スツ+ドラ書きます.
「行くぞ,ドランク.仕事の話をするには少し煩すぎる.」
「はいはい,スツルム殿.あっ!旦那さんごめんね〜!これお金!それじゃまたよろしくね〜!」
「痛ッた?!ねぇスツルム殿そろそろそれやめない?!」
喧騒を背に,街灯の灯りに照らされた紅と碧の傭兵はいつものやり取りを繰り返しながら,大通りから3本ほど離れた場所にある小さなバーに入った.
「へぇ!いいところじゃない!こんないいところ教えてくれないなんてスツルム殿いけずぅ!」
「刺すぞ.」
「ごめんなさぃ......なんで謝ってるのかわからないけど......」
そう言いながら,二人のカウンターへと足を運ぶ.
エルステ軍がある騎空団によって崩壊し,新生エルステ帝国が誕生して間もない時期,各地の小規模な争いを収めるために傭兵が重宝されていた.
先ほどの酒場がいつもより活気にあふれているのもそのためだった.
「まぁ,わかるよ?スツルム殿がギルドに足を運びたくないのも.まぁドナさんには流石に顔を出しておいた方がいいんじゃないかな?今回のお仕事のことも報告しなくちゃいけないし.」
ドランクがスツルムをそう諌める.
しかし,スツルムから数秒の沈黙の後帰ってきたものは,煩い,の一言だった.スツルムをグラスにはいったウィスキーを口へ運ぶ.
(傭兵ギルドの仕事で忙しいドナさんのことを気遣ってのことなんだよね.)
ドランクは,スツルム殿ってこう優しいところがあるからなぁ,そう心の中で半分微笑みながら,自分のグラスに注がれたマティーニに口をつけた.
お互い一杯づつグラスを空けたあたりで,スツルムが声をかける.
「それで,どんな依頼なんだ?」
「スツルム殿はさ,この依頼どう思う?」
ちらりと依頼書をスツルムが覗く.
「そうだな,少し変だ.まずコンビでなくドランク宛てであること.」
「そうそう,お屋敷関連の人だったらまだわかるんだけど,そうでもないんだよね〜.」