真夏は茹だるように暑かったというのに、外はもう涼しい。最近では20度前後で散歩には丁度いい気温だった。
しかし雨が多い。6月よりも多いのではないだろうか。アメリカなら通り雨くらいにしかならないというのに、日本という島国はやたらと長い。
丸一日雨が降っている。ホテルから出て歩いて20分ほど、大きな門を潜り抜け行きついたのは教会だった。
礼拝堂の椅子に腰を掛ける。日本に来て4ヶ月は経っただろうか。
ここは冬木教会。
別に、用事も何もないが、そういえば日本にはまだ来たことが無かった。自分は知り合いでも何でもないが、師父には言峰璃正という八極拳の達人が知人で居たらしい。師父に引き取られる前にそんな話を小耳にはさんだような気もするが正直覚えてはいない。
その息子も代行者の中では優秀だったそうだ。噂でしか聞いたことはないが。第5次聖杯戦争中に亡くなったと聞いた。親子共々聖杯戦争で亡くなるというのはなんとも運が悪い。
「あら、ここに神父がいるなんて珍しい」
視線を声がした方に向けると赤色が好きなのだろう目が醒めるほどの綺麗な赤い服に髪は腰辺りまで、双眼は碧い瞳が美しく輝いていた。
一目で魔術師だと理解はしたが口には出さず、信徒でも無さそうな彼女に違和感を持ちながらも冬木教会について尋ねた。
「……へえ、この教会随分と神父が居ないの。まぁディーロ神父という方が一時的には居たけれど私の妹に数日間話を聞いた後帰国したらしいの」
聞き慣れた名前がした。幼い頃の恩人だ。師父に引き取られてからというものの、ディーロ神父にはあれ以来会っていなかったし、
聖堂教会に属していても彼は魔術には詳しくはない。ましてやあんな温厚な性格、代行者も難しいだろう。
「そうか、言峰綺礼について知らないか?」
「──本当に珍しいわね。綺礼の事について聞いてくるなんてあの神父なら今、不在…「魔術師のお嬢さん。聖杯戦争で亡くなったのは知っているんだ。彼の噂しか知らないが、代行者の中でもトップクラスだったそうじゃないか」
女性の言葉を遮り答えを待つと訝しげにこちらを見つめてくる。迷っている、困っている、呆れているそんな顔色だった。
しばらく考え込んだ後漸く口を開いた。
「あれは根は真面目よ。私、それほど詳しくないのよ。最後にアイツとどうこうしたのは士郎だから。……そうね、変に気を利かせて誕生日に趣味じゃない洋服を贈ってきたり、人の不幸を喜ぶタイプね。ひっくるめて悪とは言えないけど。ひどく難しい質問だわ。生きてるなら引っ張り出してやりたいくらい」
「その様子だと、言峰綺礼の事は嫌いじゃなかったんだな」
「は!?ぁ…あ~…そうね。冬木教会の神父としては嫌いじゃなかったわ。言峰綺礼としては嫌いだけど。それより、どうしてあなたは綺礼を調べにきたの?」
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と、ここまでお湯につかりながら思いつきました。次。
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かち、かち、かち
深夜0時
静かに歯車が時を刻む音がする。
かち、かち、かち
となりで青年が寝息を立てている。時計は隣で正確に時を刻んている。
時計はこの時間が好きだった。危険なことが起きず、血を見ることもなく、安全で安心なこの時間がどうにも好きだった。
時計は殺人鬼だというのに。ジャック・ザ・リッパー時計の名前だ。
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なんかの見出しというのでしょうか、なんでしょうか。なんだろう。わからない。
ただ、時計が幸福だと感じる時間を正確に刻む話が読みたかったと思います。
フラットとバーサーカーは多分きっと立っている位置は違えど、見ている景色は同じと捉えています。
わからない。寝てる君を見るのが好き。そんな話でもいい。
隣にいて別に安心はしないけれど呼吸のタイミングが同じとか。そんな些細な幸福を感じる時計。
いいかもしれない。
いつか、フラットの腕が軽くなるとき。どう思うのだろうか。
別件で、つい最近、タンブラーに書いた、時計の気持ちと最後の
「そうだ、教授からゲームを借りよう」と浜辺を後にしたフラットを書きました。
とくに、理由はないけれど、事の発端といいますか。ゲームに触れるフラットいいと思います。
特に話すことが無くなってきました。
たまに、こういう文が打てたらいいなって思います。
リアルタイムでこんなに表示されるの、すごく面白いとおもうし、でも、私変換ミスが多いのでお恥ずかしい。
恥ずかしいなあ……
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初公開日: 2020年10月06日
最終更新日: 2020年10月06日
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