初めて使うんでどんなもんかも含めてやっています。
ボクとプロデューサー「いつか同じで周回軌道上で会いましょう」
 プロデューサーが行方不明になり、事務所からいなくなった。みんなして冷静でいられずに慌てはじめる。緊急的な担当の変更なども検討された頃にちょうど帰ってきた。いなくなった間どこへ行っていたのかと聞くと時間旅行をしてきたと言い出した。志希に変な薬でも飲まされたのかと問い詰めたが彼は首を横に振る。それからもプロデューサーは突発的にいなくなる。いなくなるとどこか胸に穴が開いた日を過ごさなくてはならない。不在が一番場所を取るという事をボクは学んだ。
 消えることにも慣れてきた時にプロデューサーはお土産として、ボクに指輪を渡してきた。なんでもオフの日にいなくなってしまった時の埋め合わせらしい。惑星のデザインがあしらわれたボク好みの指輪だったので嬉しかった。ただ難点なのが指輪のサイズがやや大きいという事だ。
 それから先も彼は度々消えていくが、時間の経過とともに頻度は落ち着いていく。地に足をぴったりとつけて生活を送りだした頃、別の時間帯のプロデューサーがボクの前に現れた。なんでもボクとのオフの日をすっぽかしてしまって困っているらしい。ボクは全てを理解し、困り果てた彼に指輪の購入を提案する。要領を得ない顔をしている彼の手を引いて街へ踏み出す。今ではピッタリとはまるようになった、彼も持つようになる同じ指輪を探しにいくために。
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原稿と調べもの
初公開日: 2020年05月10日
最終更新日: 2020年05月10日
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400字小説の原稿