わないでおこう…
そして私達は庭へと出た。
ガラガラガッシャン!
「あっ…」
通ってきた道が…!
「戻れないじゃん!」
「どっからか抜けられるんじゃないの!?」
「怖i」
カゴノナカノトリハ   イツイツデヤル   ツルトカメトスベッタ   ウシロノショウメンダアレ
ビュォォォ…カゴノナカノ…
「またこの声…?」
「今度こそ木霊じゃないじゃん!」
私達はこの庭に閉じ込められてる,
出口はまだ見つからない。
これで「籠の中の鳥」と言うわけなのか…
どうしよう。そう思っている2人のそばに、新たな人影がさす。
それは味方か?はたまた敵なのか?
第三章 終幕 
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__side
妾の住処にまた人が踏み入ってきた。
はっきり言って「ヒト」は大嫌いだ。
妾の前身…の人間は,学校の授業で昔遊びをするときに,
他の者どもが妾が鈍臭いのを知っていながらかごめの真ん中にした。
当てられなくて何度も何度も繰り返した。
回数を重ねながら夕暮れまでそれは続いた。
なんの前触れもなく妾の身体は金縛りを起こし,動くことができぬまま…
否,これ以上はこの話はやめようではないか。
妾はヒトが憎いのだ。
今回の獲物は逃しはしない…絶対に……
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第四章 いついつ出やる
「かごめよかごめ
 かごのなかのとりは
 -------
 --------
 --------?」
佑紀乃side
私は佑紀乃。肝試しでここの神社に来たんだけど…迷って…出られなくなっちゃったの…
力尽きて大木の前に座り込んでいると,何処からか足音が聞こえた。
でももう逃げる気力も体力もない…
私は成す術もなく、俯いて目を瞑った。
「ーーーーーーーー!」
「ーーーっーー!黙ー!」
……?
人…の声…?
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朱莉side
私達は,柚華が柱をへし折って…いやごめん違う。
庭へ出たんだけど,道が崩れ落ちて出られなくなってしまった。
取り敢えず探索…?
「柚華〜!探索するからぜぇぇったい手を離さないでね!?」
「は?……いいよ…うっさいって言ってんじゃん…」
「ありがと!うるさいのはキャラだから!」
「メタい」
私達は庭を探索することになった。
あっ…木!
「柚華!木がある!なんかまた貼ってあるんじゃない!?」
「そうかも!見に行く?」
「うん!いこ!」
「…w…‥…w」
「何笑って…ってでゅおい!手ェ離さないでよ!」
「wwwwww」
ガサッ
あれ…?木が動いた…?
「いま木動かなかった?」
「風でしょ…」
そうかもだけど〜…
「うわぁ本当に木だ!」
「朱莉うっさい!黙れ!」
木に近づくと,また動く。
「えっ何こわi」
??「人…間…?」
「どゅゅゅ!?」
「どんな叫び方だよ!?」
??「貴方達…人間?」
「そうだよ人間だよ…,」
??「名前は…?」
「個人情報…!まあ非常事態だし…
えっと,私は白河朱莉,あかりって言うんだ〜」
「私も?」
「言うんだよ」
「え〜と…私は金城柚華!うちの朱莉がうるさくてごめんね〜」
「ちょっうちのって何だよ保護者かよ」
「保護者みたいなもんじゃん」
??「…ふふっ」
「あっ笑った〜!よかった!」
「耳壊れるって!ところであなたお名前は?」
??「私は…東雲佑紀乃!よろしくね。」
「佑紀乃かぁ!佑紀乃って呼ぶね!」
「おい朱莉!突然呼び捨て…」
「いいよ!佑紀乃って呼んで。私は朱莉ちゃん,柚華ちゃんって呼ぶから!」
「はぁぁ…色々ごめんね佑紀乃ちゃん…」
「ところで佑紀乃はどうしてここに?」
「肝試しで来たんだけど…迷って…よくわかんないバケモンに追いかけられて…力尽きてそこにいた…」
「バケモン!?」
「もしかしてそのバケモンが来る前って水音がして足音がした?」
「うん…したよ?でもどうして?
もしかして…そのバケモンに遭った事あるの!?」
「遭ってはいないけど…逃げてここまで来たんだよね…」
「そういえばこの木なんかありそうじゃない?」
「裏とか…!?!」
「どした?」
「お札があった…!」
「ナイス佑紀乃!」
「いついつ出やるって書いてる…」
「これで3枚か…」
「え?なにそれ?」
「ああ佑紀乃ちゃんは知らないかな,さっき二枚お札見つけたんだ」
「「かごめよかごめ」と「籠の中の鳥は」だね」
「かごめよかごめ…籠の中の鳥は…いついつ出やる…
    鶴と…亀とすべった…   後ろの…‥…正面だあれ…?」
「由紀乃ちゃんその唄知ってるの!?」
「うん!知ってるよ〜」
いついつ出やる…籠の中から…?
何かが引っかかるような…
そう思ったが,まあ気のせいだと……今は思っておこう。
第四章 終幕
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今回はここまで
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