光子爆雷が、宙域に侵入した際の戦闘の爆光に倍する輝きを持ってネグザルツに襲いかかる。ネグザルツは急加速、鋸歯状の機動(マニューバ)で追従してくる光子爆雷から逃れつつ、暗黒の宇宙の中でひときわ輝く白銀の鎧に照準を定める。
 粒子弾斉射に合わせ、レインディアも応射。両者の中間位置で粒子弾が衝突し視界がホワイトアウト。しかし、ネグザルツの鋭敏な感覚器は、巨大な殺気の塊が上方に占位するのを捉えた。
「貴様はッ!」
 竜骨(スパイン)を震わせる殺気が上方から浴びせられた。「光」の名を冠する聖鎧「リュミエール」の力による超加速は、その巨体を太陽風に舞う如く駆動させている。機動力で間合いを取る戦いは不可能だ。
「私からすべてを奪った!」
 レインディアの放つ殺気に呼応するがごとく、リュミエールの装甲表面に電弧(アーク)が疾(はし)る。そのエネルギーが形作る巨大な剣の姿を予見したネグザルツは、思考よりも早く抜刀していた。
 太陽剣。聖鎧の力を借りているとは言え、正統後継者にしか使用できないはずの太陽剣の力を、レインディアは模倣(エミュレート)している。
 レインディアの抜刀が半瞬速かった。かろうじて直撃は避けたものの、受け止めたレインディアの太陽剣のエネルギーがネグザルツの装甲を焦がす。太陽剣どうしが互いに干渉し合って散らす火花の向こうから、レインディアの放つ殺気が吹き付ける。
「そうだ、貴様は私からすべてを奪った! 王位も、太陽剣も、そして……」
 レインディアの背面ブースターが一気に点火、ネグザルツを押しつぶそうと迫る。質量で劣るネグザルツは押し返すこともままならず、岩塊に激突しながら後退。
カット
Latest / 21:56
カットモードOFF
文字サイズ
向き
チャットコメント通知
GRAND CROSS ReNOVATION二次創作小説書いていきます。
初公開日: 2024年04月07日
最終更新日: 2024年04月07日
ブックマーク
スキ!
コメント
GCR二次創作小説「Next the Roots」書いていきます。