嘘のように愛を囁きあった。
不思議な程に穏やかに、
あるいは暴力的に抱き合った。
笑顔、殺意、涙、全部。
おれたちは全部見てきた――のに。
「ン?メールか?だれ」
「バッ、見るな!」
「『おれと』――なんだ、書きかけじゃねェか」
「、お前には関係ねェ」
「…へえ?」
たった一言が、いつまでも、言えない。
カット
Latest / 09:17
カットモードOFF