ほえもさんがいろいろ独り言を言います。
何を書こうかな……誰も見てないしな……どうしよう
森ぐだちゃん書くか、李ぐだちゃん書くか……
最近森ぐだちゃん村にお邪魔していたので、タイムリーではあるのよな
李ぐだちゃんの話でも書こうかな〜
思いつかないけど〜〜〜〜
神祖様とぐだち
「おお、我が愛しのローマよ」
「神祖様、こんにちは」
「うむ、今日も息災であるな」
「おかげさまで」
ほんのりと下がるまなじり。
その赤い宝石のような瞳には温かな光が宿っていて、本当に慈しまれているような錯覚を覚える。
錯覚でなければ、いいのに。
「何か、負の思いを抱いているな?」
「え」
「おお、おお、我が愛しのローマ、我が愛しの立香よ、私の前でそのような暗い顔をするのはよせ。お前には輝く黄金よりも華やかな笑顔が似合う。さあ、見せてくれ。お前の笑顔を」
「え、今、名前、」
黒い手袋越しに頬に触れられて、ひと撫でされると、もう頭の中は真っ白で。
「お前の笑顔が見られるのなら、いくらでも呼ぼう。さあ、立香よ」
嬉しくて、嬉しくて。きっと泣きそうな顔になってしまっていただろうけど、なんとか浮かべた笑顔を見て、彼は嬉しそうにわたしの髪を撫でた。
終わり。神祖様(→→→→)←←←ぐだち くらいのイメージ。
食堂内のキッチン、ひとりきりの練習タイム。
まず、カップを傾け、エスプレッソの一番深いところ目掛けて差し込むようなイメージで高いところから真っ直ぐにミルクを注ぐ。
これでキャンバスの完成。高さが足りないと、ミルクが浮いてきてしまうから注意する。
キャンバスができたら、今度はミルクピッチャーをカップに近づけてカップの真ん中か、真ん中より気持ち手前の位置で注ぎ始める。
カップを水平に戻しながら、位置を固定。そのままミルクを注ぎ続けると徐々にミルクがハートの形になっていく。はずだった。
「あ、また崩れた……」
とりあえず仕上げにピッチャーを持ち上げながら奥に真っ直ぐ切ってハートの形に近づけてみる。
「ああ、またなんか不格好になっちゃったなぁ」
わたしがひとり練習していたのはハートのラテアート。
キッチンを預かる器用な赤いサーヴァントに教えてもらったものだ。
自分もできるようになりたい、と言ったところ、キッチンを使って練習することを許可してくれたのだった。
「ますたぁ?」
「アステリオス」
「なにしてる?」
「ラテアート作ってたの」
「らて、あーと?」
「本当はハートにしたかったんだけどね……」
恥ずかしながら、手の中のカップを彼に見せる。
すると彼は大きな目を瞬かせて、身を乗り出した。
「ますた、ますた、これ、はーと?」
「うーん、その予定だったんだけどね、不格好でしょ」
「んん!ちがう!これ、はーと!ますたが作った?」
「え、うん……」
「すごい!すごい!はーとなってる!」
「アステリオスには……これがハートに見えるの?」
「みえる!ますたぁすごい!」
嬉しそうにはしゃぐ彼を見ていたら、わたしが作った不格好なハートもなんだか誇らしそうにしている気がして。
「アステリオス」
「ん?」
「……ありがとうね」
「ん!」
落ちかけていた気持ちが浮上して、明日も練習しよう、そう思いながら、もう少しハートを見ていたいという彼のために、カップをキッチン台にそっと置いた。
終わり。
それでは、上記は後ほど画像にしてついったくん上げますね。
長々とお付き合いいただきありがとうございました!
配信一旦終了いたします!