はい、まだまだ残ってます同人誌レビュー。粛々と進めてまいりましょう。
・ご期待に添えかねます(ニセキノコモドキ)
目のクマがとってもラブリーなさとりおねえちゃんにすっかり魅了されてしまったサークルさん、今回の新刊は鬼形獣の重要キャラである吉弔と早鬼を巻き込んだお話です。
本サークルさんはこれまでの組織同士の衝突やその中の権謀術数渦巻く情報戦を描いたシリアスな作品を描かれていました。
そして鬼形獣が組織どうしの衝突をメインとした作品だったので、いずれこのサークルさんが鬼形獣メインの作品を作るだろうと思ってましたが、やはり来ましたね。
吉弔の悪い顔が最高。そして唐突に現れるおねえちゃんに吹いた。
今回はこの3人が一つの部屋でひたすら話術を駆使して話し合う展開となっています。
わたくしマンガを描くことに関しては門外漢なんですが、こうした展開をマンガで面白く描くのってそうとう難しいんじゃないですかね。
会話劇がメインとなる展開上、どうしてもセリフやト書きが多くなるので紙面上の文字数が多くなり、よほど画面構成をうまくしないとページが文字で埋まってしまうんじゃないかと思います。
また、同じく会話劇がメインであることが理由で基本的にキャラにあまり激しいアクションをさせることができず、画面が地味になってしまったり、コマごとのアングルが画一的になってしまったりもしそうだと思います。
しかるに本作を読んだ感想としては、文字が多くて画面がうるさいともコマのアングルが退屈だとも思いませんでした。これ、実はとてもすごいことなんじゃないですかね。
というか最初は余裕綽々だった吉弔がさとりおねえちゃんのペースに巻き込まれてメンタルをめちゃくちゃにされていくのが不憫でたいへん可愛いい。かわいそうはかわいい。
早鬼は最初からあんまりものを考えてないので、なんか今回のお話では結果的に吉弔がひとりでボコられただけなのでは……。
そして、「実は最初から勝負は決まっていた」というのも美しいオチでした。
今日はここまで。