フェルディナントはある日、ヒューベルトから手紙を貰った。無記名の手紙だった。
 その場で読むな言われたので、宮城の宛がわれた私室に戻って手紙を開くと、億が一でも次があればと言われた内容だった。驚嘆と嬉しさとほんの少し胸を締め付けれるような心地に満たされ、その日の夜は手紙の主の夢を見た。
 朝起きたら、このような嬉しい気持ちになるのであれば、貰いっぱなしは平等ではないと考えた。それにフェルディナントもヒューベルトを褒めたかった。主への絶対の忠義とその真っすぐさ。主の為を思い、尽くす献身。その為に自らが不名誉を被っても構わないとする態度。自らが功績を誇示しようともしない私欲の無さ。己にはない強さを彼に素晴らしいと伝えたかった。
 フェルディナントは意気揚々と手紙を書き始め、終わった後には便箋は五枚にもなってしまった。
 次の茶会のときにフェルディナントはヒューベルトに手紙を渡した、意図を話すとヒューベルトは受け取ったなんの変哲のない手紙をまるで初めて手にする壊れやすい何かのように扱った。
 次の茶会にはヒューベルトがフェルディナントに、その次の茶会にはフェルディナントがヒューベルトに。
 そんな手紙のやり取りは茶会の約束と共に続いていった。
 手紙はお互いの手腕を褒めたりする内容が多かったが、回数を重なるうちにその方向が少しずつ変わっていった。しかし、フェルディナントとヒューベルトは気づかなかった。
「フェルディナント様、こちらを落とされませんでしたか?」
 差し出されたのは封蝋がないそっけない手紙。見覚えは十分にあった。慌てて自分の懐を確認するが、目的のものは無かった。
「すまない、どうやら落としてしまったようだな。私宛だとわかるということは、中を?」
「ええ、検めてさせていただきました。申し訳ありません。封も無く、手紙の外側にも記名がなかったものですから」
「いや構わないよ。それが君の仕事だろう」
 見張りの兵が頭を下げると、フェルディナントは軽く手を上げそれを制した。不審なものを報告するのは彼の仕事である。
「大切なものだったのだ。見つけてくれてありがとう」
 フェルディナントが微笑みながら、礼をいうと兵は嬉しそうに頬を染めた。そのあと元気にこう言った。
「よかったです! 確かにそんな熱烈な恋文なんて中々もらえないですもんね!」
「……は?」
「ああ、いえ! フェルディナント様なら大層色んな女の人から懸想されているとは思うんですけど!」
「そうではなく」
「あ! もしかして、既に恋仲の方でしたか」
「いや、そうでもなく、な」
 フェルディナントは混乱していた。何度も読んだ手紙を改めて確認する。折を見ては読んだ内容には違いがなかった。フェルディナント殿、と始まる、ヒューベルトの硬く細く整った文字。フェルディナントの仕事ぶりを褒め、容姿を褒め、最後には共にありたいと書かれている。とても嬉しかった内容だが。
「……これは、恋文か?」
「ええ、そのようにしか見えないですが。あ、もしかして結婚の約束の言葉でしたか?」
 更に勘違いを加速させる兵を尻目にフェルディナントは自らが送った手紙の内容に問題がなかったか思い起こしていた。
 
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ななし@ee841b
|˙꒳​˙)こんばんは
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シュマ
こんばんはー
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ななし@ee841b
みんぬです
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シュマ
みんぬさん!はじめまして、であってますかね?
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ななし@ee841b
初めましてですね!すみません、友人がこちらで配信してると思って入って来たのですが、使い方がよく分からないまま飛んでしまったのでもしかすると人違いのところに迷い込んでしまったのかもしれないです…
35:08
ななし@ee841b
大変失礼致しました💦💦
35:18
シュマ
多分友人さんではないと思いますねw いえいえー!
36:03
ななし@ee841b
ちょっとペンネームも似ていたので、友人が少し名前を変えているのかと思ってしまいました💦執筆活動中お邪魔しました!
36:47
シュマ
いえいえ、声かけてくださりありがとうございました!
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