もはやここが地球なのかどうかすら疑わしい猛暑の中、みなさんいかがお過ごしでしょうか。
 わたくし人形使いはもうだめです。いよいよ肉体を捨ててスターチャイルドにアセンションするしかない。
 しかし日中家にこもりきりなのもメンタルに悪い。ということで行ってきました塚口サンサン劇場。
 今日見てきた作品はこれ!
 外出するかどうかはかなり迷いましたが、上映時間が遅い時間だったので、昼間の熱気がまだ残ってはいたもののなんとか行ってきました。
 なんでいまクラッシャージョウなのかよくわかりませんが、サンサン劇場にはいきなり幻魔大戦やらヴィナス戦記やらを上映するという前科があるので疑問をさしはさむ余地はないと言えましょう。
 さて本作なんですが、タイトルとキャラはまあまあ知ってるもののさすがに劇場で見たことはなく、レンタルなどでも見たことはないのでちゃんと見るのは今回が初見のはず。この作品を知ったのは確か親戚の家にあったアニ◯ックだった気がする……。あと海馬体のすみっこにかろうじて残っている記憶によればドンゴのプラモを持ってたような気がする……。というかこないだの「ひつじ探偵団」と言い、時期的に血中ノスタルジー濃度が急上昇しやすいので注意せねば。
 時は2160年代の宇宙開拓時代。人類はその版図を地球圏外にまで伸ばしていました。そんな中、数々のトラブルを解決する宇宙の何でも屋「クラッシャー」が登場。
 若干19歳のクラッシャー・ジョウは、仲間のアルフィン、タロス、リッキー、ドンゴらとともにクラッシャー家業に精を出していました。
 そんな中、名門スコーラン家の令嬢の治療のための輸送依頼を受けるジョウたち。しかしワープ中の事故によってジョウたちは予定外の宙域へと放り出され、依頼人と冷凍睡眠中の令嬢も姿を消してしまいます。
 この失敗を受け、6ヶ月の資格停止を命ぜられるジョウたち。しかし、このまま黙ってはおけないとジョウたちは事件の真相究明に乗り出します。一連の事件の黒幕とは? そして冷凍睡眠中の令嬢の正体とは?
 いやー面白かった!
 作品自体は1983年と古いですし、世界観や各種ガジェットもレトロフューチャーの域のものと言えるでしょう。この世界観で「手帳をめくってスケジュールを調べる」が出てくるのはかなりズッコケかも。しかしだからこそいい。直球のスペースオペラはこのくらい古いほうがいい。
 そして古い=悪いでは決してありません。端々の台詞回しなんかが実に洒落てて小気味よく、作品の魅力を引き立ててくれます。
 あと、最近ではあまり見なくなりましたが随所にどっかで見たようなキャラが出てくるお遊びが多いのも楽しいところ。ダーティペアの二人はそのまんま出てきたり爆発の中にハロが紛れてたりといった発見がありました。あと宇宙港での入国審査シーンであからさまに吾妻ひでお先生が出てきたのには吹いた。地球外まで脱走してきたのか吾妻先生……。
 話もちゃんと面白いので面白い。こういう作品だと正規の軍人である宇宙連合軍のコワルスキーなんかはジョウたちとは敵対してそうですが、なんだかんだで助けに来てくれるのが意外で良かった。声も納谷悟朗さんだしな。
 あとアルフィンが異常にかわいい。前述の通りクラッシャージョウをちゃんと見たのは今回が初めてでしたが、このお転婆っぷりが80年代の安彦良和先生の絵柄と実によく合っていてたまらん。新攻殻でも思いましたが、いいトシしたおっさんとしてはこれくらいマンガマンガした作品を見ると安心します。
 ああ透過光。崇めよ透過光。
 ああセルアニメ。讃えよセルアニメ。
 やはりセルアニメは魂のふるさと。サンサン劇場は今後とも昔のセルアニメ作品を山ほど上映していただきたい。
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