うわさ:ルキノは禁忌の領域に深入りした代償を負っている。そのウロコはいつまでたってもきれいになることはない。
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かつてルキノ・ディルシはとても優秀な学者だった。彼はいつも爬虫類生物の研究に夢中だった。そんなある日、彼は同僚からある珍しい毒蛇をもらって、永遠に姿を消した。人々は彼の部屋で血だらけの鱗を発見したが、奇怪なことに、これらの巨大な緑色の鱗は異常に硬く、表面はとても粗かった、今まで知られている爬虫類生物とは思えなかった。
曖昧な部分
・ファイル1~3の被験者(ルキノ本人か、患者か、マウスか。10の「古傷」と照らし合わせるとおそらくルキノ本人?)
・トンプソンの「仲人」事業(研究室の物品等の横流し説が濃厚)
・「展示品」の意味(実験失敗により標本にするしかなくなったor横流しした物品のことか。皮肉であることは確か)
・「体も嗅覚も上がってきている」→体力の誤植?英語版要確認
時系列(不明は◯)
・ルキノが来る(新任?)
・トンプソン、ルキノにより「仲人」事業失敗(3.社交)
・トンプソン、使用していた実験室を追われる(その後そこをルキノが使った?)
・トンプソン、珍しい「鱗を持った生物」を募集(魔女推理)
ルキノがそれに対する皮肉を綴る(5.近道)
◯トンプソン、信者(?)から邪悪なヘビを回収。「様子がおかしい」(魔女推理)
◯ルキノ、清掃員の話を聞き足の生えるヘビの捕獲を提案(7.取るに足らない者)
・ルキノ、トンプソンに品種不明のトカゲの共同研究の提案を受ける(8.誘惑)
・ルキノ、罠と知りつつ研究に参加。ネズミへ毒を投与するも異常なし(9.罠)
・ルキノ、自身に品種不明のトカゲの毒を投与。即効性はなく「体や嗅覚も上がってきている」「古傷が薄くなる」などの効果を確認、日記にしたためる(10.境界)
・ルキノ、魔トカゲ化。のち失踪(血だらけの鱗を残していることから魔トカゲ化進行中、あるいは完了時までは息があったと推測される)
研究の目的
・メキシコドクトカゲ、アメリカドクトカゲの毒の成分は現在糖尿病治療薬として研究が進められている
・ミイロヤドクカエルの毒は鎮痛作用があり、依存性もないのでモルヒネの代替として検討されていた時代があった(少量でも死に至るため断念)
・トリカブト(R衣装)は漢方としても用いられる(要弱毒化、素人の処方は厳禁)
→以上のことから毒を薬として利用する研究をしていたのではないか。
・品種不明のトカゲの毒を「この生物の毒液は世界を変える」と評していることから、あらゆる病への特効薬としての可能性を見出していた?(日記記入時の効果は上記の通り)
深入りした「禁忌」
・宗教学的、文化人類学的なタブー(禁忌):死、出産、生理、食物、貴種、被差別民、魔物、個人の名前など
・ルキノは「自分が何かを定めるもの」に「未知」を挙げている。また同時に「未知」を恐れてもいる(1.研究)
→決して解明できないもの(=未知として残り続ける、ルキノにとって恐ろしいもの)であり、禁忌にも挙げられている「死」。つまり「死の領域に挑んだ=死を克服しようとした」のではないか?
負わされた「代償」
・異常に硬く、粗い鱗:種として古い魚類の鱗は同様の特徴を備える=進化することはない
・「そのウロコはいつまでたってもきれいになることはない」:脱皮による成長や治癒がないことへの示唆?
→上記2点から、まず「生物として未完成、中途半端な姿」
また
・全キャラクター中唯一(2020/5/15現在)スキルにクールタイム以外にも「体力値」という制限が課せられている(似たようなヴィオレッタの網を張るスキルはクールタイムが存在しない):もし前述のファイル1~3の実験が自身を対象に行われていた場合、神経毒などで害された体が回復していない可能性がある(リッパーは背景推理の最後で身を投げた描写があるが、きちんと人間の見た目になっている他、死亡したとみられるサバイバーや一部の例外を除いたハンターもきちんと正常な見た目になっていることから死亡時の肉体的損傷は荘園に来た、あるいは呼ばれた時点で回復するものと見られる)
"Evil reptilian"に込められた意味
・英語名は「リザードマン」ではなく「レプティリアン」
・レプティリアンとは都市伝説でしばしば侵略者として語られる怪物
・待機モーションや試合中の停止モーションでは怪物的な側面が強い
・一方で「敬礼」モーションや公式ツイッターでの発言は品のいい、また脅すような言葉を並べてこそすれ諭すような内容が多く、「自分はハンターである」ということを繰り返し言っている
→このことから「レプティリアン」の言葉選びは皮肉、ないし自戒であることや、ゲーム中での彼は努めて「怪物らしく」振舞っているのではないか
(魔トカゲ化前後の記録はないため想像にはなるが、おそらく彼は自分の姿が恐ろしくなったか、研究材料にされないためか、どちらかは不明なものの自室からは自力で脱出したと考えられる。ならば自分がもはや凡そひととは言えない姿だということも理解していた。だからこそ「怪物らしく」振舞い、ひとを遠ざけるのではないだろうか)
「尻尾」の再生
・ファイルでのトカゲについては「尾の再生」について言及されている
・これは想像でしかないが、死の克服を目標としていたルキノにとって、「尾の再生」はそのまま「克服の象徴」のように思えたのではないだろうか。
・また尾の再生について言及されている前文では「(リスクを取ることについて)相応の見返りがあればいい」、「有限なる人生の中で無限の知識を求めれば、失敗するのは当然だ」とあり、尾が戻らないことに対してか「ああ、やっぱりな」と言うような諦観を示唆しているようにも思える
これは想像に過ぎないが、尾の再生や爬虫類の特性から死を克服するヒントを見出したのならば、この消極的な記述にも違和感はないと考える
「生物学者」ルキノ
これまで彼の肩書である「生物学者」は「爬虫類学者」と等号で結ばれてきた。だが、爬虫類・両棲類に留まらずおそらくトリカブト、ハエトリソウなどの植物を研究し、毒の医薬品への利用を模索し、死を克服しようとした学者。つまり、広義の意味での生物学者、研究者、あるいは医者だったのではないだろうか。これは、毒に対する知識への精通を見ても感じられる(4.つまむくらいで十分)
結論
・ルキノは「未知」、「己にとっての恐怖」、そして「禁忌」である「死」を克服する為に様々な毒物を自分に投与し実験しながら研究していたのではないか
・推測ではあるが、禁忌の領域に踏み込んだルキノは、トンプソンを介してイドーラに罰せられ、今の姿になったのではないか(「様子が少しおかしい」こと。あくまでも余談)
・代償とは、中途半端な姿であること、そして過去に負った異常が癒えないことではないか
・おそらく自分の意思で失踪し、以降荘園では怪物である「魔トカゲ」として振舞っているのではないか(演繹の星のセリフはそれを強調する為のものではないか)
以上。お疲れさまでした。