エアスケブSSSの快新書きます。
リクエスト内容「新が快にメロメロなはなし」
話のネタだしからやってるので、行きつ戻りつ、たまに調べ物したりで停滞するかも・・・
ソーリーソーリー
ーーーーーーーーーーーーーーーーー(流れ決まったので以下本文
工藤新一という男を紐解くには、それはもうコールドケースを相手にするかのごとく忍耐強さと熟練の思考力が必要とされる。
そんなことを喩えられたのは、はたしていつのことだったか、などと新一は思う。さりとて、そうはいっても新一自身、自分の思考も行動もさほど支離滅裂だなどと思ったことはなく、これまでも矛盾など欠片もなく生きてきた。一を閃き、百の思考を展開する。縦と横とに交わる結果を、ぐるりと巡らせ、手繰り寄せる。その間、一見して常人に及ばない何かが巻き起こった末に、ついには工藤新一とはそういう奇々怪々を詰め込んだ「なにか」であると認識されてしまったようだった。
そうして新一に向けられる多くは尊敬、あるいは畏敬に溢れ、殆どは好意的といって良いものばかりを纏って、新一はすくすくと己の能力を伸ばしていった。
そのお陰、と言っても差し支えはないだろう。
やがて新一は、黒羽快斗というこれまた誰にも勝る男と出会い、気付けば恋に落ちていた。
まさかあの新一がね、なんて片眉を跳ね上げて嘯いたマッドなサイエンティストな彼女に、今となっては新一も大いに同意する。
そう、この工藤新一が、である。
おおよそ、常人に有り得ない思考回路、はたまた行動力でもって猪突猛進、あるいは自分の命を紙同然だとでも勘違いしているのでは? なんて無茶を連発しまくっている、つまりは超人、もっと噛み砕けば推理バカの工藤新一が普通の恋に落ちるとは。
恋は人を愚かにするというが、この場合、その意味杯は少しだけ変わるのかも知れない。何しろあの工藤新一ですら、結局は愚かなほどに、たった一人の男に当たり前に恋をしたのだった。
そうしてしばらく、まさしく幼児でももう少しまともに恋をするだろう、と傍から見ていた誰それに言わしめた新一だったが、日頃の行いか、あるいは神様の気まぐれか、気付けば黒羽快斗の恋人なんて位置を陣取ることに成功していた。
いやほんとに、何が起こったのか?
とは、未だに新一だけでなく、彼の恋路を密やかに応援していた者たち全員の心の声だ。何故はっきりと口にしないかといえば、可愛らしい恋をしていたはずの工藤新一の隣にいつしか収まった男に聞こえたが最後、なんだか良くないことが起こりそうで怖かったからだ。誰だって、自分の命は惜しいだろう。
そうしていつの間にか恋を成就させ、黒羽快斗なんていう、とんでもない男を手に入れた新一は、大して情緒も成長していないまま、愚かな恋に悪戦苦闘する日々を送っていた。
「……そういうわけでさぁ」
「今の前置きで、一体なにがそうだと理解しろってうのよ」
新一の恋を密かに応援してくれていた一人である科学者の少女は、今日もまた呆れ返った様子で半目のままに新一を見返している。その眼差しは、その辺りをうろつく暴漢程度ならば簡単に制圧できそうなものではあるが、対する新一もまた「普通」ではないので効力など無いに等しい。
おかげで、だらしなくテーブルに項垂れた新一は、相変わらず行儀悪く、阿笠が隠してあったはずのクッキーを美味しくもなさそうにつまんでいる。
「どうせまた黒羽くん相手に、つまらないことでも考えているんでしょ」
「前半は合ってっけど、後半は……、別につまんなくねぇよ」
「どうだか」
絶対にくだらないことに決まっている。
目は口ほどに物を言うとはこのことか、と体現してみせる彼女だが、それでも黙して先を促してくれる様子は手慣れたものだ。その甘さを新一もまた理解しているからこそ、こうして彼女の元へと駆け込み、管を巻く。ある意味で阿吽のやり取りを交わしてから、新一はようやく重苦しい主題へと手を付けた。
「……黒羽快斗に相応しい言葉が思いつかない」
「ごめんなさい、意味がわからないわ」
一体、この赤ちゃんは何を言い出したのだろう。
相対する彼女の目は、さながらきかん坊な赤子を相手にするかのごとく困惑に満ちていた。そんな彼女の様子を、まさか共闘関係を組んでいた新一が見逃すはずもない。
だからこそ、この悩みのタネを詳らかにすべく新一は口を開く。
「例えば、なんだけどな」
そう語り始めた新一いわく。
黒羽快斗を表す単語は、それこそ無数に存在する。定番といえばやはり、カッコいいの一言だろう。あるいは時折見せる笑顔が可愛いだとか、ステージ立つ姿がセクシーだとか。
けれども、あらゆる形容詞を思い浮かべたところで、新一にしてみればいずれも物足りない。それどころか、そう的を射ているとも思えない。
ならばと、彼のパーツの中でも特に気に入りの目を褒める言葉を羅列してみたところで、宝石のようだとか、海だ、空だ、と何某かに喩える言葉のオンパレードときたもんだ。ここで重要なのは、情緒がイマイチだと自覚のある新一自身にしてみても、一応は宝石も海も空も、それはそれで綺麗だと思うし、素敵だと思うこともあるということだ。
けれども、足りない。
何しろ、黒羽快斗という男は、そんなもんじゃないのだ。
「だから、本だってジャンル変えてあれこれ読んでみたし、ネットだって浚いまくったんだけどよぉ」
あぁそれでこの有様なのね、と灰原が向けるのは阿笠邸の片隅にある、通販で届けられた箱の山だ。留守がちな新一の代わりにと受け取った中身の謎が解けたところで、まるで興味はないどころか藪蛇だろうと口にはしなかった。
「単純な単語でもなくて、何かに喩えるんでもなくて、」
伝えたいんだけどな、とため息交じりに吐き出して、それきり新一はまた口を噤んだ。
1時間近く経過したので、一回切ります!!
見てくださってありがとうございました〜〜✊
-------------------------------流れが見えなくなったので下に持ってきました
支離滅裂
宝石を青
相貌をたとえ←ここがおわりました
指先がなくなったとして
元来あたまは良いほうだ
本を読んだりあれこれ
ドライヤー
快
コメントも開放してるので、お好きに残してやってくださいね〜〜😊