一晩降り続いた雪は、庭の景色を見事なまでに白一色に染め上げていた。一面の銀世界に、見目の幼いもの、あるいは肉体を得て日の浅い者たちの心は踊るようだ。早朝にも関わらず、庭のあちらこちらから、賑やかに冬を楽しむ声が聞こえてくる。真っ白な庭先を眺めに行く、というのも悪くはないのだろうけれど。ぐるりと体勢を変えてみれば、同じ布団の中、すうすうと寝息をを立てながら眠る弟が目に入る。珍しい。自分よりも長く寝ている事など、殆どないというのに。そうっと腕をなぞって指先を絡めても、握り返される事はない。昨晩は、逃げようとしても尚、離してなんてくれなかった癖に。どうにも強請る言葉に弱いらしい。この弟が請えば、大抵の物事は許しを与えてしまうのだ。初めての夜もそうだった。抱きたい、たったその一言に、この身の全てを差し出してしまった。あの時、応えた自分が間違っていたとも、勿論思っていないのだけれど。この、ひんやりとして空気の心地に、少し感傷的になってしまっただろか。雑念を振り切りたくて、もう一度目を瞑った。
はつり。次に目を開けた時には、絡めておいた指先はいつの間にか、握り返されていた。あれ、と視線を上げると、琥珀の瞳と視線がまじりあう。寝起きの弟は、どこかあどけない表情を浮かべながら、じいとこちらを見詰めたままだった。
「……どうかした? 」
「いや…………」
「そう?今日は寒くなりそうだねえ。短刀の子たちは元気いっぱいで羨ましいや」
「そうだな、春が来たかと思えば、冬に逆戻りとは」
「季節って面白いものだと、僕は思うけれどね。明確な区切りがないじゃない」
とはいえ、寒いよねえ、と呟く。すりりと、弟の肩に寄れば、
離席中です(´ω`)
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膝髭てすと
初公開日: 2020年04月07日
最終更新日: 2020年04月07日
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テスト配信です。唐突に落ちるかもしれません~~~~~人に見られてるかもしれないと思えば少しは筆が進むかな進め~~~~~