大盛況のうちに終わった「RRR」お帰りナートゥマサラ上映・昼の部。
しかし、俺たちの戦いはこれからだ!
というわけで夜の部に備えてエネルギー補給を行います
今回もタージマハル・エベレストさんが出張してくれているのでさっそくカレーセットをいただきます。ちょっと前の「K.G.F」で格段に知名度を上げた薄いクラッカーのような食べ物である「パパド」は今回も健在。スパイスが効いててとても美味しい。塚口の定番メニューにしてもいいのでは。というかもう店舗を併設するしかない。
思えばサモサ、ナンカレー、パパドといったインドのメニューは全部塚口で初めて食べたんだよな。初めてに出会える映画館、サンサン劇場。「時計じかけのオレンジ」上映の際には麻薬入りミルクを販売するくらいのことはするぞこの映画館。
昼の部で消費したエネルギーを回復したので夜の部に備えて劇場へ。外はまだ雨が降っていましたがジメジメ感はマサラの熱気によってふっとばされたのか減少していたので快適に過ごせました。
上映前のスクリーンを眺めつつ気息を充実させます。ちなみにクラッカーなんですがトートバッグいっぱいに持ってきたのに気がついたら昼の部で全部使い果たしてました。200発以上は持ってきたはずなのに、「RRR」はやはり弾薬消費量がどう考えてもおかしい。花火大会か?
なのでわたくし人形使いは、夜の部には己の肉体ひとつで挑むことになってしまいました。リングベルを装着した右手を振り回し続けてすっぽ抜けるかと思ったわ。
入場開始時間から上映開始までのアイドリング時間。館内の熱気がジワジワ上がっていきます。この現実空間がマサラ空間に書き換わっていく時間たまらん。マサラ空間ってなんだよ。
そして昼の部と同じく、万雷の拍手とともにあの男が現れる! シネマイスター☆トムの登場だ!!
毎回言ってますがこの瞬間の盛り上がりと言ったら本当にすごいです。上映前でこれだけ盛り上がる映画館もなかろうて。
そして恒例のアンケートタイム。昼の部と同じく「初マサラ」「初RRR」「初塚口」の3種ですが、夜の部でもたくさんの人たちが初マサラ、初RRRの場にこの塚口サンサン劇場を選んでくださっていてとても嬉しい。獲物が同志が増えるのは嬉しいことです。来月もなにかのマサラ上映をやるらしいのでまたここに集っていただきたい。
そしてこれまた昼の部と同じく「初マサラ」「初RRR」「初塚口」の3つの条件すべてを満たしている最高の獲物幸せなお客様がいるかどうかを確認します。
いた!! 後方の座席にひとり、すべての条件を満たす人が挙手しているのに向かって拍手の集中砲火!! 塚口サンサン劇場の心はひとつ、お前絶対逃さんからな。
劇場全体から獣の眼光が放たれる中、これまた恒例の戸村支配人によるナートゥ指導!
「RRR」マサラ上映に一度でも参加したことがある人はわかると思いますが、ナートゥは数分踊っただけでも著しく体力を消耗するもの。それを今回の昼夜マサラ上映において戸村支配人はこれで2回、上映中を入れればこれで3回踊ることになる。そしてまだ夜の部のナートゥ本編が残っている。この意味がわかるな?
わたくし人形使いは見ました。戸村支配人の命が今まさに燃えているのを。命を消費している魂の輝きがそこにあった。キレッキレのナートゥのあとにはフラッフラの戸村支配人の姿が……。ゲームならライフゲージが赤点滅してますよこれ。スライムに殴られただけで棺桶行きですよ。
それでも命を使い果たす勢いで踊り続ける戸村支配人を讃えよ!よばかりにクラッカーと紙吹雪と歓声が浴びせられます。まだ上映始まってないのにこれですよ。ここ本当に映画館?(2回目)
そんな感じで上映前からガンド・ロワの主砲レベルのエネルギーをも凌ぐ雄叫びが電光石火の一撃を呼ぶ「RRR」お帰りナートゥマサラ上映・夜の部、開始(はじめ)ッッッ!!!
「RRR」マサラ上映はこうしてしばしば昼夜2回行われますが、同じ映画、同じ場所、同じレギュレーションであってもやはりどこかしらに違いが出てくるのが面白いところ。
例えばラーマとビームに対する応援の声。
昼の部ではどちらかと言うと「ラーマカッコイイ!!」の声が多かった感じですが、夜の部では「ビームがんばれ!!」の声が多かったですね。これは夜の部では女性の数が多めだったのも関係しているんですかね。
また紙吹雪に関してはどちらも見事だったんですが、夜の部で特に良かったのが冒頭の少年救出のシーン。少年を見事救出したあとラーマとビームががっちりと手を取り合ってタイトルイン!のあのシーンあの瞬間に、インドの国旗の色である黄色と白と緑の紙吹雪がスクリーンに舞う! 今回実際にこの光景を見た人には分かると思いますが、あまりにも見事なタイミングと色のチョイスにちょっと泣きそうになってしまいました。あまりに美しすぎる……。
クラッカー班についてはなんだかいつの間にか自然発生的に生まれた終盤の森でのバトルシーンのジェイクの「撃ち方やめ!」の号令を完全無視してクラッカー鳴らしまくるというのが起こっててみんなで笑ってました。マサラ上映にはさまざまな楽しみがありますが、何回もマサラ上映されてる作品だとこういうお約束が自然発生的に生まれてくるのが楽しいですね。
鳴り物班は昼も夜も見事でした。昼の部の感想で「劇伴を邪魔しないちょうどいい塩梅だった」と書きましたが、夜の部ではこの「劇伴を邪魔しない」に加えて「セリフを邪魔しない」が特に上手かった気がします。
みんな大好き冒頭の救出劇からのdostiのシーンでは、歌の途中でラーマやビームらのセリフが挟まりますよね。ここでBGMに合わせて館内に鳴り響いていたリングベルのボリュームが1段階下がるんですよ。この気遣い、この奥ゆかしさ。まさに日本文化の美しさですよ。
マサラ上映はただ単に大騒ぎするだけにあらず。その大騒ぎのレベルをシーンに合わせて自在に調整することによって前説で戸村支配人が毎回言っている「映画鑑賞+α」が初めて成立するわけです。
しかるに今回のマサラ上映では、昼夜ともにプロの域に達したマサラー(マサラをする民の意)たちによってマサラ上映のレベルが数段上に向上していました。「映画鑑賞+α」の「α」の部分が異常に充実している、それが塚口。
最初から最後まで万雷の拍手と熱気で始まりそして終わった「RRR」お帰りナートゥマサラ上映。上映が終わっても今度はこれまた恒例の写真撮影があるんですが、その際ステージに上がろうとした戸村支配人が転倒するというアクシデントが発生! そしてその瞬間を関西キネマ倶楽部さんが激写! このライブ感こそ塚口よ。この写真が後にはるか海を超えてインド本国に届くことになろうとは誰も知らなかった……。
そんな感じで「RRR」2周年を記念するお帰りナートゥマサラ上映昼の部・夜の部、最後まで塚口らしい楽しいマサラ上映でした。
そして終わり際に戸村支配人から「来月は『アレ』のマサラ上映をやります!」とのアナウンスが。「アレ」とは一体どの作品なのか心当たりがありすぎてどれのことやらさっぱりわかりません。いやほんとに心当たりがありすぎます。
いつどんな作品のマサラ上映が来てもいいように常に大量のクラッカーを、そして参加できる時間の余裕を確保しておかねば。12月もなんかやるに決まってるし新年もなんかやるに決まってるからなこの劇場。サンサン劇場に関わってたら命がいくつあっても足りません。