「それならば問題はない。早速始めようじゃないか。キスまではしてるんだったな」
「あぁ」
「じゃあ僕たちがやってるの見ててね。アップルは動かないで」
そういうとジャックハートは座っているアップルポイズンの上に腰かけると上から落とす唇で口付ける。初めは触れ合うだけのバードキスを幾度も幾度も。無音の中で四人の心臓温が響いているような気がする。
「ぁ、次は舌をいれて」
すっかりと熟れた梅のような赤が赤と重なり合い見え隠れする。
ピチャピチャとなる水音。
「ん、こんな感じかな」
赤が離れる。普段のジャックとはまた異なる性的な魅力に目を奪われていたマルフィとエイトフットは声を掛けられやっと正気に戻る。経験があると言っても唇を押し付け合うだけで精一杯だった二人にとっては口付けさえ一種のグロテスクなように映った。
「やっぱりやめにする?」
「いや、大丈夫だ。マルフィいいな」
「あ、あぁ……」
二人は向かい合うとそっと触れ合う。少し乾燥した唇がお互い緊張しているのだと伝えてくれる。小っ恥ずかしくなって離れると相手がこちらをじっと見つめてくる。もうすっかり二人だけの世界だ。
「それであっている。唇を甘噛みしてみろ」
「ん、っあ、ん……」
「上の壁にそっと舌を沿わせてみて」
マルフィの舌がツツっとエイトフットの口内をくすぶる。くすぐったいような、そんな快感がお互いに走る。
「……ん、んんっ、ぅあ、」
「はっ、ふ」
痺れにゾクゾクと頭から足の先まで電気が通り声が漏れる。
「声は堪えないで。喉を痛めちゃう」
「んっ、あ、そんなことっ、言われたって…」
「口を塞いで、、んだから」
舌は口内からでたものの、唇をくっつけたままするジャックに抗議する。まるで、いやまさしく、マルフィとエイトフットは酸素と二酸化炭素を共有していた。
「ねえ!アップル見てエイトフットの舌すごく長いよ!」
「ん。確かに……おい舌を絡ませてみろ」
始めは壁にしたようにエイトフットがマルフィの舌をそって進ませる。舌先をくすぶり合うとエイトフットの舌がマルフィにまとわりつく。空気だけでなく唾液すら絡ませ飲ませ、口の端から溢れ出す。自分で飲み込む余裕なぞどこにもなかった。
「ジャっク、これほんとにあってるのかい……だってこんな」
「こんなきもちいなんて思いもしなかった、でしょ。だってね考えてみろよ。今人間の姿なのに唇くっつけて唾飲みあって、呼吸乱して、ばかでしょ」
そんな愚かな行為がどうしようもなくきもちいのだ。本能的な部分をさらけ出し恥ずかしさなんて捨てて。
「あのねマルフィもエイトフットも覚えといて。セックスってばかになった奴が一番強いんだ」
ジャックの話を二人の耳に入っていなかった。水音と呼吸音だけが彼らを支配していた。
「ありがたいお言葉は聞いてないようだな」
小突かれた彼は別にいいんだよ、と少し恥ずかそうにした後アップルの唇を奪った。
「んっ、見てたら欲しく、なっちゃった」
腰をゆらゆらと振りアップルに擦り付けるように押し込むと今まで与えられなかった快感に甘い声を漏らし時折ピクピクと痙攣したようにはねる。以前プレイの一環としてアダルトビデオを見た時もここまでではなかった。これほどまでに淫らな姿を見られるのなら今後四人で戯れるのもいいかもしれない、アップルがそう考えているのを知っているのか否かジャックは次に与えられる快感を楽しみにしていた。
「それでは次のステップに移るとするか。服を脱げ」
真剣にキスを続ける二人の肩を揺すり手順を教える。首元は既に緩んでおり唾液が線になってわずかに濡らしていた。エイトフットとマルフィは口付けで繋がっていたのを少しの間でも離れるのが嫌だったが渋々唇と舌が距離をとる。
「別にちゅうしながらでも脱げるのっ、に、ねアップル」
「まあ難しいかも……しれんな」
それぞれマスターの言いつけの通り丁寧に服を畳むと端にまとめる。そうなると興奮した四人が裸で同じベッドの上にいるという、他人から見たら滑稽な格好になる。それぞれこんな状況ではなければ指を指して笑ったかもしれないが誰にもそんな余裕はなかった。
「それで次はどうしたらいいんだ」
「ん、えっとねおっぱい触ったげて。最初はきもちくないかもだけど、慣れれ、ばぁ」
両手で隠していた乳首をジャックは自分自身の指で弾くと甘い声を上げる。ぷっくりと膨れ肥大化したそれは他三人のものと異なり性器と呼ぶのにふさわしいものとなっていた。
「ニップル貼ったりしたら慣れるぅから、マルフィもやってみたらいいんじゃな……っい、かな」
「いやお前それ仕事中とか大丈夫なのかよ」
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ユリカ
小説の気分転換に小説を書く女です。すけべしーん全然進まん
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初公開日: 2020年05月13日
最終更新日: 2020年05月13日
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気分転換に小説を書くと進まない(自戒)