【第一話:人生はリセマラできないのよ。】
 僕らは、生まれた時一冊の本を与えられる。
全知全能の神、ストーリーテラーが記述した運命に従い、生を全うする。
「これが、僕の運命の書…!!」
 しかし、すべての人間に運命が記されているとは限らない。その少年の“運命の書”は、真っ白だった。
 「きゃーーーーーっ!!!!」
…森のほうから、悲鳴が聞こえた。女の子の声だ、助けに行かないと!!
「大丈夫!?」
眼の前の少女は大木に足を挟まれ、身動きが取れなくなっていた。そして、彼女を囲うに怪物が迫っていた。
「何をしているの!私ならなんとでもなるわ、早く逃げなさい!」
「そんなことできない!運命を与えられなかった僕にも、できることはある!!!」
 怪物に向かって走り出し、木刀で立ち向かうが、戦闘経験の無い彼がどうにかできるものでもなく、いとも簡単に薙ぎ払われた。
「うわぁっ!!」
「待って!!あなたは”空白の書”の持ち主なの?なら、これを使って!!」
少女に渡された一遍の栞。
「これをあなたの”空白の書”に挟んで叫ぶの、コネクトと!!!!」
「なんだかよくわからないけど…やってみるよ!!」
 栞を握り、自らの運命の書にそれを挟み、高らかに叫んだ。
「コネクト!!!!!」
光が少年を包み、少年の姿はみるみるうちに変わっていく。それはさながら、日曜日の朝に少女があこがれるアニメーションのような…
 しかし、そこに姿を現したのは怪力美少女ではなく、小さな少年だった。
「なんだろう、これ…!体が…!」
その少年は”豆の木のジャック”だった。巨人に一人でも立ち向かう、勇敢な少年。彼は目の前の怪物をなぎ倒し、次々に追い払っていった。
 あらかた姿が見えなくなると、緊張の糸がほぐれたように、ジャックは元の少年へと戻った。
「び、びっくりした…いったいこれは…?」
「今、貴方はヒーローとコネクトしたの。」
「コネクト…?」
 少女が立ち上がろうとしたので、思わず手を差し出し、手伝う。
「今の怪物は…いえ、いいわ。なんでもない。助けてくれてありがとう。その栞は持っていていいわ。じゃぁ、私はお城に行かなくちゃ。」
「まって!お城はそっちじゃない…!」
「…。」
 「私はレイナ、調律の巫女、レイナ。あなたは?」
「僕は”名前入力8字以内”」
「入力して頂戴!?」
【TAKE2】
 「私はレイナ、調律の巫女、レイナ。あなたは?」
「僕は”素材集め等級上げ”」
「マルチに行きたいのね!!城レベルが3になるまで待って頂戴!?」
【TAKE3】
 「私はレイナ!調律の巫女、レ、イ、ナ!!!あなたは!?」
「僕は”サ終まで楽しむ”」
「洒落にならないからやめて頂戴…。」
【TAKE4】
 「いい加減にして頂戴私はレイナ!!!調律の巫女、レイナよ!!!あなたは!!!?」
「僕は” . ”」
「もういいわ、行きましょう。(諦め)」
 「おーい、お嬢~!」
「10分遅刻です。」
「また道に迷ってたのか~?」
「ちっ、違うわよ!ヴィランに襲われていたのよ!!…それで、彼に助けてもらったの。」
「お?新入りか~小僧?」
「こっ、小僧!?」
「はいはい。彼はタオ、隣にいるのがシェイン。貴方たちにも紹介するわ、彼は . 。」
「そうか、 . って言うんだな、よろしく…言いにくいから坊主でいいか?」
「シェインも初心者さんと呼ばせていただきます。」
「あっ、うん…。」
「しょうがないわよ、そんな名前じゃ。なんて呼んでいいのかわからないもの。後でメニューからプレイヤー情報を選択して名前を変更することね。」
 どうやら、この付近に怪物が出現しているのは”運命の書”の記述に抗う”カオステラー”が原因らしい。カオステラーは想区と呼ばれる一つの世界の主人公に近い人物が疑われるというのだ。
「シンデレラだ、きっと、主人公はシンデレラだ!」
 少年の一番の友人、彼女は義母と義姉妹に虐げられるが、16歳になったある日、フェアリーゴットマザーが彼女に魔法をかけ、お城の舞踏会で王子様に見初められるという運命を持っている。
 …そして、彼の見立て通り主人公はシンデレラだった。そして、カオステラーの正体はフェアリーゴットマザー。
 カオステラーを倒し、調律をしなければこの世界は、想区は滅んでしまう。レイナは、調律の巫女はそれを防ぐために数多な想区を歩んできたというのだ。
 「シンデレラ!!!」
本当ならワルツの調べに身を任せ、優雅に踊る貴婦人が集うはずのダンスホール。しかし、そこには醜悪な怪物が立っているだけだった。
「美しいものは醜く、清らかなものは穢れに…!」
それは、カオス化してしまったフェアリーゴットマザーの姿だった。
「カオステラーを、ここで倒す!そして、あなたの幼馴染を助けるわよ!!」
「アリス!」
「ゴリアテ!」
「ロビンフッド…!」
少年は覚悟を決めた。そして、
「イグニス!」
「「「「コネクト!!!」」」」
 それは、炎の英雄、紅蓮のイグニス。
 ディフェンダーであるタオのゴリアテが弾幕の盾となり、その後ろからシェインのロビンが射撃。そしてアタッカーであるレイナのアリスと .  のイグニスがカオステラーに間合いを詰める。
「 . !あなたは背後から…」
「姉御、違います、今の彼は”等級上げ大所持”です!」
ずこーーーーーーっ
「確かに名前を変更してとは言ったけど!!ストーリー進めるなら名前戻しなさいよぉ!!!」
「ご、ごめんっ、さっきまで武器錬成マルチに行ってて💦」
「もういい!私が背後の間合いを詰めるからあなたは正面から……-----!」
 カオス・ゴットマザーに会話が筒抜けだったせいだろう、予知していたようにアリスへ弾幕を向ける。
「レイナーーーーーー!!!!!!!!!!!!!」
 駆けつけようとするが時すでに遅し、少年もまた、被弾し、膝をついた。
「坊主!!」
「初心者さん!!!」
 もはやこれまでか、と思ったその時、体の傷を癒す光が体を包んだ。
「どいてくださぁああいっ!!!!」
それは、レイナの時計ウサギ。
 導きの栞は表と裏のユニオンになっており、レイナの栞はヒーラーとアタッカー。ヒーローを切り替え、パーティー全員の回復をしたのだ。おかげで再び戦えるほどにまで回復した。
 レイナは再びアタッカーのアリスに切り替え、イグニスとともに間合いを詰める。カオステラーの注意を引き付けたところで
「--シャーウッドの疾風!!!」
シェインがカオステラーの背後から必殺技を繰り出す。
カオステラーが怯んだその瞬間、
「悪い子ね~!!」
「灰になれぇえええ!!!!」
アタッカーによる必殺技を近距離で受ける。
 カオステラーの断末魔、そして、レイナによる調律。それはまるで夢のように、消えていった。
「いいのか?お嬢。」
「また霧がなくなっても知りませんよ。」
「大丈夫、きっと彼は来るわ。もう少し待ってみましょう。」
「お嬢、坊主の村、反対方向だぜ。」
「…。」
 レイナの後ろ姿を見て、ここから立ち去ろうとしていると思ったのだろうか。
「待ってー!!僕も、僕も行くよ!!!」
「ね?来たでしょう?」
「ね、じゃないですよ姉御。」
 旅は、続いていく。
【第二話:すれ違い伝心】
 沈黙の霧を抜けたと思えば今度は森。
カット
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22:15
ななし@ecdf9b
こんばんは〜
26:11
Caerula Maris
ばんちゃ~です
32:30
Caerula Maris
だいぶん前に作ったプロットなんだが一話だけ失くして詰んでる。
45:23
秋津
配信中のを見たのは初めてだけどこんな感じなのか。なるほど。
45:35
Caerula Maris
わぁ( 一一)ノシ
46:14
秋津
ノシ
47:48
秋津
メタい
50:06
秋津
離脱ノシ
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向き
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ギャグノーツ(グリムノーツをギャグにしていく)
初公開日: 2020年04月10日
最終更新日: 2020年04月10日
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コメント
ほんとに何でも許せる人向け。
キャラ崩壊しないように極力頑張るけどストーリー崩壊は諦めてほしい。