1月ももはや半分を過ぎたと思ったら終わろうとしている。時空が歪んでいるとしか思えない。
・おうちの魔法少女(北国もやし製造所)
 「あたいとげんそーきょー」シリーズでおなじみのサークルさん、今回はコミティアにて頒布されたオリジナル作品もあったので早速入手しました。
 魔法少女が犯罪やトラブルを解決する職業として社会的に定着した架空の日本。岡崎しろ、高円寺くろ美、武蔵関もも香の三人の、それぞれの魔法少女としての生活を描きます。
 本サークルさん描かれる作品はフルカラーが多く、本作もフルカラー。そして本作の主役となる三人はそれぞれ名前の通り、白、黒、桃の3カラーが割り当てられているので画面が楽しい。キャラデザインや作中での行動ももちろんキャラの個性として重要ですが、「魔法少女」というテーマを持ち出すならその個性をまず際立たせるのは「色」なんですよね。そこに行くと本作はページを開いただけでキャラが鮮やか目に飛び込んでくるので、フルカラーという利点を最大限に活かした作品となっていると言えます。
 また、東方二次創作でも感じることですが、マンションの部屋やバイト先の店などの生活空間に配置されたさまざまなアイテムが、生活感、ひいては社会的地位や生活環境を想像させてくれるのが好き。本サークルさん描かれるところの作品は、背景に語らせる部分が非常に大きいと見た。
 あと、作中では詳述されてはいませんが、この三人は血のつながった姉妹ではなく、まだ幼いしろをくろ美ともも香が引き取ったらしいことがほのめかされています。この辺の関係性の絶妙な匂わせが、作品のテイストをシリアスになりすぎない具合に引き締めている感じですね。
 こういうフィクションをリアル組み込んだ作品というのは、バランス配分を間違えるとフィクション/リアルのどちらかに偏ってしまってもう片方の味がなくなってしまいそうですが、本作はそのへんの偏りもなく素直に楽しい作品でした。
 ①とあるので続刊も楽しみ。あとくろ姉にはエナドリは控えていただきたい。
 今日はここまで。
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冬コミ新刊レビューオリジナル編・その1
初公開日: 2026年01月17日
最終更新日: 2026年01月17日
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