そういや夏コミの前に名華祭があるじゃねーか急がないとまた未レビューの感想が溜まってしまう。
・鎮西八郎為朝外傳 流説天壌夢弓(折葉坂三番地)
まさに「大河ロマン」という言い方がふさわしい、鎮西八郎為朝をフィーチャーした一冊。
印象的だったのは、本文中でおそらく1回も東方キャラの名前が直接的に出てきていないこと。
作中に登場する天邪鬼はまあ明らかに正邪のことなんですが、その名前は出てきていません。わたくし人形使いもたくさんの東方二次創作作品を見てきましたが、東方キャラの名前が出てこない作品は初めて見た気がする。
しかも正邪の出番も中盤超えてからだったので、かなり異色な二次創作作品と言えるでしょう。
それでいて東方二次創作作品としての形を失っていないというのが上手い。以前紅楼夢で折葉さんにお会いしたときに、「歴史上の人物を取り上げる際には、その人物のエピソードが強いと東方キャラを入れる余地を見つけるのが難しい」ということを話されてましたが、本作はその辺かなり苦労されたんじゃないでしょうか。
本作は前半が鎮西八郎パート、後半が天邪鬼パートというように分けられるように思えます。言い換えるなら、前半は史実パート、後半は幻想パートとも言えるでしょう。
特に後半の、正邪の天邪鬼としての能力を活かしたバトルシーンになるところで一気に東方みが増す展開が良かった。
今回は前半とのことなので、後半がどのように展開するか楽しみです。
今日はここまで。