年に1回のインディーズゲームの祭典、「ゲームパビリオン2025」に行ってきました!
 予報では雨となっていたものの当日は晴れてて天気にも恵まれてたのでよかったよかった。
 家を出るときはコートを着ていこうかどうか迷いましたが、夜にはかなり冷え込んできたのでコートを着て行って正解でした。
 イベントスタートは11時でしたがそこまで早く行くこともなかろうということで昼過ぎからゆっくり行きました。まあ結論から言うともっと早く行くべきだった……目をつけてたスペースを全部私有できなかったので来年は11時から行きます。
 それではさっそく、今回試遊したゲームの感想を書いていきましょう。
*・Louloudi Asteri(ルルディ・アステリ)~Save the Solar System~(
星花🌸ゲーム開発)*
 一見2D横STGですが実際には3Dサイドビューであり、奥行方向へのサイドステップや空間を回転させるローリングを使用して立体的な機動で攻略していくSTG。
 広大な宇宙空間という舞台と太陽系全体を襲ったウイルスを打倒するという設定とストーリーにマッチした機動は、最初は戸惑うものの慣れてくると見た目以上の空間の広がりを感じることができます。大量の雑魚敵が次々と襲いかかってくるさまはまさに宇宙戦争といった感じ。
・REDNEG ALLSTARS SWING-BY EDITION(あうとさいど)
 本作はすでに製品版をプレイ済みですがせっかくだからプレイ感触を。
 道中を完全に撤廃するという思い切ったゲームデザインの本作、製品版のレビューの際にも書きましたが非常にテンポがいい。各ボスの攻撃パターンが2パターンというのがこのテンポの良さの秘訣でしょう。特に今回のように長時間のプレイを前提としない試遊で作品の魅力を十全に伝えるには非常に有効なんじゃないでしょうか。
・卯星(白兎電子工房)
 オプションの位置を状況によって切り替えながら攻略していく横STG。
 豊富な種類のパワーアップアイテムでショットを使い分けながら進んでいきます。どのショットもちゃんと使い所がありいわゆる死に武器がないのが好感触。
 画面下に表示されるメッセージウィンドウではキャラどうしの掛け合いが楽しい作品です。
・はがれがしー(Hitox)
 頭巾を被った犬のペリンを操って進む横スクロールACT。
 特徴的なのはなんといっても、「ステージ中に貼られたシールを剥がす」というアクション。シールを剥がすことで、障害となっているシールを取り除く、その裏に隠れたアイテムを見つけるといったアクションが可能となっています。
 さらに、剥がしたシールがもとに戻る反動で大きくジャンプしたり大量の敵を一気に倒したりといった特徴的なアクションもできます。
 世にACT数あれど、この「シールを剥がす」というアイデアによる多彩なアクションは今までになかったと思います。
 キャラやステージデザインも可愛らしく、小さなお子さんがプレイしていたのも頷けるというもの。
・ヅララララッシュ!!!(合同会社 天晴ファクトリー)
 ミクロ化して人体内に入り込んだ主人公・ドクターZとなって悪質なウイルスを蹴散らせ!
 本作は全方位ツインスティックシューターなんですがなぜかパワーアップアイテムがヅラ。豊富なヅラをどんどん取得してパワーアップしていくのが楽しい作品です。
 絵面こそバカゲーですがプレイしてみると丁寧かつ手堅く作られているのがわかります。ゲージを貯めて一発逆転系のシステムを搭載したゲームは「タイミングよく追い詰めてくれること」が肝要だと思うんですが、本作は実にいいタイミングで大量の弾幕と敵の群れで追い詰めてきてくれるので気持ちよく反撃できます。
・RE_ACTOR(きゅぷらぼ)
 前作「デッド・イン・ヴィトロ」の流れをくむ弾幕STG。前作がオーソドックスなケツイ系STGだったのに対し、本作は同じく弾幕STGではあるもののかなりアクション要素が強いシステムを搭載しています。
 広範囲を攻撃するショットや緊急回避のボム以外に、攻撃手段を切り替える「コネクト」からのゲージを消費しての必殺の一撃で大ダメージを与えるシステムは、一瞬の隙をついて瞬間の判断が大切になる感じ。防戦からの一転攻勢が非常に楽しいのに加えてカットインが入るのが実に良い演出。
・神風帝国(神風工房)
 本作はなんと残機無限の横STG。なぜなら自爆して敵も障害物ももろともにふっとばすから!
 といった実に思い切ったシステムの本作は、大量増殖したかわいい人型兵器を操ってばんばん自爆特攻する命が安い任意スクロールSTG。
 多彩なメイン・サブショットには残弾があり、弾切れになったら潔く命を散らせ! 弾切れになってなくても1秒を惜しんで命を散らせ!
 インディーゲームの面白さのひとつは「商業ではできない尖ったゲームシステム」だと思ってるんですが、本作はまさにそんなインディーゲームならではの作品と言えるでしょう。
・Revolgear Zero(びっくりソフトウェア)
 説明不要の「グレイズカウンター」のびっくりソフトウェアさんの最新作。試遊した感じではかなり固まってる感じでしたが終わった後のお話ではまだまだ調整が必要な様子。
 本作は縦STGだったグレイズカウンターに対して横STG。グレイズカウンターと同様の強力な武装を場面ごとに使い分けていくスタイルのゲームです。
 自機と合体・分離可能な支援兵器ビットと発動中は完全無敵のバースト攻撃を適切に使い分けることでさまざまな場面を切り抜けていくのが楽しい。弾避けやパターン記憶だけでなく武装の適切な使い分けというプレイヤースキルを要求される「攻め」のSTGです。
 そして今回からは待望のボイスが追加! やはりボイスがつくとゲームが一気に豪華になった感じがします。
・精霊機エレクファルター(Project Rolling Gunner)
 「Rolling Gunner」を制作されたサークルさんの新作縦STG。
 去年のゲームパビリオンでも試遊させていただきましたが今回はさらに細かい調整が加わっているようす。
 16:9画面対応の精緻なグラフィックは健在で、前作とは打って変わってファンタジーな世界観が楽しめます。そして相変わらず爆発が美しい。爆発が美しいSTGはいいSTG。特にボスの多彩な死に様は実に魅力的です。
 しかし今回のバージョンでもっとも魅力的だったのがステージクリア時のデモでしょう。もうチビるくらいカッコいい。「Rolling Gunner」でもそうでしたが、「ゲームクリア時のデモをめっちゃくちゃカッコよくする」というアプローチは意外に唯一無二なのでは。
・終焉のアーキタイプ(あきら小屋)
 「夕暮れの楽園と赤く染まる天使たち」が中国でやたら人気になっている本サークルさんの展示は、夜光蛾9と終焉のアーキタイプの体験版のふたつ。今回は終焉のアーキタプを試遊しました。
 本サークルさんの作品の個人的な印象として「肉肉系orメカメカ系」というのがあるんですがこちらはメカメカ系。特にあきら小屋さんのゲームではかなり珍しい気がする人型ロボのボスがいます。
 ゲームシステムは支援兵器ワスプを打ち込んでゲージを貯めてオーバードライブモードを発動して一気に大量の敵を殲滅する攻め攻めの姿勢を重視したもの。ボタン長押しのレーザーは敵弾からエネルギーを吸収してライフを回復するというゲージ回収と消費のサイクルが重要になります。
 前回の感想でも書きましたが、あきら小屋さんの作品は徹底して「ミスによるペナルティを小さくする」「ミスからのリカバリーを容易にする」という姿勢を非常に重視しています。見た目こそ人を選ぶビジュアルですがその実はしっかり初心者に寄り添い、なおかつSTGの楽しみを十全に味わえる作品です。
 そして今回、前回聞きそびれたことを聞いてみました。すなわち「一連の作品のキャラクターのあまりにも独特のネーミングは一体どこから来たのか?」という質問。回答はずばり、中東などの日本人には耳馴染みのない言語っぽい造語を選んでいるとのこと。サークル主催の坂葉さんはtwitterのプロフィール欄によれば「かつては冒険家を志しユーラシア大陸人力横断、ヨーロッパ~アフリカ人力縦断を果たした」とのこと。このときの「国境を超えた途端に言語や文化がいきなり変わる異世界感」を自分のゲームに投影しいるそうです。
 確かにあきら小屋さんのゲームにおけるネーミングには全くと言っていいほど既存の名前が使われていないのであの独特の世界観が確立してる気がします。
・イルベロスウォンプハッピートゥギャザー(株式会社RS34)
 こちらは企業のゲーム。
 アクの強い世界観か魅力のマイルストーン系STGを受け継ぐ株式会社RS34。本作は「イルベロスウォンプ」のアナザーバージョンとなっています。
 RS34のゲームはニンテンドー系のハードに移植されているものが多いのでラジルギ2くらいしか触れてませんが、本作はマイルシュー特有のトゥーン調でなおかつビビッドというよりはドギツイグラフィック、バンバン使えるボムなどプレイ感はまさにマイルシュー。
 また、画面がアイテムやメッセージウィンドウ、敵弾、敵キャラと画面表示物がたくさん。にも関わらず画面がごちゃつきすぎで自機を見失うことがないのはすごいと思います。
・スチーム・ハーツ サターントリビュート(株式会社シティコネクション)
 セガサターンに移植されていたさまざまなゲームを現行機に移植するサターントリビュートシリーズ、その中でも今回特に注目してたのが本作。
 名前は知ってたもののプレイしたことがなかったので今回が初プレイとなります。ゲームシステムは2種類のメインショットと6種類のサブウェポンに加え、一定時間サブウェポンを強化する「ウェポンクラッシュ」、自機を急激に加速させて緊急回避する「ブースト」といったテクニックを駆使して攻略していく縦STG。
 プレイ感が実に「あの頃」の縦STGと言った感じでノスタルジーに浸れました。こういうのでいいんだよこういうので。敵の攻撃はかなり激しいものの、自機はライフ制なので難易度はうまい具合に押さえられている感触。
 そして本作と言えばビジュアルシーンですがどのくらい規制されるんだろうな。
・嘆きの七英雄(嘆きの七英雄)
 正直に言いますが「七英雄」ってワードに惹かれました。
 本作はスマホやタブレットだけでなくマウスを用いたPCでのプレイにも対応したRPG。今回はノーパソ&マウスで試遊させてもらいましたが、キャラの移動からコマンド選択まで全部マウスひとつでできるのでかなりスムーズ。
 戦闘はいわゆるアクティブタイムバトルを採用してるんですが、オーソドックスなコマンド選択式バトルに切り替えることもできるよう。
 主題歌やキャラボイスも搭載されているなかなか豪華な作品でした。
・DYSTHANASIA(窓枠)
 「Sanuk Inc.」さんのところで展示されていた3DAVGホラーゲーム。
 ポスターにデカデカと「DLサイト配信拒否」と書かれていて笑ってしまった。
 本作は無力な女の子を操作して謎の怪物が徘徊している建物を進んでいくホラーゲーム。展示・試遊はsteam deckで行われており、はじめて現物を触りました。
 ゲーム内容はオーソドックスなホラゲといった感触。プレイ時間はそんなに長くありませんでしたが、発煙筒を使って敵を誘導する、しゃがみや走るといったアクションを使い分けて敵から逃げる、ロッカーに隠れるといった追いかけられ系ホラーに必要な要素は一通り揃っている感じ。
 また、今回はイベントでの展示ということで抑えていたのかもしれませんが、DLサイトから配信拒否を食らうということはけっこうなゴア描写があるようなのでそっち方面も期待できそう。
 ……といった感じで今回もたくさんのゲームを試遊させていただきましたが気になったゲームを全部プレイするには時間が足りーん! なので次回は開場と同時になだれ込もうと思います。
 しかしゲームパビリオンはこれで終わったわけではありません。終わった後は前回と同じく打ち上げだ! というわけで後半に続く。
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ゲームパビリオンjp2025行ってきました!その1
初公開日: 2025年03月30日
最終更新日: 2025年03月30日
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