※アテンション※
〇〇にはお好きな名前を入れてください。
夢主目線です。
殆ど何も考えずに書いてますので、落書き程度に思ってください。
昨日書いた文を少し変えました。
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「先輩、おはようございます」
靴箱で声をかけてきたのは一つ年下の竈門炭治郎君。学年ごとに靴箱は分けられている筈なのに、何故か彼は毎朝私に声をかけてくる。登校時間を早めても遅めても、必ず私の前にやってきて「おはようございます」と微笑みかけるのだ。
彼と知り合ったのはパン屋さんの中。彼の実家はパン屋を営んでおり、彼もよく店の手伝いをするのだという。学校から近いこともあり、偶に私は買いに来ていた。そこで店員さんの彼と、客の私が出会った。ただそれだけの事。しかし、彼はそこから私を見つけては声をかけてきた。別に親しく話したわけじゃない。前から面識があったわけでもない。なのに彼は私に話しかけては笑顔を向けてくる。特に嫌な気持ちにはならなかったので普通に可愛げのある後輩として接してきたのだが、最近妙に距離が近い。会話をするにしても、一緒に行動をするにしても、前とは比べ物にならないくらいに近いのだ。
今もこうして、私の顔を少し覗き込んでくる。
「おはよう、炭治郎君。あの…毎回言ってるけど、私のこと待たなくていいんだよ?早く来てるなら教室に…」
「どうしてですか?先輩は、俺の事嫌いですか…?」
「いや、別に嫌いじゃないけど…」
そう言うと炭治郎君は嬉しそうに目を細めて私を見つめた。不意にもどきりと胸が高鳴る。私を見下ろす赤い瞳が綺麗でずっと見つめてしまいそうになるのを誤魔化すように、私は少し早足で教室に向かう。
教室までついてきた炭治郎君と別れ、自分の席に着席すると友人がニヤニヤした顔で話しかけてきた。
「おはよう、〇〇。今日もイケメン君と一緒だったんだね」
「おはよう…。頼んでないんだけどね…。」
溜息を吐きながら応えると友人はキャッキャッと茶化すように私の横腹を肘で突いてきた。
「絶対あの子〇〇に好意あるよ〜!付き合っちゃえば?」
「やめてよ。揶揄ってるだけだよ、きっと。」
私は愛想笑いでそう返したが、何故かチクリと胸が痛んだ。
遊び…。勘違いするだけ後々辛いのは私…?
モヤモヤと胸の中で渦巻く思いを私は消すように顔を横に振った。
時は流れてお昼休み。いつも通り友人と昼食をとろうと席を立った時、扉近くのクラスメイトが私の名前を呼んだ。
声のする方向を向けば、扉の前で小さく手を振る炭治郎君の姿があった。少し驚きながらも近くに行くと炭治郎君は嬉しそうにまた目を細めて私を見下ろす。
「先輩、よければ一緒にご飯食べませんか?」
「あ、えっと…ごめん、もう先客が」
「いいよイケメン君!是非一緒に食べてやってよ」
私の言葉に被せるように発した友人の言葉を聞いて、炭治郎君は「ありがとうございます!〇〇先輩お借りしますね!」と満面の笑顔で返していた。誰一人私の話は聞いていない。横目で友人を睨むとクスクスと笑って「楽しんできてね」と軽く背中を叩かれた。楽しむって…何を楽しむのだろう。私たちは恋人同士ではないとうのに。
心に小さな不安を抱える私の手をとって炭治郎君は廊下を歩き始める。
何処に向かうかも知らされなないまま辿りついた場所は
「講習室…?」
「はい、今は使われてないですけど。鍵は職員室から取ってきました」
どやさ、と自慢げに胸を張る炭治郎君にクスクスと笑えば「ぁ、漸く笑いましたね」と嬉しそうに微笑む炭治郎君と目があった。その笑顔にまた胸が高鳴る。鍵を開けて講習室に入っていく炭治郎君の背中を追いかけながら、私は頬に集まった熱を逃すように軽く両頬を叩いた。勘違いしちゃ、ダメ…。
炭治郎君が座った場所は扉から一番遠い窓際の席。暖かい日差しが窓から差し込んで気持ち良さそうだ。炭治郎君の前の席から椅子を借りて、炭治郎君と向き合う。
「先輩はいつもパンなんですか?」
「あぁ、うん。作るの面倒臭いし、美味しいから」
私と炭治郎君は、色んな事を話した。最近パン屋が忙しい事、兄妹の事、冨岡先生によく追いかけ回される事…。話を聞けば聞くほど炭治郎君の性格や人柄を知れた。炭治郎君の話に耳を傾けていると、急に炭治郎君が喋らなくなった。私は食べる事をやめて目の前の炭治郎君に目をやった。すると、炭治郎君は私の事をジッと見つめていて、その顔はどこか悲しげだった。お互い何も喋らないまま、時間が流れていく。その雰囲気に耐えれなくなった私が口を開こうとする前に炭治郎君が先に声を発した。
「先輩って、好きな人とかいるんですか」
その声は先ほどの明るい声とは違い、落ち着いていてどこか緊張さもあった。
「いないよ」
私も出来るだけ落ち着いてそう返すと、「そうですか、よかった」と少し安心したように炭治郎君は私から目を逸らした。
すこし場の空気が緩む。何故そんなことを聞いてきたのだろう、とか嘘でもいるよと答えた方が良かったのか、などという考えが頭の中をグルグルと支配する中、いきなり炭治郎君の手が私の手に優しく触れた。びっくりして少し肩を揺らすと炭治郎君は面白そうにクスクスと笑う。
「はは、先輩の手小さいですね」
「そ、そうかな…?」
「はい、爪も小さいし指も細い」
「…っ……」
炭治郎君は自分の発言を確かめるように私の指や爪を優しくなぞる。擽ったくて手を机の下に引っ込めようとするも、炭治郎君に手首を掴まれれてしまった。
「逃げないで先輩。俺に触られるの嫌ですか?」
「い、嫌じゃない…けど…でもっ」
恋人同士でもないのに可笑しいよ、そう言いかけた時炭治郎君の指がつー…と私の手首から手の甲にかけてゆっくりと、焦らすように滑っていく。ドキン、ドキンと鼓動が速くなるのが自分でもわかる。顔に熱が集まるのを感じながら私は炭治郎君を避けるように下を向いた。すると、指を撫でていた炭治郎君の手がそっと私の顔に伸びてきて、垂れている髪を避けながら私の頬に触れる。その手は大きくて暖かくて、私の手よりもゴツゴツしていた。その手は頬から顎へと下がっていきクイッと上を向かされた。炭治郎君は薄く微笑みながら私を見つめて小さく呟いた。
「…可愛いですね、先輩」
心臓がきゅぅと締まる。ずっと陽にあたっていたからなのか、それとも恥ずかしさからなのか、何方か分からないが取り敢えず凄く体が熱かった。赤い瞳に捕らえられ逸らせないでいるとゆっくり炭治郎君の顔が近づいてくるのがわかった。私は慌てて炭治郎君を止める。
「ちょ、待って待って…!なに、するの」
「何って…キスですけど…?」
「なっ、駄目だよ。付き合ってない、のに…」
「じゃあ、俺と付き合ってくれますか」
炭治郎君は私を捕らえたままそう言った。喉が、酷く乾く。何か喋らないといけないのに喉奥に痞えて言葉が出てこない。
すぅ、と炭治郎君の瞳が細められまた顔が近づいた。顔を逸らしたくても炭治郎君の手がそれを許さない。じりじりと距離を詰められて私はやっと思いで声を出した。
「か、揶揄わないでよ…」
「揶揄ってなんかないです」
私の言葉は直ぐに返され、また炭治郎君の顔が近づく。炭治郎君の吐息が私の唇に触れ、覚悟した時キーンコーンと昼休み終了のチャイムが講習室に響き渡った。炭治郎君はその音に体を止めて、ため息を吐きながら私から離れる。
「残念。時間切れですね。もう少しだったのに…。」
炭治郎君は自分のお弁当を素早く片付けると固まっている私の手の甲に軽くキスをして教室を出ていった。
出て行く際、振り返り私にいった言葉が忘れられない。
「俺本気なんで。返事考えといてくださいね、〇〇先輩」
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桜餅
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【kmt】後輩炭治郎に迫られる話
初公開日: 2020年05月28日
最終更新日: 2020年06月04日
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キメツ学園軸の年下炭治郎に迫られる夢小説です。
理解のある方ののみ閲覧下さい。
テレビや動画を見ながら、聴きながらゆっくり見ていただけると嬉しいです。