はい、ではさっそく行きましょう夏コミ戦利品レビュー。
なお、タイトル欄の文字数制限があるので、紹介作品数が多い場合はタイトル欄に作品名が入り切らないもよう。
まあ感想は毎回直接伝えてるからいいか……。
・#飄々とした美少女美術部部長おしまい(Juriet Don't Cry)
一番槍を務めるのは、リアル後輩であるところのさがらくだ後輩のオリジナル作品。
彼のライフワーク(と勝手に俺が思っている)「#飄々とした美少女美術部部長」、一応の最終回を迎えます。
そして学園モノで最終回と言えばやはり卒業式。表紙でも「#飄々とした美少女美術部部長」のアイコンとも言える「夕日と黒セーラー服」が別れと新しい生活の始まりを感じさせます。
そしてこの一連のシリーズ、徹底して部長と後輩くんしか登場せず、ロケーションが常に夕日の美術室というのが、この放課後のひとときが彼らにとって特別な時間と空間であることが伝わってくる実にいい。
そして最終回となる本作でも、卒業式のその日を迎えてもやはり部長と後輩くんの物語が終りを迎えるのは夕日の美術室。
今回実に巧妙(うま)いと思ったのは、卒業式→部長は美術部部長でなくなる→部長の本名は……というこの一連の流れ。そこから次のページであっさり卒業後のエピソードが描かれてるのも好き。
またさがらくだ後輩いわく、「一応の最終回を描いておくことで間のエピソードをいつでも描けるようにしておく」とのことなので、これから「真(チェンジ!!)・#飄々とした美少女美術部部長~世界最後の日~」とか「#飄々とした美少女美術部部長・接触篇/発動篇」とか「#飄々とした美少女美術部部長・EPISODE 0」とかが描かれるということなので楽しみにしています。
・ぶらッどもんがァ体験版(Platine Dispositif)
同人ゲーム界のデータイーストと思っているサークルさん、久々の体験版でワクワク。
今作は、いわゆる「戦場の狼」タイプのすっかり見なくなった感じの歩行型縦スクロールSTG。
タイトルとゲームシステムから察するに、過去作である「Blood Vain」と関連がありそう。
このサークルさんのゲームは毎回特徴的なゲームシステムが楽しみなんですが、本作もまた特徴的なシステムが。
生物系の敵を倒すとドロップする血を回収するとブラッドパワーが溜まり、強化ショットや防御技が使えます。機械系の敵を倒すとドロップするヒイロカネを回収するとスコアアップに加えてブラッドパワーの上限が上がります。
自機の素のショットはかなり貧弱かつショットは直接パワーアップしないので、上記のアイテムを回収しつつうまい具合にブラッドパワーを上げていくのが攻略の鍵となる感じでしょうか。
ボス戦では回避不能のタイミングの攻撃をうまくガードしつつ、ショットだけでは明らかに辛いので血を回収して強化ショットを撃ち込むという戦略になるでしょうか。
ボス戦ではスクロールが止まるので、道中とは異なり自分からボスに接近して血を回収する必要が出てくるのが、リスク&リターンで面白い。
このサークルさんの作品はなんだかんだで全部プレイしてますが、リスクコントロールが非常にうまいという印象です。リスクに見合ったリターンが得られるゲームシステムとシチュエーションがしっかり用意されているというか。
READ MEテキストによれば完成度はまだ2%程度とのことなので、ここから作品がどんなふうに進化していくのか楽しみです。
・こふんは生きている-マホロヴァ・クラブの死体探し-(CAVY HOUSE)
「独特」という言葉では表せないくらい唯一無二の独特な世界観とグラフィックを誇る本サークルさんの最新作は「自分を古墳だと思いこんでいる公園ぐらしの男の子が、ひょんなことから知り合ったハニワの男の子と一緒に自分の中に入ってくれる死体を探す」という思わず宇宙猫になってしまうようなお話の王道ジュブナイルAVGです。
ゲームシステムは、さまざまなオブジェクトを調べてアイテムを探したりギミックを解いたりするオーソドックスなシステム。特徴的なシステムとしては、オブジェクトを調べたときに取得できるポイントを消費してヒントを得られるというものがあります。
でもまあ本作のインパクトは設定とビジュアル面ですよね。「プレイヤーキャラが前方後円墳のゲーム」とかATARIの「PONG」から始まるゲーム史に於いて本作だけなのでは。あとこふんくん、慣れないうちは前と後ろが分かりづらい。
なんか本作、そのほのぼのとしたビジュアルからNHKの教育番組アトモスフィアを感じます。あとハニワが出るしな……。
また本作は要求スペックがけっこう高いようで、画質・高だとかなり重くなりました。プレイしたい同人ゲームの要求スペックを満たすためにPC買い替えるのはいつものことなので、完成版が出るまでにはPCをつよつよスペックにしておきたいと思います。
今日はここまで。