※とりあえず試運転だからね
このあいだツイートした鉢屋の話でも考えようかなと思いますが、まだ構想も何もないのでまじでふわふわぐずぐずです というか今から構想を練る
4/10追記1 前回の続きから書きます 前回はプロットを作ったところまでなので、流れを思い出しつつもう少し埋めていけたらいいな~という感じ
4/10追記2 今更だけど完全に自萌え用のやつなので、あらゆる他者への配慮がありません そのへんよろしくね
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冒頭、不破が命を落とすところを書いて、回想みたいにして学生時代書く?
全身から血の気が引いていくのが分かった。目のまえには土気色になった雷蔵が、薄っぺらな布団の上で浅い呼吸を繰り返している。先ほどまでのぜえぜえという呼吸の音はすでにない。それを雷蔵の苦しさが紛れた証左と喜ぶべきか、それとも遂にその時が迫ってきたのだと怯えるべきか、おれにはもう何もわからなかった。
何もわからず、けれどこれから起こることははっきりしている。
ただ、恐ろしかった。
「三郎は、##name_1##のことが好きなの」
「まあ、そうかな」
「何だよそれ。まあそうかなって」
「というか何だよ、藪から棒に。普段そんな話なんて少しも興味がないくせに」
「そんなことないよ。ぼくだって誰それが好きだとか、そういう話にまったく興味がないわけではないもの」
「そうか? おれは雷蔵からそんな話を聞いたことが無いけど」
「それはほら、三郎こそそういう話に興味がないかと思っていたから」
「別に興味があるってわけではないけど」
「でも、##name_1##のことは好きなんだろ」
「ぼくも##name_1##のことが好きだよ」
知ってた?
「知ってた」
「やっぱりそうか。それで、どうして何も言わなかったんだい?」
「何か言ったところで、どうにかなるものでもないだろ。どうにかしなくちゃいけないわけでもないし」
「どうにかしなくちゃいけないことはあるだろ。ふたりともが同じ女子を好きなんてさ」
「おれは雷蔵と揉めたくないんだよ。それこそ、女子のことでなんて。分かるだろ?」
「おまえはそういうやつだよ」
思い返せば、雷蔵と何かを取り合ったのなんて、後にも先にもただその一度きりだった。
雷蔵とおれはあらゆる面で釣り合いが取れていて、重なるべきところでは重なり、違うべきところ
では正しく違えた。補い合い、互いに相手のためにどうすべきかが長年の付き合いの中で自然と分かるようになっていた。
だから、まさか雷蔵と同じ女を好きになり、あまつさえどちらも引くことができずににらみ合う羽目になるなど、思ってもみなかったのだ。
「悪いけど、ぼくは引かない」
雷蔵は何かにつけて迷いがちではあるが、反面こうと決めれば一途で、頑固なところがあった。おれに宣戦布告をしたときの雷蔵の目も、やはりそうした頑固で揺らがない意志のようなものが滲んだ瞳だった。
四年の、冬のことだった。
雷蔵からあんな瞳を向けられたのは、これもやはり後にも先にもただその一度きりだった。
「最近、不破との間になにかあったの?」
まさにその”なにか”が、呑気な口をきく。
「なんで? どうしてそう思うんだよ」
「どうしてって、そりゃあ見るからにぎこちないじゃないの。あれで気が付かない方がどうかしてるよ」
「お前以外には誰もそんなこと突っ込んでこないけど」
「気を遣ってるんじゃないの」
「##name_1##は気を遣わないのか」
「遣ってほしいなら最初からそう言っておいてよ」
「いや、別にいいけど」
「変なの」
「お前に言われたくない」
「それで、何かあったの」
「まあ、ちょっとな」
「ふうん。あんまり聞かない方がいい話?」
「まあ、そんなとこ」
「何でもいいけど、早く仲直りした方がいいよ。不破はともかく、鉢屋はそういうの呑み込んだうえで同室として付き合っていくみたいなの、あんまりうまくなさそうだし」
「……おまえさ」
「間違っちゃいないでしょ」
「そうだけど」
「##name_1##」
「なに?」
「おまえ、好きな男とかいるのかい」
「はあ? 何を急に」
「いいだろ。そういえば聞いたことなかったなって思ったんだよ」
「別に、いないこともないけど」
「えっ、そうなのか」
「聞いておいてびっくりしないよで。失礼なやつね」
「どういうやつ? おれの知ってる相手? 忍術学園の関係者?」
「関係者──まあ、そうだね。忍術学園にゆかりはある」
「生徒? 先生? それ以外?」
「なに候補を絞ろうとしてるのよ」
「髪の色は? 生徒なら委員会とか」
「教えない」
「いいだろ、減るもんじゃないんだし」
「減る」
「何が」
「何か」
「大体、なんで急にそんなこと聞くのよ。鉢屋そういうの興味ないでしょ」
「おまえもそれを言うのか」
「おまえもって」
「雷蔵にも同じこと言われた」
「ていうか不破と鉢屋って、ふたりで色恋の話をしたりするんだ。へえ」
「何だよ、何か文句でもある?」
「いや、なんか意外だなと思って。同室のそういう話って、なんだか生々しくて聞きたくないかと」
「そんなことはない。特におれは雷蔵に扮している身だから、雷蔵のことは何でも知っておきたいと思うよ」
「それはちょっと、なんか意味合いが変わってこない?」
「変な解釈するなよ」
「ごめんごめん」
「そっか、不破と鉢屋も色恋の話をしたりするんだ……」
「もしかして、##name_1##の好きな相手って、雷蔵?」
「ええ? なんで」
「いや、何となくだけど」
「何となく、ね。残念、はずれ」
「そうか」
「不破はいいやつだけど、そういうのではないね。いいやつだけど」
「二回言うほど」
「そりゃそうだよ。不破以上にいいやつなんて、鉢屋知ってる?」
「知らないな」
「そういうこと」
「いいやつだよね、本当に。不破はもうずっと、私が誰にも言えない話とか聞いてくれてるし」
「……待て。誰にも言えない話を? 雷蔵にしてる?」
「うん。わりと昔から」
「聞いてないんだけど」
「鉢屋には言ってないからね」
「おれには話さないことを雷蔵には話すって、おかしくないか?」
「何がおかしいのよ。鉢屋だってさっき言ってたじゃないの、『雷蔵よりいいやつはいない』って」
「そうだけど!」
「それに、鉢屋のことで悩んでる話を、鉢屋本人にしてどうすんの」
「分かんないだろ、おれだって聞いてみたら案外──」
「おれの話? おれの話を雷蔵にしてるの?」
「そうだよ。鉢屋の話をするなら不破が一番の適役でしょ」
「おれの話って、どういう話。具体的に」
「そんなの教えてやるはずないじゃない」
「おい!」
「その成績優秀な頭を使って、ちょっとは自分で考えてごらんよ」
立ち上がる
「おい、どこ行くんだよ!」
「くノ一教室に戻るんだよ。そろそろ午後の授業が始まるよ」
★
※考えるパート
雷蔵にたしかめる? いや、それはよくない。
雷蔵とは今、未だかつてなかったほどに気まずいのだ。そこにまさか、その気まずさの火種である##name_1##の話題を持ち込むなど、できるはずもない。
大体、##name_1##と雷蔵がおれについてどんな話をしていたのかなんて、それを雷蔵に聞くのはルールに反している。それこそ、雷蔵に負けを認めたようなものだ。
※もう少し考えるパート→##name_1##が自分のことを好きだと気付く
「どうしたの鉢屋、そんな息せき切って。鉢屋らしくもない」
「##name_1##、おれのことが好きなのか」
「は、」
「おれは##name_1##のことが好きなんだけど、おまえも、おれのことが好き──そういうこと?」
「な、何をいきなり、」
「いきなりじゃない。ずっと考えてた。ずっと考えて、これしかないと思ったんだけど」
間違ってるのかい
「……間違ってない」
「つまり##name_1##は、」
「私は鉢屋のことが好き」
「でも、そんなこと確認しにきたの? そんなの確認するためにわざわざそんな急いで、ってうわぁ!?」
抱きしめる
「ちょ、く、苦しい」
「本当に?」
「なに、」
「本当に、おれのことが好きなんだな」
「だからそう言って」
「雷蔵じゃなくて、おれのことが」
「何言ってるの? さっきからそう言ってるじゃないの」
「ぼくに何か言いたいことがあるんじゃないか」
「雷蔵には隠し事はできないな」
「当たり前だよ。ぼくを誰だと思ってるんだい」
「おれの相棒」
「そういうこと」
「##name_1##に好きだと伝えたよ」
「そっか。それで」
「##name_1##も──好きだと言ってくれた」
「そっか」
「それは、おめでとう」
「うん、ありがとう」
「あーあ、そんな気はしていたけど、やっぱりショックだなあ」
「……ご、」
「ごめんなんて言ったら承知しないよ」
「雷蔵」
「たしかに##name_1##はぼくじゃなくてお前のものになったけど、でも、それは##name_1##が決めたことだから。もともとぼくのものだった彼女を三郎が奪ったわけじゃないだろ? それなら、お前がぼくに謝らなくちゃならない理由なんてないじゃないか」
「ありがとう雷蔵」
「おれが女子だったら、おれじゃなくて雷蔵を選ぶよ」
「三郎、それは今絶対に言っちゃいけない冗談だぞ」
「冗談じゃないんだから仕方ないだろ」
「##name_1##も苦労するだろうな」
・その後も不破は夢主のことも鉢屋のことも大切にしてるけど、夢主のことを恋愛感情こみの視線で見つめることはなくなる
その後、雷蔵が##name_1##に向けるまなざしの持つ熱は、大きくその性質を変えた。これまでのような見ているこちらがどきりとするような視線は二度と見られなくなり、代わりにもっと柔らかく、やさしい視線が増えた。
実際のところ、雷蔵が##name_1##のことをどう思っていたのか、##name_1##のことを本当に心の底から諦めたのか、それはおれには分からないことだ。いくらおれと雷蔵が名コンビだからといったって、相手の心の中までもがきれいに見通せるはずもない。自分自身の心の中すら不明瞭なことの多いおれが、自分よりもずっと懐が広くて成熟している雷蔵の、複雑な胸のうちを見通すことなどできるはずがなかった。
ただ、たとえ雷蔵が##name_1##のことを胸の奥底でひっそり想い続けていたとして、それでおれが雷蔵に##name_1##をくれてやるわけではない。##name_1##は雷蔵の想いを知ってすらいないだろう。だから、雷蔵の本心など分からなくてもいいのだ。少なくとも、雷蔵本人が口にすることのないものを、おれが知る必要はなかった。
雷蔵の想いは雷蔵だけのもの。
おれや、まして##name_1##がどうこうできるものではない。
そうして日々はおだやかに過ぎていった。
忍術学園の内側で流れる時間は、門の外を流れる時間とは別ものであるように思う。ひと度門を出ればそこにあるのは厳しい現実。けれど門の内側にいるときは、少なくともおれたちの平穏は守られていた。その微睡むような揺籃のときのなか、おれと##name_1##はゆっくりと、たしかに愛情を深めていった。
在学中に互いの家族とも顔合わせを済ませ、忍術学園を卒業するのと同時に、おれたちは共に生活を始めた。
・夢主は基本的に家を守る、鉢屋は城仕えなので自宅にずっと居ついてるわけじゃない
・不破と鉢屋は同じ城で忍者をしている→今も夢主含め三人で交流があって、不破は鉢屋と夢主の家にわりと頻繁に出入りしている→だから鉢屋がこのあと不破になりすましても、ものの場所とかが自然と分かることは不自然なことではない
・忍務の際、不破が鉢屋をかばって負傷する
・三日三晩生死の境をさまよったが、手当の甲斐なく命をおとす
ここで不破の言葉「」
・鉢屋は自分が死んだことにして、その後の人生を不破として生きていくことにする
幸か不幸か、おれは雷蔵のことならば大抵のことは知っていた。雷蔵の生家をたずねたこともあるし、故郷でもっとも親しくしていた友の名だって知っていた。しかしいずれも、雷蔵が忍者として世に出たとき、捨ててきたものだった。おれも雷蔵も、こうして一蓮托生で身を賭して忍びの道を往く以上、住む世界の違う身内や友のことを巻き込むことはできなかった。自分の非が雷蔵の父母に、あるいは雷蔵の過がおれの友への災いとならない保証など、どこにもなかった。
・不破として、「鉢屋三郎の訃報」を携え、自宅──いや、##name_1##の待つ「三郎の家」へと向かった。
「おかえり、三郎──」「雷蔵?」
訝しむようにおれの顔を覗き込む##name_1##を見て、瞬間的にどうしようもなく泣きたくなった。おれの変姿の術は、長年ともにあった##name_1##の目すらも欺くことができるのか──そのことが
誇らしくもあったし、同時に胸がひどく痛みもした。この術をとくことは、きっともうこの先二度とない。おれは##name_1##の前でもずっと、「僕」で居続けなければならない。
「三郎は、どうしたの」
「三郎は──」
おれは。
「三郎は、先ごろの忍務で」
死んだんだ。
「うそ」
「そんなはずないじゃない。雷蔵、悪い冗談はよしてよ」
「##name_1##」
「うそ、そんなのうそよ。そんなの、そんなことあるはずない。だって、三郎よ。三郎ほどの優秀なひとが」
「死んだんだ、##name_1##。三郎は死んだんだよ」
「そんなの、うそ」
「そんなの、うそよ」
★不破として生活し始める鉢屋と、不破を鉢屋だと信じ切って生活する夢主
※ここから鉢屋の一人称「僕」にする
ひと言「三郎にお前のことを頼まれた」とだけ言えば、##name_1##は悄然として僕を迎え入れるだけだった。
雷蔵として暮らすのに、思った以上の苦労はなかった。もちろん自分ではない、まったくの他人になりきって息をし続けるというのは生半可なことではない。しかしそのなりきる相手が雷蔵である場合に限っては、ほとんどただ息をするのと大した違いはなかった。
僕は雷蔵になりきるための訓練を、もう長いこと当然のように続けてきた。雷蔵もまた、僕とツーマンセルで仕事をするようなる日のため、まだ忍たまだった時分から、意図的に「雷蔵らしい」仕草を身に着けている。
※ここもうこの感じでもう少し地の文を足していく
だから問題があるとすればそれは僕にではなく、僕と暮らす##name_1##の方にあった。
##name_1##は僕とともに暮らすようになって半年が過ぎても一年が過ぎても、けして鉢屋三郎のことを忘れようとはしなかった。
──けして、鉢屋三郎の存在を諦めようとはしなかった。
##name_1##と僕の暮らす家の裏には、本物の不破雷蔵の髪がひと房、ささやかな墓碑の下に埋められている。遺体そのものは学生時代からお世話になっている金楽寺の和尚さまに頼んで、丁重に葬ってもらった。
なにせ実際には不破雷蔵の遺体だが、表向きにはそれは鉢屋三郎の遺体ということになっている。間違って顔や頭髪でも触られたら、それが変装ではなく本人のもの──すなわち不破雷蔵の顔を持った、不破雷蔵本人であるところが、たちどころにばれてしまったはずだ。
そうして雷蔵の遺髪を埋めた墓に、##name_1##は日に二度、朝と晩に必ず参る。雨の日も嵐の日も、##name_1##がその習慣を怠ることはけしてない。
さすがの##name_1##も、すでに鉢屋三郎の生存を期待してはいない。長らく僕と暮らすうち、だんだんと鉢屋三郎の不在を受け入れたように見えた。
しかし、だからといって##name_1##が鉢屋三郎に抱いていた思いまでもが消えさるわけではない。こうして僕と生活をともにしながらも、##name_1##はけして、僕に心を開くことはない。同じ鉢屋三郎を失ったもの同士であったとしても、友として、相棒として鉢屋三郎の最期を看取ったぼくと、何も知らず鉢屋三郎の帰りを待っていた彼女とでは、立つ場所があまりにも違い過ぎていた。
・不破(鉢屋)とのエピソード3~5つくらい入れる
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・
・村、焼く?
・煙にまかれ逃げなければならないとき、夢主が必死に墓を掘り返そうとする
「三郎が唯一遺してくれた髪、ここに残してはいけない」
「土の中なら燃えないから」
「それでも、万が一のことがあったらどうするの! もうこれ以上、私から三郎を取り上げないで」
「鉢屋三郎は死んだんだ! あいつはもう死んだんだよ!」
「じゃあ、あんたは何なの」
「あんたは、誰なの」
「勝手に私から三郎を取り上げておきながら、これ以上三郎を殺さないで」
「##name_1##、おまえ──」
「なあ##name_1##、お前もしかしてずっと」
「さっきはごめんね」
「」