※五月頒布予定のキース主本の原稿です。盛大に本誌のネタバレをします。
いつも以上に間が開きますので、気長な人向け。
R18部分は規約に従い書きません。
(そこに差し掛かったら配信を止めます)
あらすじ
結婚式を済ませたキースと姫は、オックス国王にとあるしきたりを済ませないと二人の結婚を祝福出来ないと告げられる。
そのしきたりとは「二泊三日オックス城の別邸で睦み合ってその愛が本物であるのか確かめてこい」というもので……!?
要は新婚キース主の子作り本です。
アスタリスクより以下、原稿の本文になります。
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「び、媚薬って何ですか……」
受話器を置いたキースに姫が不安げに問いかける。もう隠しても仕方ない。キースは姫に真実を告げることにした。
「どうやらお節介な父上の策で、さっきのシャンパングラスに一服盛られていたようだ」
「そんな……なんで……っ」
「最後の夜までしっかり励めとの仰せだそうだ。父上は全く何を考えているのか」
「確かにあのシャンパン、少し甘かったように思いますが」
先程のシャンパンに媚薬が混入されていると言われると、確かに身体が熱いような違和感がある気がする。しかしもう今夜は何もしないと決めたのだ。自分たちは良くこのしきたりを全うしたはずだ。最後の夜くらい、それこそただ隣で温もりを感じながら眠るような夜にしたって良いだろう。
「もしものことを考えて、さっさと休むとしよう。寝ている間に薬の効能を切らせば良いだけだ」
そうしてキースと姫は夜着に着替えて二人仲良くベッドへ潜り込む。初日の夜には此処で朝まで抱き合ったことが、今では遥か昔のように思えた。初めは不安しかなかったこの【オックスのしきたり】も、過ぎてしまえば夫婦の価値観を再確認出来た良い機会だ。姫がキースの骨張った大きな手に自分の小さな手を重ねる。キースがそれをしっかりと手のひらで包み込めば、姫は安心しきったように笑みを浮かべた。
「何だか……あっという間でしたね」
「俺も最初こそこのしきたりについて心配したが、振り返ればお前は妻として良くやったと思う」
「へへ、ありがとうございます」
「まあ、お前の真の姿があんなにも淫らだとは思わなかったけどな」
「ばっ……! キースさんこそあんなにしつこい人だとは思わなかったです!」
「俺は執念と執着の強い男だと自負している」
「はいはい、そのくらい私のことを好きってことですね」
「お前もそのそっけない態度を改めてくれ」
他愛もない話に花を咲かせて数十分。
徐々に無言になるキースと姫の額に薄っすらと汗が滲みだしていた。何だか息苦しい気もする。キースの隣では、はあはあと呼吸を荒くする姫の瞳は潤み、今にも涙が零れ落ちそうである。これが所謂媚薬のせいだと言うのだろうか。
「これが、例の薬の作用か」
もっと性の衝動に駆られるなどするのかと思っていたキースは少々拍子抜けした。今のところ、タチの悪い風邪でも引いたような感覚しかない。それでも更に時が進めばまるで熱に浮かされたように視界がぼんやりと霞む。思考回路が正常に動かない。一体何なのだこれは。これが媚薬の仕業だというのか。
キースがやっとの思いで隣の姫を見遣れば、酷く辛そうな面持ちでこちらを見つめていた。
「おい、大丈夫か。しっかりしろ」
「キースさんこそ……大丈夫ですか……?」
「これが媚薬のせいだとしたら、なかなかに……っ、厄介そうだな」
火照る身体は熱を持て余し、それの発散方法は分からない。しかし、キースは何となくこの解消方法を知っていた。もう齢二十七ともなればその事案に悩むことは割合に減った。つまり、この感覚は性的欲求を持て余している感覚に近い。男が性的欲求を解消する方法なんてただ一つだ。
続きは本誌でお楽しみください❤
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これどこまで性的なネタを書いていいのかわからないので、そろそろ原稿配信を終わろうとおもいます。
今までお付き合いくださった皆様、ありがとうございました。
無事五月に頒布できることを祈っててください。
別チャンネルにはお題SS消化配信とかありますので、この配信で興味を持っていただけたらそちらもご覧頂ければ嬉しいです。
ではではー!